このクソ暑い夏にこそ最適な作業
「タンクの錆取り」です。
何故か?
錆取り剤は温度が高い方が効果を発揮します。
冬場の作業はいかに液温を下げないようにするかが
仕上がりに反映します。
今日も
「錆取り依頼」でタンクを持ち込んできたお客様が居ました。
(タイムリーですね~)
見た目はきれいそうなタンクでも
中を覗くと.......
うわっ!内部は真っ赤っか!さらに独特の異臭を放っています。
こんなタンクでも穴さえ開いていなければ、また処理中に穴が開かなければ使えるようになります。
問題は下処理で錆をあらかた除去したときに鉄板の厚さがどれくらい残っているかです。
見回してみると
底は大丈夫そう
しかし、シートと接する部分ににきびがたくさん、むむむ....
実は内部からの錆で塗装が浮いています
潰すと液体が出てきます=穴が開いている!=合掌
コーティングという方法も有りますが
これも完全に錆を除去しないと意味がなく
錆が残っているとそこから浮いてしまったりします。
当店ではほとんどコーティング作業は行いません
リプロのタンクという選択肢があるのですから
そちらのほうをお勧めしています。
夏は暖房器具を使わなくても液温を高く維持できますから
錆取りが必要なタンクは夏の暑い時期に一気に処置します。
お店によって使うケミカルはさまざまですが
当店では昔から使ってることもあり
もっぱら「花咲かG タンククリーナー」¥5250
これ1本で3個くらいは可能です。
ただし徐々に能力は落ちるのでコンディションが悪いものから処置すると良いでしょう
また、時間を置かずに次々と行うこと、長期保管は液が劣化します。
意外と失敗するのが
事前の「完全脱脂」がおろそかだったりすると
液がはじかれて浸透せず錆が落ちなかったりします。
ガソリン=油ですから、台所の中性洗剤でちゃちゃっと洗っても落ちるものではないですね
ホームセンターで床洗浄用とかの強アルカリ洗剤などを購入してきてきっちり油分を落とします。
錆が酷いものは事前に酸洗いをして錆を浮かせたりしますが
これは「危険物」なのでここでは省略させていただきます。
実際、錆取りケミカルを使用する前の下ごしらえも結構大変なもの
手間を掛ける分、結果に現れるわけです。
いざ、錆取りケミカルを注入しますが
コックの穴とキャップの穴を塞ぐものを用意します。
(そのまま付いてるキャップとコックを使えばって........
はははh...どうなっても知りませんよ!コックなんかの亜鉛ダイキャストはしっかりと侵されます。余計な浪費につながります。)
まずはコックの穴
ゴムやシリコンの栓で塞ぎます。穴より少し大きなモノを入れ、
その上からストレーナーを外したコックを軽く締めて栓が抜けないようにします。
タンクキャップ部もゴム栓をします。
何故か?タンクを満遍なく転がせるようにですよ!
指で指してるあたりやタンクキャップの前方は空気が溜まりやすいので
錆が落ちず残る可能性が有ります。
これもビギナーがよくやる失敗です。
このように栓をすれば逆さにしておくことも可能です。
※ただし定期的に外して中のエア抜きをしてください
温度が高いと結構ガスが発生します。
定期的に裏表と向きを替えて全部が液に浸るようにします。
しっかりと時間を掛けて処置しましょう
最後にキレイに錆が落ちたか確認します。
タンクの背中は指で触って確認します。
充分に落ちたら、洗浄して乾燥させます。
これも夏のほうが断然早いですね
底の縁の部分に溜まりがちですから逆さにして
時折振って溜まった水を排出します。
面倒くさいからと中途半端で即ガソリンを入れて水抜き剤入れて終わりなんて横着は絶対に無しですよ!
また、錆取りは万能ではなく、管理が悪ければまた錆は発生します。
少しの錆なら処置せずにストレーナーでお茶を濁すのもひとつの方法ですね。
一人で複数無い場合は仲間うちで使いまわすのも良いでしょう
「タンクの錆取り」です。
何故か?
錆取り剤は温度が高い方が効果を発揮します。
冬場の作業はいかに液温を下げないようにするかが
仕上がりに反映します。
今日も
「錆取り依頼」でタンクを持ち込んできたお客様が居ました。
(タイムリーですね~)
見た目はきれいそうなタンクでも
中を覗くと.......
うわっ!内部は真っ赤っか!さらに独特の異臭を放っています。
こんなタンクでも穴さえ開いていなければ、また処理中に穴が開かなければ使えるようになります。
問題は下処理で錆をあらかた除去したときに鉄板の厚さがどれくらい残っているかです。
見回してみると
底は大丈夫そう
しかし、シートと接する部分ににきびがたくさん、むむむ....
実は内部からの錆で塗装が浮いています
潰すと液体が出てきます=穴が開いている!=合掌
コーティングという方法も有りますが
これも完全に錆を除去しないと意味がなく
錆が残っているとそこから浮いてしまったりします。
当店ではほとんどコーティング作業は行いません
リプロのタンクという選択肢があるのですから
そちらのほうをお勧めしています。
夏は暖房器具を使わなくても液温を高く維持できますから
錆取りが必要なタンクは夏の暑い時期に一気に処置します。
お店によって使うケミカルはさまざまですが
当店では昔から使ってることもあり
もっぱら「花咲かG タンククリーナー」¥5250
これ1本で3個くらいは可能です。
ただし徐々に能力は落ちるのでコンディションが悪いものから処置すると良いでしょう
また、時間を置かずに次々と行うこと、長期保管は液が劣化します。
意外と失敗するのが
事前の「完全脱脂」がおろそかだったりすると
液がはじかれて浸透せず錆が落ちなかったりします。
ガソリン=油ですから、台所の中性洗剤でちゃちゃっと洗っても落ちるものではないですね
ホームセンターで床洗浄用とかの強アルカリ洗剤などを購入してきてきっちり油分を落とします。
錆が酷いものは事前に酸洗いをして錆を浮かせたりしますが
これは「危険物」なのでここでは省略させていただきます。
実際、錆取りケミカルを使用する前の下ごしらえも結構大変なもの
手間を掛ける分、結果に現れるわけです。
いざ、錆取りケミカルを注入しますが
コックの穴とキャップの穴を塞ぐものを用意します。
(そのまま付いてるキャップとコックを使えばって........
はははh...どうなっても知りませんよ!コックなんかの亜鉛ダイキャストはしっかりと侵されます。余計な浪費につながります。)
まずはコックの穴
ゴムやシリコンの栓で塞ぎます。穴より少し大きなモノを入れ、
その上からストレーナーを外したコックを軽く締めて栓が抜けないようにします。
タンクキャップ部もゴム栓をします。
何故か?タンクを満遍なく転がせるようにですよ!
指で指してるあたりやタンクキャップの前方は空気が溜まりやすいので
錆が落ちず残る可能性が有ります。
これもビギナーがよくやる失敗です。
このように栓をすれば逆さにしておくことも可能です。
※ただし定期的に外して中のエア抜きをしてください
温度が高いと結構ガスが発生します。
定期的に裏表と向きを替えて全部が液に浸るようにします。
しっかりと時間を掛けて処置しましょう
最後にキレイに錆が落ちたか確認します。
タンクの背中は指で触って確認します。
充分に落ちたら、洗浄して乾燥させます。
これも夏のほうが断然早いですね
底の縁の部分に溜まりがちですから逆さにして
時折振って溜まった水を排出します。
面倒くさいからと中途半端で即ガソリンを入れて水抜き剤入れて終わりなんて横着は絶対に無しですよ!
また、錆取りは万能ではなく、管理が悪ければまた錆は発生します。
少しの錆なら処置せずにストレーナーでお茶を濁すのもひとつの方法ですね。
一人で複数無い場合は仲間うちで使いまわすのも良いでしょう