Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

オーバーフローが止まらない!?

2019-01-29 21:16:00 | ノンジャンル
朝、風が強かった日曜日
店に来たらばオーバーフローが始まった。
なにかというと店主の鼻水
店主は現代っ子なので花粉症持ち
午前中に通常ティッシュを1箱使い切り
鼻の下がピリピリ
急遽隣でやわらかティッシュを購入&鼻炎薬を摂取


午後からお客様がパラパラお越しになった。
店主はティッシュ箱抱えて対応
とても写真撮ってる余裕ありませんでした。
来ていたお客様が言うには
夏が猛暑だと花粉の発生がやたら倍増するとのこと
「勘弁して~~~」
閉店頃にやっと落ち着いた
例年はもっと遅くに来るのだが今年は異例の速さ
憂鬱だなぁ


夜になり今度は嫁に異変
お腹が痛くなり、気持ちが悪いという
外食したが何か盛られたか!?
翌朝になっても変わらず
病院へ行くように勧めて
とりあえず、仕事は休みにさせた。
(絶対に行かないんですよね~)
なにしろ病院嫌いだからよっぽどじゃないと行かない
自治体の健康診断も無料だから行けば良いのにもう何年も行っていない
挙句、店主がメタボ判定されるのを嫌ってなんとか体重落としてから行こうと有効期限の1月末の直前まで粘っていたが、無理だったのでぼちぼち行こうと思ったら受診票を捨てられていた。
仕方ない、有償だが後で血液検査だけでも行ってくるか
血糖値や尿酸値がどうなっているか心配でしょうがない

そんなわけで月曜日は嫁がおらず自分だけ
普段は午前中で自分のやる分は終わる通販業務が慣れない発送業務をやらないといけないので閉店時間まで掛かってしまった。
嫁に入院でもされたらと思うとシャレにならない





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1/26土曜日

2019-01-27 12:13:00 | ノンジャンル
1/27土曜日、予約修理も無く友人と鯨食堂へ
むむむっ!新商品の「焼きベーコン定食」なるものが増えている

それこそバスで行っておかずだけ複数注文して並びの酒屋でビール買ってきて呑みたい気分だ
しかし、土曜日の午後お客様が来て店主が酩酊状態じゃシャレになりませんから却下ですな。

定番の寿司とカキフライ定食

前回のカキフライはパン粉を切らしていたのかフリッター状態だったが今回はフライ状態で大きい!!
美味い!美味すぎる!!
カキフライだけでも平日に食べに来よう♪




午後からは
マニアなアメリカ人のKさんが
先日、当店で部品組みしたフロント周りを組みつけたのでチェックして欲しいと来店

懸念していたフォークスパンも問題無く、キャリパーはほぼセンターに居た

試乗して欲しいと懇願されてひとっ走り
パワーフィルター付きだが完璧にセッティングが出ていて気持ちが良い
ただ、フロントのイニシャルが固すぎのガチガチ感があるのと
(組む時にスプリングがあれだけ固かったので当たり前か)
反してリア周りのぐにゃぐにゃ感
帰って来てホイールを持って左右に動かすとスイングアームがガタガタ
診るとピボットナットが緩んでいる

締め忘れっすねぇ~
トルクレンチを用意して締めてばっちぐー
よりシャープな走りになったのではないでしょうか

その後は部品購入者が数名来ただけ

当店の場合は事務所の移転に伴い
(建物の表から裏側に移動)
これまでのショップ形態はやめて
完全に整備工場と割り切っていますので
店内にショールームみたいなものはありません、
商品は並んでいませんし、
椅子テーブルも無く、くつろげるスペースも無い、
お客様同士で井戸端会議も屋外でとなります。
おのずと暑い夏や寒い冬は来訪者が少なくなります。




思い込みの恐怖

2019-01-25 14:01:00 | ノンジャンル
先日、長い時間を掛けて独力でエンジンのO/Hを行い完成したお客様がお越しになった。
部品は当店のNetShopを利用して遠方ではあるが必ず店頭引き渡しにして都度疑問点などを聞いていっていた。
もちろんそれなりの物量を購入いただいているので見合ったアドバイスを提供
「部品は他所で買うのでアドバイスだけ」となると口も重くなりますね

完成し、車検を取得して年末にお披露目に来たが
ウインカーが脱落寸前、ステップは締まってなく
いたるところ緩みがありわかる範囲で指摘

最近は車検場でも検査官が点検ハンマーで叩くことが少なくなった(ほぼ無い?)
叩いて音の違いで緩みを発見するわけだがクレームつける受検者が増えたのだろう
見ただけでわかるはずもなくこんなことになるわけだ
点検ハンマーとはこんなもの

使い方は締め方向にコンコン叩く
緩んでいれば鈍い音になる、酷ければ回ってしまう

むろん当店でも使用することがある訳なので
叩かれたくなければ当店での車検、点検整備は遠慮された方が良いだろう

話がそれたが
今回、来たのはヘッドのキャップナットの購入
どうしたのか聞いたら350km走っただけでヘッドガスケット面からオイルを噴いたという
事前に組みつけ時のトルクチェックの重要性は話していたのできちっとしていたらしいが
漏れてヘッドカバーを開けたらナットが緩んでいた、締めたらスタッドボルトがキャップ部分を突き破ったと
仲間からは
「1万円近くも出して純正ガスケットを買って漏れてはダメじゃん!」ぐらい言われ
今回はアゲインさんのメタルガスケットにしたという
話を聞いていて
スタッドボルトが伸びることは無いので
ちゃんと締めたのか聞くと
「止まったところでストップした」そうな
ん!?
締めて無い?
どうやら本人的には
スタッドボルトは底に当たるまで入って、そこで止めればOKという解釈だったようだ
これでは緩んでくるのは当たり前

その後、スタッドを全部締めて200km以上走行しても漏れなかったと報告に来た。



サービスマニュアルにも書いてはありませんから
各々が独自の解釈になってしまうのでしょうね

スタッドボルト各種

左からシリンダースタッド、ボトムケース下のスタッド、ヘッドのスタッド

注目して欲しいのはネジの上側が太くなっていること


何故か?

①母材のネジが切れている手前で太くなった部分が当たり止まる、そこから規定トルクで締めるもの
決して奥までは入りません
また両側同寸法でネジが切られているものには向きもあり
②頭が丸いほうが外に出る

反対側は平らか凹んでいる

ヘッドに付くエキゾースト用スタッドの純正品は中と外で公差を変えてあり
ヘッド側が若干きつい設定



例えばこんな資料があります。

HONDAサービスマニュアル共通編




様々な作業の基本的なことが書かれています。
’90年代以降の車種ごとのサービスマニュアルと併用して使います。
それ以前の車両でも共通する部分はあります。

吉村誠也氏著 TZ250メカニックスサービスマニュアル



なんと手書き、YAMAHA TZ250用のマニュアルです

ともにボルト類などの基本的なことが出ています
使えそうな部分をコピーしてクリアーファイルに入れて店頭に置いておきます
見たい方はお声掛けください
というか
「来た人は全員目を通せ!」って感じですね。

1/20日曜日のシオハウス

2019-01-23 01:58:00 | ノンジャンル
日曜日の予約修理はCB350F
新規の預かっての点検整備がすぐには無理なため
去年から小出しで作業を続けている
今回はスイングアームとリアブレーキ周りのメンテナンス

初めて試乗をした際にスイングアームのガタからリア周りがぐにゃぐにゃして気持ちが悪かった
いの一番に作業を行いたかったがスイングアームセンターカラーが間に合わず先延ばしにしていた。
年末に入荷して満を持して今回作業

さて作業、まずリアホイールを外すがCB350Fでノーマルマフラー車の場合はマフラーが邪魔でアクスルシャフトが抜けない
このようにノンシールチェーンならクリップを外して、チェーンを外せばホイールはアクスルごと外れる

ところがこの車両はチェーンも動きが渋くなっていてジョイント部が外れない
カシメチェーンと同じ要領で分解します。
最初にドライブスプロケットを外し


ブレーキパネルからトルクロッド、ブレーキロッドを外して
リアアクスルナットを緩めてホイールを外す。

チェーンケースの後端が垂れていて邪魔なので外してしまう
伸びたチェーンならこの時点で横方向にずらしてホイールを外すが
チェーンがスプロケに掛ったままでここまで引けるのでシャフトはすんなり抜ける

組み付けは逆の要領で行えばOK

今回はドライブチェーンとスプロケの交換も依頼されているのでドリブンスプロケットを外す。
ははは、グリスっ気無し

ベアリングの確認

ゴロゴロしています。要交換

外したベアリングとディスタンスカラー

純正ベアリングは片面シールなので中がグリスまみれは日常茶飯事
両面シールのベアリングに交換します。
ディスタンスカラーの内部の錆もワイヤーブラシで可能な限り除去

ブレーキカムもカラカラ


ブレーキシューはバリバリアスベストの当時モノ
ドラム内部はエアブローするわけにはいきませんからパーツクリーナーで洗浄します。


次にブレーキペダルシャフトを外す

ここもグリスっ気が無い

次はスイングアーム
ナットを外して、レンチを掛けたシャフト側が動きが渋く嫌な予感
プラハンで横から叩くも動かない
仕方ない銅ハンマーでネジ山を痛め無いように叩くと少しずつ動き始めた

何とか外して、カラーを抜く

これは酷い真っ赤っか
かなり長いことグリスニップルからのグリス注入はおろかばらしてのメンテナンスもしていないのでしょう
スイングアーム側の洗浄

普段は錆とグリスが混ざった茶色い汁が出て来るが
グリスっ気が無いということ

CB350FとCB400Fでは構成部品が変わる

CB350F

⑨ブッシュは金属製、⑭シールはフェルトリング

CB400F(CB350Fの晩年はこちらのタイプ)

⑦ブッシュはベークライト製、⑩サイドキャップにゴムのリップがありシール性が向上

グリスニップルからのグリスの供給方法も全く違う

CB400Fはスイングアームのピボットパイプにグリスニップルがあり
グリス注入するとパイプとカラーの隙間にグリスが入り、充填されるとブッシュとカラーの隙間に入り込む

CB350Fはピボットシャフトにグリスニップルがあり
グリスは中心の穴を通り、シャフト中間の穴からシャフト~カラー間の隙間に
両端まで達するとカラーの溝部分の穴からブッシュとカラーの隙間に供給

ところがあくまでも理論上の話で実際に全面にいきわたるかは難しいところ
定期的に分解してグリスUPした方が確実だと思います。

CB350Fの場合ブッシュを決まった量奥に入れなくてはいけない
これまではノギスで測りながらプレスで挿入していた。
今後350も増えそうなので規定量圧入できる治具を作成した


完成して店主が試乗後、お客様にも乗っていただいた

最初から比べるとかなり良くなりました。

この日の来訪車





先週末のシオハウス

2019-01-21 13:42:00 | ノンジャンル
毎日UPすることが難しくなり数日おきになってしまったが
それでも閲覧数が1000を超えているのにはただただ頭が下がる思い


1/19土曜日
予約修理はオイル交換&オイルパン清掃依頼のCB400F
毎回オイル交換で金属粉が出続けている車両
まずオイルを抜いて

抜いたオイルの確認
ん、出てはいるが前回より少なくなったかな?


オイルフィルターを外す

ゴムパッキンがべろべろ!どうした?
マフラーを外して
オイルパンを外す


オイルパン内部に黒いスラッジは堆積していたが金属粉は少なく一安心

ただ、根本どこから出続けていたのかが判明しないのが気持ち悪いところ

オイルスクリーンには繊維が付着

これはエンジンパーツ洗浄後にパーツを軍手で触ったりウエス、ティッシュで拭いてそのまま組んだり
エンジンを組む際に軍手をして組んでたり
そんなんで残った繊維がオイルに混ざりここに溜まります。
あまりに多いとスクリーンが目詰まりして焼き付きの原因になります。

以前、組んでる途中で作業中断したのだろうゴミが入らぬようにペーパーウエスで塞ぎ
知らぬ間に内部に落ちて(入れてあるのを忘れて)組み立てて焼き付いたエンジンを2基ほど診ています。
ティッシュ1枚でも大変なことになりますのでご注意ください。

お客様も内部の状況が目視できて満足されていました。


この日も陽気が良く店は大賑わい

彼はお約束で来てから夕方までひたすら磨いていました。

「エンジンに穴開んちゃう」と他の客様から突っ込まれていました(笑)



鯨食堂の帰りか神戸号

マフラーを交換してお披露目
スーパートラップですね

続く