Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

またしても大雪!!

2012-02-29 13:41:00 | 四季便り、ご当地便り
今年はなんて雪が多いんでしょう
先日は夜だったのでわんこ達と遊びには行かなかったのですが
今回は朝起きたら一面銀世界
これは行くしかないでしょう!
舎人公園のドックランへGO!
考えることは皆同じ、常連さんのサルーキが来ていました。

ウッドチップがひいてあるためでしょうか?他のアスファルト路面より積雪が多いのです。
わんこ達は大喜び!!!

店主もドックランに来るのは久々
雪球を放り投げて遊ぶのですが
さすがわんこもテンション上がりっぱなし
無限の体力でこちらがヘトヘトです。


「おい!いいから早く投げろよ!」(こはる)


「投げてもらうのはいいけど着地すると解らなくなるっす!ハァハァ…」(こなつ)


本来ならパウダースノーの大平原で遊ばせたいですね~


常連さんよりニュース速報

2012-02-27 22:50:00 | マニア向け
常連さんからこんなメールが.......

「お台場で愛車がモデルさんの撮影会に参戦しました…」

むむむ...何事か?????

送られてきた画像は....

モデルさんは「もみ(京乃ともみ)」嬢

「Oh my got!!!」(羨)

車輌オーナーは他のお客様と話がしたくて、ちょこちょこお越しになるお客様
「あぁ、あの彼か!」と白いシートで思い出す方も多いでしょう。

たまたま出くわして、車輌協力だったのか
詳細は今度来た時に根掘り葉掘り事情聴取です!(笑)

そういえば
3年ちょっと前、大阪の忘年会に参加した後に
アゲイン社長出演のTVロケ見学させていただいて
夏目ナナ嬢ご紹介いただいて、鼻の下伸ばしていたのを思い出しました。
http://wind.ap.teacup.com/hondainlinefour/584.html
「おねいちゃん、いいですね~」(嫁には内緒!)



ワンオフ加工製作品

2012-02-27 10:36:00 | CB400F/350F
店主本来、カスタム物、ワンオフ製作物が大好物なこともあって
これまでカスタム車輌もたくさん作ってきましたが
(以前、ホンダシングルも取り扱っていた頃はスーパーバイカーズ(現ターミネーター)カスタムはお得意で数多く製作しました。)
ただ、カスタム物全般に言えることですが
思案する時間が長いこと、都度外注製作(作業)が入り膨大な時間が掛かることから
現在は車輌でのカスタムはお受けしていません。
パーツ単位でもなるべくお受けしないようにしているのですが
ついつい
変な依頼が来ると「職人魂」に火が点いて受けてしまい
膨大な時間が掛かって叱られるのもしばしば......

今回紹介するのもそんな一品

半年以上掛ってやっと出来たものは.....
ダブルディスク用フェンダーブレース(純正フェンダー用改)



「なんや、ただカットしてU字をくっつければいいんやないんかい?」
いえいえ、
フラットな部分にRをつけたり、それよりも適当にこさえればフェンダーが曲がってしまいますから
治具の製作から始めますので超大変なんです。
でまた、こんなときに限ってメッキ屋も混んでいてやたら時間かかってしまい
お客様はシビレを切らしているというか
呆れているに違いない
埼玉県I様本当に長らくお待たせして申し訳ありませんでした。

ということで、2つ目はありません
(製作依頼はお受けいたしません
よっぽど仕事が暇になったら考えます。(笑))



質問の返答

2012-02-26 17:18:00 | CB400F/350F
このような質問を戴きました。
良くありがちな話なのでこちらにUPいたします。

「ヘッドからオイルが漏れていたので、近くのバイク屋で修理しましたが15キロほど走ったらまた漏れてきました。修理の時に特別なポイントがあるのでしょうか?」

まず、可能性としては
○シーリングワッシャーは新しいものを使ったのか?

○組み立て中、組み立て後に何度
締め付けトルクの確認、または増し締めを行っているか?

前者、シーリングワッシャーは名前の通り「シール」する為のもの
古いものを使いまわすとスタッドボルトを伝ってオイルが漏れる場合があります
また、ヘッド側座面の荒れが酷い場合も同様です。

後者、キャップナットの緩み
ヘッドガスケット、シリンダーガスケットこの2点は
純正品であればさほど変動は無いのですが
社外品の場合モノによっては熱が掛かるとガスケットが沈み、ヘッドを固定しているキャップナットにトルクが掛からなくなり緩んでしまう場合があります。
するとスタッドを伝って、またはヘッドガスケットが浮いてガスケット面から漏れ始めます。

たとえば当店の場合も
精度を高める為にコストは倍以上掛かりますが
純正ガスケットのみに切り替えました。
それでも、O/Hの際には
ヘッドを組んで、一晩置いて締め付けトルク確認
30kmほど走って再度締め付けトルク確認
純正ガスケットではほぼ変動はありませんが
以前社外品を使っていたときはその都度グイグイ締まります。

たとえばヨシムラ製ボアアップキットのガスケットも同様
説明書にもしつこいほど「締め付けトルクの確認、増し締め」と書かれています。
怠るとあっという間にオイルが漏れ始めます。


また、面倒くさいから過大トルクで締めれば良いというわけでもありません
必ず、毎回規定トルクで締めること
横着は別なトラブルの原因になりますね

質問戴いたAさん
ショップさんに聞いてみてください
「ところでヘッドの増し締めってしましたか?どのタイミングで何回やりましたか?」
って

本日も陽気が若干ではありますが良くなった為
大行列

お客様同士で井戸端会議をしていてもらえるので
ある意味助かる部分も....
しかしながら

お願いです。
地域住民を敵に回すとここで仕事できなくなりますから。

「車輌はなるべく道路の端に寄せる」
(豪快に白線寄りに停める方がいますが、自転車で通過する人たちの迷惑そうな視線が痛いです。)

「歩道を塞がない、歩道からの出口を塞がない」
(隣のディスカウントショップさんが地域住民の為に設置してくれた歩道、人が通れるようにしてくださいね、また当店側の歩道から道路へ出る部分塞がないでくださいね)

「人のバイクを見学する際に白線からはみ出さない」
(路線バスも通ります。すれ違えないくらい狭い道路です
交通の邪魔にならないようにしてください
はねられて痛い思いしてもつまらないですよ~)

「不用意に空ぶかしはしない」
(これは何も云わなくても......)

さて、例のレッカーで運ばれてきた車輌
引き取りにみえました。

不具合箇所は山盛りでお見積もりも大変なことになってしまいましたが
ディスカッションの末
緊急に必要な箇所を中心に作業して
「なるべく早く処置することを推奨」箇所は余裕が出来次第ということで
作業完了
オイル漏れが酷いのですが
「常にオイル量をチェックすること」
と厳重警告
それでも、試乗してもらうと
「良くなりました」と大喜び
っていうか
本来の状態に近づいただけですよ~
ただ、気がかりなのはこの状態で
「シオハウスでやってもらった」と云われちゃうと
Tさま、アフターフォローよろしくです。


事情を知らない人が見れば
「なんだ、オイル漏れは酷いし、たいそうなこと言ってる割にはこんな仕事かい」
なんて云われそうですね。

コメント (4)

メールでの問い合わせ

2012-02-25 02:37:00 | CBR400F
メールにてこのような質問を戴きました。

「お名前 XX XXXX (XXX XXXX)
メールアドレス:  XXXXXXXXXXXXXXXX
車種: CBR400F
内容:先日は お返事ありがとうございました。
先程 会員になり カウンターオイルシール頼みました。
Shio様に 教えて頂きたいのですが 突然すいません
オイルシールは、エンジン割らずにつけられますでしょうか?
宜しくお願い致します。」


これは、エンジン降ろさずに作業は可能なのですが
CBX400FにしてもCBR400Fにしてもサービスマニュアルにはエンジンを分解せずにカウンターシャフトのオイルシールを交換する方法は特に書かれていないのですね
サービスマニュアルも無しにエンジン、重要保安箇所の分解作業するのは考えられませんから。
ブログ冒頭にも書いていますが
ここではマニュアルの補足として書かせていただきます。


マニュアル、パーツリストをもっていない方の為に
すべての作業を書くというのは膨大な時間が掛かる為に当店では行っておりません。メーカーのお客様相談室と違い個人商店のため提供できるサービスには制限があります。ご了承ください。)


まず
CBR400Fマニュアルの
11-5 下段の画像&説明からです。
(CBXでは11-4 下段からですね)
スプロケット、ケースプロテクターはすでに外してありますね
ロックピンを抜いたら
次ページ11-6 上段画像のように中からは押し出せませんから
外からベアリングホルダーを引き抜きます。

この際に無理して傷だらけにしないように注意して作業してください
特にカウンターシャフトのオイルシールのリップの当たり面に絶対に傷を入れてはいけません
また、オイル漏れで交換作業をする場合が多いと思われますが
すでに傷が入っている場合
軽いものならば修正
深いものならばエンジン分解してカウンターシャフトの交換が必要になります。

(当ブログのバックナンバーにも有りますから参考にしてください
http://wind.ap.teacup.com/hondainlinefour/130.html

オイルシールを交換して逆の手順で組み立てます。
(オイルシールには裏表あるので良く見て組むこと)

11-15 上段の画像と説明を見ながら
組み立てます。
ロックピンが入る位置をきちんとあわせて挿入します。
(CBXの場合は11-13)

サービスマニュアルの画像も判りづらい部分もありますから
必ずデジカメなどでバックアップを取りながら作業しましょう