都内の新規感染者が3000突破どころかもうすぐ4000人
さらに増えていくのではないだろうか
ワクチンを打っても重症化しないだけで感染はする(キャリア)
防衛するには動かない、人と接触しないのが一番
当店でも店頭営業を控えて、お越しいただけるのは
〇車検のお預け/引き取り
〇当店でオイル交換リピーターのお客様のオイル交換
〇店主が緊急性があると判断したお待ちいただいての修理
のみとさせていただき
店頭での部品販売も当面見合わせる
ご不便をお掛けしますがよろしくお願いいたします。
コロナ禍のなか、自分でメンテナンスをしているお客様も増えている
当店で部品購入していざ作業でつまづいて助け舟を求める問い合わせも少なくない
こちらも忙しいためタイムリーな返答は出来なく数日かかる場合がある
当店利用者で、車種はCB400F/350F
自分である程度やってみてお手上げな場合に対応している。
例えば匿名の問い合わせ、パーツリスト/サービスマニュアルを見れば分かることには返答はしていない
CBX/CBRの場合は取り扱いを外して何年も経つため忘れてしまっていることが多く、部品に対しての問い合わせ以外はご遠慮させていただいている
「いつもお世話になっております!
今回ガスケット類を頼みましたXXと申します。
CB350fourプラグホール破損にてヘリサートをやる予定です。
一つ疑問がありましたのでお時間ある時に教えて頂きたいです。
シオハウスさんで、ウオタニ購入後、焼けすぎにてアドバイス通り少しずつ根気よくキャブ調整して今は非常に良くなりました!
が、焼け色確認等やり過ぎかプラグホール破損してしまいました。
部品が届き次第エンジン開ける予定なのですが、
マニュアルにカムスプロケットの合わせラインのポイント1.4Tマークが基準になっていますが、
ウオタニにすると無くなるのですがどうするのでしょうか?
詳しく教えて頂きたくご連絡しました。
何卒宜しくお願い致します。
近所にも信頼できるシオハウスさんのようなショップ等なく残念なんです。」
まずウオタニSPⅡフルパワーキットのタイミングローターを見ると
しっかりと「T」の刻印があります。
(「10」はFマーク(点火時期/10度)
または付いてたスパークアドバンサーと比較して
裏側ピンの位置を合わせて
ひっくり返せば
「ほらTマーク」
たしかに説明書には点火時期の合わせ方しか書かれていないが
普通にタイミングローターにTとあればTマーク(上死点)と思うだろうから、説明は割愛されていると思われる。
もう一つ気になったのがプラグホールを痛めたということ
プラグホールがダメになるということは
斜めにねじ込んでしまう場合が多い
または手に入れたときにはダメージを受けていて
数山でもっていたものが過剰トルクなどでとどめを刺してしまう場合
プラグを半分ほどねじ込み先端を指で横方向に振ってみてガタが大きい場合はダメージがある可能性がある
そもそもプラグを斜めに入れてしまうなんていうのは
横着してタンクを外さずにプラグ交換をするときにやってしまいがち
外すときは問題ないが、装着時にやってしまう
手回しでガスケットが当たるまでねじ込んで
最後にハンドル付けて締める
プラグ、ヘッドと双方にねじ山に問題が無ければすんなりガスケットが当たるまでねじ込める、妙に重い、固い場合はねじ山のごみ噛みまたは斜めに入っているのではと考えたい
ダメなのは先端のネジがちょっと嚙んだところからハンドルでぐいぐい締めこむ
固かろうがお構いなしで締めこんでガスケットが当たらないうちに動かなくなる
斜めに入ってそれ以上進まなくなる
ご注意いただきたい
出来ることなら面倒でも都度タンクを外して作業したい
手回しでガスケットが当たるまでねじ込んで
ハンドルを付けて締める、またはトルクレンチを使う
NGKでの指定トルク値は12mmプラグで
15~20N・m(1.5~2.0kgf・m)
トルクレンチを用意できない場合は、手回しでプラグをねじ込み、ガスケットが取り付け座にあたってから以下の締付回転角(上記標準締付トルク内に相当)で締め付けてください。新品ガスケットの場合:約1/2回転(180度)
再使用ガスケットの場合:約1/12回転(30度)
また、ねじ山には潤滑剤は塗らないこと
「前略
さて、本題ですが友人のCB400F(398)の清掃を頼まれ少しづつ奇麗にしているのですが、Fブレーキでつまずき苦労しています。
1.キャリパー内が固着していてパッドAが外れない。
2.マスターシリンダーのタンク内に穴が2つ?ありますが、
レバー側の穴は貫通してなくてよいのでしょうか?両方貫通してるのが正解なのでしょうか?
車両は10年以上、倉庫で寝ていたとの事、電装関係は一通り回路チェックを行い、先日エンジン始動までこぎつけたのですが、Fブレーキはレバーだけ動いてピストン関係は固着している状態で、マスターシリンダーのタンク内はヘドロで、ブレーキオイルが黒くなっている状況でした、総取替えすれば解決するのですが、なかなかそうも行かないので、どうか対応方法をご教授のほど、お願い致します。」
10年以上寝ていたということでエンジン始動時にコンロッドメタルやクランクメタルを潤滑してからクランクを回しているかが気になるところ
長期放置車の再生はこれまでに何台もやっているので適当なワードで検索すると当店でやった処置が出てくると思います。
マスターシリンダー、キャリパー共にピストンが固着していることがほとんどで
そうなると出口からエアガンで噴いても抜けない
過去に25年寝ていた車両の記事に
ブレーキの対処や強制潤滑に関して書いています参考にしてください
「25年放置398 Ⅲ」
マスターシリンダーは記事では割愛して書いてなかったが
サークリップを外して出口側からピンドライバーで叩けばピストンは抜けます。
CBXのように出口が横を向いている場合はピストンに穴を開けてねじを切って引き抜きます。
(この方法も過去記事にあるかな)
穴は2つ(大、微小)、小さい方はキャブ用のジェットリーマで拡大しないように貫通させると良いでしょう
このブログの読者で有り友人の校長先生氏から補足を頂きました。
「 参考までにお伝えします。
スパークプラグは、昔はプラグクリーナー(サンドブラスト)されていたり、ワイヤーブラシで再使用を繰り返されていました。
異種金属の電位差の腐食も、45年以上経過した車両には有り得ます。
プラグ(鉄)と、シリンダーヘッド(アルミ)は金属の中でも相性が悪く、金属の電位差の腐食を発生させ、プラグのネジ山部分が、腐食している可能性もあります。
スパークプラグのネジ山にはメッキ処理が施されていますが、ワイヤーブラシやプラグクリーナーで清掃してしまうと、地金がアルミと直接接触してしまい、金属の電位差の腐食が発生します。
プラグは外したら交換したほうが安いです。」
いつも言葉が足りない私のために補足のコメントをありがとうございます。
私的には理論的なものは苦手なので電位差(異種金属接触腐食)に関してあんまり気にしておらずよくわかりませんし、それらしきが原因でねじ山が上がったのを見たことが無く
分からないことなので頂いたコメントをそのままUPしました。
気になる人は氏のサイトを見れば詳細を説明されているかと思います。
ただ、セッティングみたいなことで焼けを見るために外すたびにということではなく
12ヵ月点検、24カ月点検などで外すときにということだと思います。
自分的には3000km目安で交換をお勧めしていますが
上記説明を見て距離に関係なく外したら交換を希望する場合は預ける際にお知らせください