Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

ツーリングの前に...

2006-07-31 21:11:07 | ノンジャンル
土日はお休みを頂いて
木曽までツーリングに行ってきました。
毎年恒例の合同ミーティングだったのですが(プライベート参加です)
台数が集まり、皆長距離走ってくるのでいろんなトラブルが....
○ボルトの脱落、緩み(私はサイレンサーのボルトを落としました(恥))
※事前に各部増し締め、グリスUPはしましょう
○スピードメーターケーブル切れ(スピードで捕まったら大変!!)
※事前にワイヤーのほつれ、切れかけ、傷のチェック、給油を忘れずに!
○ヒューズ切れなどの電気系トラブル
※配線がむき出しになっていないか?間違った繋ぎ方をしていないか?無理な取り回しになっていないかチェックしましょう
また、仲間とのツーリングの場合は工具、スペアパーツを分散して持つといいでしょう。
仲間と車両を交換してみるのも自分の車両の状態を把握するのに良いことだと思います(どんな状態でも自分では普通になってることがおおいです、ただし任意保険の年齢条件を要確認です)


テーパーローラーベアリングの注意

2006-07-27 17:16:32 | ノンジャンル
ステムベアリングにテーパーローラーベアリングを入れる方への注意
後の事を考えずに打ち込むと交換時に外せずに大変なことになります。
(一生ものではありません)
根本的にスチールボールとの違いは
当たり面が線接触の為(大きい)、大きな荷重がかかった時や耐久性があること、しかしその分抵抗も増えるということ、社外品ではシールが無い為、埃、水の進入が考えられるので定期的にメンテナンスが必要になります。(モトクロスマシン、重量車などに使われます)
スチールボールは点接触の為、作動は軽くていいのですが、衝撃などに弱く(段差の乗り上げなど)扱い次第で寿命が変わります。
ワークスロードレーサーなどもボールです(チタンですが...)
能書きはさておき
テーパーローラーに交換時は下側のレースが後からでも取れるようにフレーム側を2箇所くらい削って溝を作り叩くシャフトなどが引っ掛かるようにしたほうがいいですよ~

まるっきり引っ掛かるところが無い......それこそ外すのに一苦労です、手間もかかるので費用も大きくかかります(転ばぬ先の杖です)

エアクリーナーの交換時期

2006-07-26 01:15:44 | ノンジャンル
CB400F,CBX400Fともに新品は純白です
画像くらい真っ黒になったら当然NGですが
なんとなくグレーっぽいくらいでも充分につまっています。
妙にパワー感が無くなったり、プラグがかぶるようになったら
チェックしてください


故障診断(不具合箇所の探求)

2006-07-24 23:45:52 | ノンジャンル
電気周りの不具合の場合にあてずっぽうに部品を換えていく方が多いようですが、スペアの部品を所有していてそれを交換しながら不良箇所の探求をするのならまだ良いのですが
新品部品、中古部品を購入しながら進めて行くのはギャンブルに近いものがあります。
例えばCBX,CBRの発電不良、たいがいの方が(ショップでさえ)レギュレーター→ステーターコイル→ローターといった順番で新品部品に換えていき、結局はローターがNGで大きな出費になってしまったという話は良く聞く話です。
この辺はテスターを使っても解りづらく、現物交換がてっとり早いのですが、同じ車両を持ってる仲間がいる場合は部品を交換させてもらいテストする、その辺を心得てるショップに任せるなどの方法をとったほうが良いでしょう
また、点火しない場合もそうです、イグナイターの不良だけとは限りません、パルスジェネレーターだったり、キルスイッチ、ハーネス、など可能性がある部分は幾らでもあります。
まず、サービスマニュアルの配線図を見て電気の流れをチェックして、不具合箇所の特定をしたいものです。
また、サービスマニュアルにはトラブルシューティングも載っていますから、どの不具合のときはどこを見ればいいか参考になるでしょう。
そういうことの積み重ねでメカに対する知識が得られるのです
また、仲間と論議しながら進めることもいいことです。
トライ&エラーの繰り返しで覚えていくのです(エラーばっかりはダメよ)
Let’s MAINTENANCE!


今回の取材で思うこと

2006-07-22 14:40:12 | ノンジャンル
「CBX400F」の取材ではレーサーの話題がメインになってしまい
当店のお家芸である「エンジンO/H」に関して
一言も載らなかった事が残念でなりません。
(知ってる人は知ってるからいいかな~)
詳しくはHPのサービスメニューをご覧ください
また、車両撮影も急な話だった為に声を掛けられなかった方も出てしまい
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

O/H時はここまで分解して、計測いたします。また、当店の特色はばらしたときにご覧いただけます、実際どんな状態で乗っていたのかを把握していただきたいのです。組み立て後専用エンジン台(7/12日の画像で奥に写っているのがそうです)でエンジンを掛けてその時にも立ち会うことが出来ます。交換した部品も車両引渡し時にお渡ししています。