Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

こはるの徘徊

2022-01-31 09:50:00 | SHIO HOUSE 猫部/犬部
ジャックラッセルテリアのこはるは14歳
ここ数年は腎臓の調子が悪く皮下補液を続けていて決して健康ではなかった
ご飯も食べたり食べなかったりと不安定
異変は妻が入院してから加速した
一気に動きがおかしくなり痴呆が進行
顔つきも変わってしまった

これは去年の8月、トイレをぐちゃぐちゃにして暴れるほど元気


これは10月目の治療でエリザベスカラーを装着


これは現在

目がしょぼしょぼしちゃっていかにも老犬状態

先日から徘徊が始まり家の中をウロウロし
目も見えていないようであっちこちで頭をぶつける
隙間や角に頭を突っ込み動けなくなりヒンヒン鳴き始める
もよおしたらそこがトイレでそこいらで糞尿...
地雷だらけなので人間も歩くのに注意
下手すりゃ自分のしたものを踏んで部屋中うん〇スタンプだらけ、帰ってきてリビングはまさに地獄絵図

そこで、夏に水遊びさせようと買ってあったプールを部屋の中に設置
入れておくと何時間でもグルグル

出がけにベッドに移動すればしばらくは寝ていてくれる

行動がおかしくなってからは妻は店にいる間ベビーカメラで部屋の中をスマホで確認している

老犬介護で痴呆が加わったものは二人とも初めての経験
本も買いあさり

周りに声をかけて経験者から話を聞いている
まず言われたのが環境を変えてはいけない
読者の中でも経験者が居て、注意すべき点とかあれば教えを乞いたいです
よろしくお願いいたします。

インターネットで検索していると安楽死を選択する家族もいたが
余程病気で痛みがあり本人が苦しんでいるなら話は別だが
14年一緒に暮らした家族ですから、きちんとお世話したいと考えている
大変かもしれないが今後この経験が今まだ元気な他の子たちに生かされるだろうとポジティブに考えるようにしよう


コメント (1)

1月最終週車検車両3rd

2022-01-28 01:59:00 | ノンジャンル
タイヤ交換のため前後ホイールを外す
まずはフロントから
ホイールを外すとアクスルホルダーとシャフトのクランプ部が濡れている



指に付けて指をこすり合わせればフォークオイルかブレーキフルードか判別がつく
フルードではない
下から覗くと漏れているっぽい

念のためトップボルトを外しオイルの色を確認

多分フォークオイルでしょう
経年のためフォークオイルは交換しますので
ソケットボルトを外してオイルを抜いてスペシャルワッシャー(シールワッシャー)を新品にすれば大丈夫(だろう)

ホイールの確認
ダストシールのリップを噛み込んでいる

経年のためクラックまで入っていて要交換

脱脂のためにディスク板を外すついでにスピードメーターギアのリテーナーのOリングが入っているか確認

入っていたけどこんな余計なところはグリスがたっぷり

ディスクを脱脂


リアホイール側
誤組してあったブレーキパネルストッパーアーム部
トルクロッドとパネルの間にこのようにストッパーアームクッションラバーとワッシャーが居た

トルクロッドの外側にもワッシャーと6カクナット8mm
余計なワッシャーが入っていたためクッションラバーは潰れてしまっていた


案の定グリスっ気無しのカラカラ

タイヤ交換完了


スイングアームを外します
きちんとグリスが充填してあるか心配なので確認します

作業性を考え、また最終的にはセンタースタンドも外してピボット部の確認をする
そのためにもマフラーは外しておく
外して立てたらエンドから水が出てきた

水抜きが詰まっている?

見事に詰まっています
ここは定期的に確認はしてほしい
詰まって水が排出されないと内部が錆びてしまいます。

バンドが下向き

外したついでに正規の向きに戻しましょう


スイングアームを外してカラーを抜く

赤くて嫌だなぁ


拭き取るとこういうことだったか
錆の痕であばただらけ、摩耗して段が出来ています

逆側も


キャップのリップも硬化しています


ブラシを通して内部のグリスを除去

...............

洗い流します

絶句

ブッシュもフランジ部が欠けています

ブッシュ、カラー、キャップと全交換

外したドライブチェーン、新品ではなく中古なんだぁ...


フロント周りの分解
フェンダーを外す、固定ビスは長さがまちまち


懸念していたキャリパーステーの軸部分は一応グリスは塗られていた


ヘッドライト、ライトステーを外す
メーターを外す
メーターハーネスグロメットが居ないよ(両方とも)

ありゃ中にいた


潰れているけど使えるのか?

フロントフォークを外す、両方漏れている??

ソケットボルトを外して放置してオイルを排出する


この状態になると引っ掛かりはさらによく分かる、結構ひどいかも


打痕の嵐



ステムはコーンレースを外さずワッシャー、ダストシールごと塗られている

コーンレースを外す

結構深いのがあるな

エレメントBはカステラ状態


崩れたスポンジを除去してみると
ブリーザーチャンバーガスケットがずれていて、位置決めの凸が見えない

センターのタッピングスクリューを外しブリーザーチャンバーを外してみる
ブリーザーチャンバーガスケットはボロボロ、ブローバイホースに折れを発見

外すと

これは交換ですね

キャブレターもフロートチャンバー内を確認するので外します。

で車両はこんな状態に



ちなみにナンバーブラケットのボルトも長さがちがってたり


エンジンハンガーのナット、8mmのほうが二面幅が本来は12mm、付いていたのは14mm


クラッチケーブルガイドの位置は違うし

ホーンステーのボルトは片方カットしたものですね端面が錆びています。

どんどん出てくるので大変
見積もり書き直さなくちゃ


1/26(水)定休日 / 1月最終週車検車両2nd

2022-01-26 23:32:00 | ノンジャンル
今日は定休日、地元自治体の無料健康診断の期日が今月いっぱいのため
今日が最後のチャンス


何故間際まで粘ったかというと何とか減量してから行きたかったから
直近2年のデーターを見ても検診実施日は1月末

どうしても自分一人での減量は無理
普段の食生活、それに合わせて妻と一緒にダイエット期間を入れないと無理だった
体重を見てもらうと分かるように変わりは無く
昨年後半には90kgを越えてしまっていた。
ところが12月の頭に妻が入院し病院でよっぽど脅かされたのだろう
飲酒を控え、食事の見直しが始まった
(実は手術後ドクターに話を聞きに行った際に脅すよう頼んでおいた)
正月にすこしリバウンドしたが順調に体重は落ちて
現在脂肪燃焼スープダイエット2クール最終日だが、今日検診で体重は80.9kg、腹囲は98cm
出来れば80kgは割りたかったが去年より9kgほど落ちているので良かろう
食事だけでは限界があるだろうから、全身運動が出来るマシンを購入してあるがやる時間が取れないのが今後の課題
なんとか4月30日のグッドオールディズ(ツインリンクもてぎ)までには70kg前半まで落として皮ツナギが着れるようにしたい
今年は昨年夏に亡くなったSFの大先輩の遺品である車両を走らせたい
CB125Sレーサーのためコンパクトなのでよっぽど痩せないと乗るのが困難
まだまだ頑張らなければ

というわけで時折お心遣いで甘いものを頂くことが多いのですが、気持ちだけ頂いてご遠慮させていただきます。

午後からは泌尿器科で診察
これはもう経年劣化なのでしょうがないのですが
尿漏れ、尿意を感じてから限界までの時間の短縮をドクターに相談してみた
尿意を感じているわけではないので「じょろっ」、トイレで立ちションした後に「じょろっ」(座りションだと出ない)
家では強制的に座りションだが店では忙しいとつい立ちション
自分自身気持ち良いわけないので「ハル〇ケア」「ユリ〇ール」など市販薬を買うより病院で処方してもらったほうが安いだろうと行ったわけだが
検査では膀胱、前立腺には異常は無く
経年で骨盤底筋が衰えているので鍛えてくださいと骨盤底筋体操の冊子を渡された
薬もあるが飲むとず~~と続けるようになるとのこと

店主は今年還暦だがあちらこちらが衰えてきている
こうなる前に鍛えておくべきでしたね






車検車両の続き
まず最低限車検が通るようにする

ウインカーが点かない、左右どちらも反応なし

ウインカーリレーが古く怪しい

マグネチックスイッチも向きが逆(配線は奥)

テスト用ウインカーリレーに交換すると点くようになったが

スイッチを右に動かすとインジケーターは右側が点くがウインカーは左が点く(前後)
これはもう繋ぎ間違え

右が空色、左がオレンジ色
繋ぎなおす際にウインカーの配線の取り回しを適正化
ウインカーステーの取り付けボルトは締まっていなかった
ブレーキランプが点かなかったのはここでギボシが抜けていた。
すっきりしました。


ヘッドライトケース内も繋ぎなおします
妙にヘッドライトが緩く動くと思ったら
ケースワッシャーにゴムが無い

本来はこうね

両サイドのボルトを締めるとこのゴムがケースに接して潰れ抵抗になる
無かったり経たってしまうとヘッドライトが緩くなり、せっかくテスター屋で調整してもラインまで乗って行く間やライン内で動いてしまい光軸が狂うことが有る

もちろんヘッドライト内も逆に接続してあった
昔は場所ごとにウインカーのコードの色分け、コードの長さの違いなどで4種類のウインカーが販売されていた。
現在では統合により左右共用でコードの色は黒、組む人が繋ぐべき色のギボシを判断して繋ぐもの
間違えてメインハーネスの黒線に繋ぐ人は居ないと思うが...

ちゃんと左右付くようになったところでマグネチックスイッチ
逆向きでも機能的に問題ないが見ちゃったらねぇ

正規の向きに戻します、ちなみにスターターバッテリーケーブルとスターターモーターケーブルの固定部には居るはずのスプリングワッシャーが居なかったため補充

は~い完了


マグネチックスイッチのコードの取り回しを変えるのに外したヒューズボックスを取り付けるのだが、使われていたビスは1本長さが違う

短い方のビスは交換

念のためレギュレーターもチェック
ワッシャーがサイズ違い内径6mmが正規、付いていたのは8mm


更には上側のエアクリーナーケースのマウントボルトを確認

ありゃ、カラーが不在....ボルトも20mmのところ25mmが使われている

心配になりシートを開けてエアクリーナーケースマウントボルトを確認
メインハーネスのアース線と共締めの前側

ボルトも本来25mmのところ28mm(キャリパーステーのボルトだぁ)

後ろ側はクラックが入っている

ここもワッシャーの内径が大きくカラーがすっぽり穴に入り余計にゴムが締まって潰れていた

ここもボルトは同様

フロントブレーキから
20年前に車検を通しているので一度フルードを入れて車検取得後抜いてると想定
なら完全に抜けるわけではないだろうし
もちろんシール類は交換したいので全バラ点検洗浄
ブレーキパイプを外す..締まっていなかった(怖い)

ブレーキスイッチもオイルボルトワッシャーが見えなかったので外してみると..
入っていなかった


外したキャリパー

デッドストックの新品を組んだのだろう、どうもパッドにグリスが染みこんでるっぽい

パッドも固着というほどではないが緩くもなく抜けないのでエアでピストンもろとも抜きます

この状態でやるとピストン、パッドがすっ飛び、フルードも飛び散るので軍手やウエスを使います


キャリパー内部

なにやら固まっています。

外れたピストン

しかし、表面の汚れを除去すると錆は無くきれい(ほっ)

ピストンシールもすごい


パッドは側面がグリスでベタベタ、これが染みています


パッドB、背面のグリスは結構柔らかい

パッドは要交換、お客様に選択してもらう間このままつけて車検は通そう

問題はシール溝


少しは居ますね白いもの

溝の内部はT型の専用ツールやワイヤーブラシで清掃

100均で買ったブラシが結構重宝


次はマスターシリンダー、これもデッドストックの新品っぽい

レバーのピボット部はグリスっ気無し、新品だとこんなものです。
摺動部は必ず潤滑


レバーブッシュ(ゴムの筒)が完全に終わっています、本来ダンパーになってレバーはカタカタ動きませんがこれはカタカタ遊んでいます。

すでにゴムじゃない、ボロボロ崩れます


ピストンを抜きました。

シリンダー内部は腐食が無くきれいだったのは幸い
奥に汚れがあるがそれくらい



スリーウエイジョイント、オイルボルト

ねじ山が汚れているので掃除します。

100均ワイヤーブラシが大活躍

スリーウエイジョイントのねじ山はタップ掛けでクリーニング


曲がったままペイントされたスリーウエイジョイントのステー

修正します

塗膜が固いため割れてしまいました

マウントラバーで隠れるのでご容赦ください

上側のブレーキホースは社外品で妙に長い

F2なら350mm、これは400mmくらいある
まだBRCさんでF2用ブレーキホースが出る前だったのかな
とりあえずヘッドライトケース裏でくねくねさせよう

交換部品

あと、オイルボルトワッシャーが7枚

マスターシリンダーホルダーのボルトが短い本来25mm(上)のところ20mm(中~下)


とりあえず組み上げて車検を通す
無事一発で車検はパス

やっぱりグリスが染みていたんだろうなディスクの裏面はこんな


とりあえずタイヤが古いのでゆっくり試乗と思ったがオーバーフローが始まりエンジンを掛けても止まらない
仕方ない試乗は断念し整備を進めよう

1月最終週車検車両1st

2022-01-25 00:46:00 | ノンジャンル
1月最後の車検車両は20年前に当店でエンジン単体O/Hを行い納入した某ショップさんで新品部品をふんだんに使用してオーダー製作されたCB400F(398)
所有者が現所有者に変わり車検は当店でとず~~と空きが出るのを待っていたもの
車検自体は20年前に切れていてどのタイミングでも良かったので待つことが出来ました。

当店ではO/Hしたエンジンを納めただけで車両製作にはかかわっておらず
完成した車両を前所有者宅で拝見して以来なので20年ぶりの再会となる
(正確には先日に予約修理枠で強制潤滑と火入れは行っていた)

製作後走行は無くメーターは「1km」のまま


燃料タンクも純正新品のため内部に防錆油が残っている


ブレーキも長期保管のために納車前にオイルが抜かれたのだろう


付いてるタイヤは20年モノのBSアーコレード

屋内保管のためかオゾンクラックが無い

もちろんタイヤ、チューブ、リムバンドと全交換
ゴムは時間で劣化します

ヘッドライトが暗いなぁ

ハロゲン球入れてそれでも暗ければリレーハーネスも追加となります。

あれ、ブレーキホースがおかしなところを通っている

ブレーキは分解確認するのでその時に定期の取り回しにしましょう

これがウチで組んだエンジン


まずは先に試乗がしたいが車検が切れているため
最低限のメンテナンスを行って
後整備ということで先に車検を通すことにした。

今日はもう仕舞うので
メンテナンス風景は明日から何回かに分けてUPしましょう



1月4週目車検車両

2022-01-23 10:46:00 | ノンジャンル
年が変わって2台目の車検車両
このお客様は結構距離を乗るほうで
2年間で11000km/4年間で18000km
今回は4年ぶりのフルメンテナンス

スイングアームもピボット部のメンテナンスも4年前18000km時なので今回もグリスの入れ替えを行う(距離で管理)


フロントブレーキは距離の割には堆積物も少なく

洗浄乾燥後のシール溝の結晶もわずか

驚きなのはバッテリー、4年目ですがまだまだ元気

車検時にバッテリーの充電、バッテリーテスターでチェック、比重測定を行いますが
すぐに満充電になり(劣化すると時間が掛かるようになる)
バッテリーテスターでもとりあえず緑の範囲

比重も同様


持ちが良いのはそれだけじゃなく
ドライブチェーンが前回交換から10年、50000km

お客様が自分でメンテナンスしていることもあり固着も無く、錆もない
乗り方もやさしいので長持ちします。
しかし、シールが飛んでるのを発見したので次回スプロケットと合わせて交換です。

ヘッドカバーのガスケット面からのオイル漏れが依頼事項
前回ガスケット交換が4年前18000kmで再度出てきた感じですね


開けたついでにヘッドナットのトルクチェック


2000kmで定期的にオイル交換しているのでスラッジは無くきれいな内部


組み付け時にカムチェーン脇のM6x60mmボルト部のねじ山が1カ所あがってしまい


ここはフレームが邪魔をしてヘリサート修正作業が困難なことから
65mmボルトでお茶濁し、次回エンジンを降ろす際に修正しましょう

ブレーキ周りを組んでいて
キャリパー側のブレーキホースのフィッティングを締めていたら
ポロッといとも簡単に割れてしまった。

このお客様が当店に来始めて16年、その時にはすでに付いていたホースですから経年ということでしょう
アルミ製のホースの場合はバンジョーとホースをかしめるナットが経年で割れることもあり
当店でのメッシュホース交換はよっぽどお客様の依頼が無ければステンレス製のフィッティングを使用している
今回も割れたことをお客様に伝え
「とうとう割れちゃいましたか~」と全交換を依頼された
オーダーは黒ホース+ステンレス黒フィッティング


作業がすべて完了し
金曜日に陸事持ち込み~問題無く車検パス
待ちきれないお客様は夕方には引き取りにみえた

翌土曜日(昨日ですね)
陽気が良かったので再び来訪

3名のお客様がお越しになりました
午前中に店頭営業休止の旨ブログにUPしましたが
行きわたっていなかったということでこの日は容認