メールでの質問の返答
これはネットショップの注文の際に備考欄に書かれていた問い合わせ
メールで来たものと違いフラグなど目印を付けられませんから
ついつい忙しさにかまけ返答が遅れてしまいました
申し訳有りません
「お世話になっております。
いつも丁寧な対応をしていただきありがとうございます。
1つ質問がありまして、
CB350F所有してますがシリンダーガスケットの部分(上下)からオイルのにじみが多くなり、
自分でガスケットの交換をした場合の注意点を教えていただけると助かります。
お忙しいところ申し訳ありませんが宜しくお願い致します。」
80年代初頭までのエンジンはヘッドの潤滑のオイルの供給をシリンダースタッド穴やシリンダー~ヘッドにオイルラインの通路が合ったりします。
この場合、ガスケット部分はOリングや筒状のゴムシールを使ったりしますが年数が経てば硬化して漏れが発生します。
(イメージ画像)
当店の場合、オイル漏れでお越しになったお客様でそんなに酷くない場合は「もう少し我慢してはいかがですか?」と帰すことが多い
何故かというとまた距離を走れば(時間が経てば)漏れ始めますから
エンジンを開けるスパンを長く取りたい
ある程度コストが掛かることですから滲み程度でしょっちゅう開けていたら幾らでもお金が掛かってしまいます。
という訳でガスケット交換を行っても永遠に漏れないということはありえないことを心得ていてください。
肝心な組む際に大事なこと
当店のノウハウ的なことは勘弁していただいて
(おまんまの種なのでご理解ください)
云えることは基本に忠実に組み
特にトルク管理
ヘッドを規定トルクで締めた後で一晩置いて再度同じトルクで締めて締まらないかどうか?
数十キロ走ってエンジンに充分に熱が掛かり、ガスケットが馴染んだだろうころに再度トルクチェック
特に抜けている箇所が無ければOKですが
社外ガスケットの種類によってはこの時点でもグイグイ締まるものもある
この場合は落ち着くまで2000kmごとにチェックをしたほうが良いと考えます。
液状ガスケットも使用には注意が必要
使いすぎないことも大事です。
また、自分で作業する場合は工賃は掛かりませんし
時間はふんだんに掛けられます。
慌てておっつけ仕事をせずに
せっかく開けたのならできることはやっておきましょう
次の質問
いつもお世話になっております。
CB350Fで質問させていただきたいのですが、
先日高速で走行車線の観光バスの後ろを走行していたのですが、
観光バスは90km程で走行しているのに私のスピードメーターは110km近くを表示してました。
原因を知りたいので、ご指導いただけると助かります。」
まず、考えられるのはメーターギアが他車種の物ではないかということ
良く勘違いされがちだが
「フロントホイールの径によりギア比が変わる」というのをメーター側と思っている人が少なくない
ホイール側のメータギアでギア比を変えている
例えばCB500、CB550、CB750などは19インチだがメーターギアケースは同一で中身のギアが違っている
これがまたCB350Fや400Fにも付いてしまうし見分けがつかない
大径ホイール用を小径ホイールにつければタイヤが1周回る距離が短いわけですから余計に回るということで実速度よりも多く指してしまいます。
もちろんメーター自体の故障も可能性の1つですから
誰か仲間でメーターギアを持ってる人が居れば借りてテストすれば良いでしょう
メーターギアだったのか、メーター本体なのかはっきりするでしょう
明日から4月、新年度ですね
予定していた事務所の移動やHPの再開もまったく目処がたたない
ちょっと今考えているのが
店頭営業時間の14時まで表のシャッターを閉めたままにしようかと
(せめて予約修理の作業が終わるまで)
というのも先日予約修理でフロント周りの作業中、オーナーさんには事務所で本を読んで待ってもらっていたわけだが
別のお客様がアポ無しでお越しになって、事務所に店主の姿が見えないものだから勝手に奥に入ろうとしたのを待っていたお客様が止めてチャイムを鳴らすように即したそうな
そりゃそうだ自分のバイクの作業中に勝手に入られ話し掛けられミスでもされたら一大事
実は店主、先日もやらかしている。
静養期間も終わり自家用車にテスト用のエンジンパーツを組むため
仕事時間の終わった夜中にヘッドカバーの着脱作業を行っていた。
そんな中友人が仕事帰りに立ち寄って手を休めてお茶を飲み一息入れていたのだが
話が盛り上がり長丁場
しかし、あまり遅くなり睡眠が少なくなるのも困るので、その日のうちに作業は終わらせようと途中から話しながら作業に復帰
しばらくして友人は帰り、サクサク組み上げて
夜中なので試乗は翌日にすべくさっさと仕舞ったのだが
試乗してシーリングボルト部からオイルが漏れて来た為
確認すると締まっていない!!!
思い返すと話しながら作業をしていたときに手をつけていた部位
「あぁやっちまった!」
昔、修理に立ち会いたいお客様をお断りした際に
「しゃべりながらでも手は動くだろう!」と云われたことが有りますが
私の場合は無理です。
歳とともに集中の持続時間は低下していますから
それにあわせた環境は不可欠
例に挙げるなら
イヤホンマイクやハンズフリーで話をしながらの運転、その間の交通状況や景色って覚えていますか?
自分の場合は完全にワープ状態、まったく覚えていないので運転中は一切電話には出ません
仮に早く来ても修理中のお客様と話をして手が空くまで待っていてもらうような形でよろしくお願いいたします。
これはネットショップの注文の際に備考欄に書かれていた問い合わせ
メールで来たものと違いフラグなど目印を付けられませんから
ついつい忙しさにかまけ返答が遅れてしまいました
申し訳有りません
「お世話になっております。
いつも丁寧な対応をしていただきありがとうございます。
1つ質問がありまして、
CB350F所有してますがシリンダーガスケットの部分(上下)からオイルのにじみが多くなり、
自分でガスケットの交換をした場合の注意点を教えていただけると助かります。
お忙しいところ申し訳ありませんが宜しくお願い致します。」
80年代初頭までのエンジンはヘッドの潤滑のオイルの供給をシリンダースタッド穴やシリンダー~ヘッドにオイルラインの通路が合ったりします。
この場合、ガスケット部分はOリングや筒状のゴムシールを使ったりしますが年数が経てば硬化して漏れが発生します。
(イメージ画像)
当店の場合、オイル漏れでお越しになったお客様でそんなに酷くない場合は「もう少し我慢してはいかがですか?」と帰すことが多い
何故かというとまた距離を走れば(時間が経てば)漏れ始めますから
エンジンを開けるスパンを長く取りたい
ある程度コストが掛かることですから滲み程度でしょっちゅう開けていたら幾らでもお金が掛かってしまいます。
という訳でガスケット交換を行っても永遠に漏れないということはありえないことを心得ていてください。
肝心な組む際に大事なこと
当店のノウハウ的なことは勘弁していただいて
(おまんまの種なのでご理解ください)
云えることは基本に忠実に組み
特にトルク管理
ヘッドを規定トルクで締めた後で一晩置いて再度同じトルクで締めて締まらないかどうか?
数十キロ走ってエンジンに充分に熱が掛かり、ガスケットが馴染んだだろうころに再度トルクチェック
特に抜けている箇所が無ければOKですが
社外ガスケットの種類によってはこの時点でもグイグイ締まるものもある
この場合は落ち着くまで2000kmごとにチェックをしたほうが良いと考えます。
液状ガスケットも使用には注意が必要
使いすぎないことも大事です。
また、自分で作業する場合は工賃は掛かりませんし
時間はふんだんに掛けられます。
慌てておっつけ仕事をせずに
せっかく開けたのならできることはやっておきましょう
次の質問
いつもお世話になっております。
CB350Fで質問させていただきたいのですが、
先日高速で走行車線の観光バスの後ろを走行していたのですが、
観光バスは90km程で走行しているのに私のスピードメーターは110km近くを表示してました。
原因を知りたいので、ご指導いただけると助かります。」
まず、考えられるのはメーターギアが他車種の物ではないかということ
良く勘違いされがちだが
「フロントホイールの径によりギア比が変わる」というのをメーター側と思っている人が少なくない
ホイール側のメータギアでギア比を変えている
例えばCB500、CB550、CB750などは19インチだがメーターギアケースは同一で中身のギアが違っている
これがまたCB350Fや400Fにも付いてしまうし見分けがつかない
大径ホイール用を小径ホイールにつければタイヤが1周回る距離が短いわけですから余計に回るということで実速度よりも多く指してしまいます。
もちろんメーター自体の故障も可能性の1つですから
誰か仲間でメーターギアを持ってる人が居れば借りてテストすれば良いでしょう
メーターギアだったのか、メーター本体なのかはっきりするでしょう
明日から4月、新年度ですね
予定していた事務所の移動やHPの再開もまったく目処がたたない
ちょっと今考えているのが
店頭営業時間の14時まで表のシャッターを閉めたままにしようかと
(せめて予約修理の作業が終わるまで)
というのも先日予約修理でフロント周りの作業中、オーナーさんには事務所で本を読んで待ってもらっていたわけだが
別のお客様がアポ無しでお越しになって、事務所に店主の姿が見えないものだから勝手に奥に入ろうとしたのを待っていたお客様が止めてチャイムを鳴らすように即したそうな
そりゃそうだ自分のバイクの作業中に勝手に入られ話し掛けられミスでもされたら一大事
実は店主、先日もやらかしている。
静養期間も終わり自家用車にテスト用のエンジンパーツを組むため
仕事時間の終わった夜中にヘッドカバーの着脱作業を行っていた。
そんな中友人が仕事帰りに立ち寄って手を休めてお茶を飲み一息入れていたのだが
話が盛り上がり長丁場
しかし、あまり遅くなり睡眠が少なくなるのも困るので、その日のうちに作業は終わらせようと途中から話しながら作業に復帰
しばらくして友人は帰り、サクサク組み上げて
夜中なので試乗は翌日にすべくさっさと仕舞ったのだが
試乗してシーリングボルト部からオイルが漏れて来た為
確認すると締まっていない!!!
思い返すと話しながら作業をしていたときに手をつけていた部位
「あぁやっちまった!」
昔、修理に立ち会いたいお客様をお断りした際に
「しゃべりながらでも手は動くだろう!」と云われたことが有りますが
私の場合は無理です。
歳とともに集中の持続時間は低下していますから
それにあわせた環境は不可欠
例に挙げるなら
イヤホンマイクやハンズフリーで話をしながらの運転、その間の交通状況や景色って覚えていますか?
自分の場合は完全にワープ状態、まったく覚えていないので運転中は一切電話には出ません
仮に早く来ても修理中のお客様と話をして手が空くまで待っていてもらうような形でよろしくお願いいたします。