Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

CB400Fメタル勘合方法

2013-05-16 22:32:00 | 参考資料
NetShopの常連さんよりこのようなメールを戴きました

「CB400F・398ccのエンジンのクランクメタルの交換を予定しております。
クランクシャフトの軸受け寸法は5箇所共に31.99~32.00でした。
ケースの軸受け部の内径は、35~60mmが計測できるシリンダーゲージを購入したのですが、先端の2個のローラーが大きくて35mmの計測できません。クランクケースのリア側に\"B A B A B\"と刻印がありますが、この刻印はメタルの選択用の刻印でしょうか?
お手数ですがアドバイスをお願いいたします。」

CB400Fのサービスマニュアルはプロ向けの感が強く
メカニックにとって当たり前の事は載っていなかったりします。

今回のメタル(メインベアリング、コンロッドベアリング)の選択表にしても
実測して選択するように書かれていますが
誰しもが計測器を持っているわけではありません
また、おおよそのサイズが分かるように
クランクケース、クランク、コンロッドにコードが記載されていますが
はしょってしまっている。

398用のパーツリストには選択表が記載されています。

コンロッドベアリング(子メタル)

全色新品は入手可能

メインベアリング(親メタル)

C(グリーン)、D(ブラウン)のみ入手可、他は廃盤

手に入らないものは、よっぽど痛んでいなければ中古使用しなければいけない状況

ではコードは何処に書かれているか


特にクランクシャフトのマーキングは見え辛い
消えてしまっていることもあります。

大事なことは
必ずプラスチゲージでオイルクリアランスを確認すること
クランクシャフトの軸部分は磨耗します。
またラッピングを施せばわずかに細くなる場合があります。
計測して必要があれば規定値になるように合うメタルに変更するものです。
サービスマニュアルP26参照

せっかく開けたならきっちりやらなきゃ損だゼィ!

本田宗一郎 日々のことば カレンダー

2012-12-09 23:11:00 | 参考資料
友人の「ドリームワークス」さんから
気の利いたプレゼントを頂きました。
日々のことば 本田宗一郎 「夢」「挑戦」の2冊
これは日めくりカレンダーなのですが
ためになるお言葉が日替わりで載っています。

今日のお言葉は…


曜日が書いていないので永久に使えます
いかがですか?
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