Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

エンジンのO/H予約

2007-09-28 22:53:13 | ノンジャンル
なんか、毎年シーズンオフのエンジンO/Hの予約がどんどん早くなっているような気がします。
今までは「来るものは拒まず」で受けて、予定が遅れ放題遅れてご迷惑をおかけしていたので
(っていうか梅雨時の仕事、いまだに引きずっています。申し訳ありません。)
今年の冬からは月に受ける台数を制限することにしました。
今日現在、12月残2台&来年はまだOKといった状態です。
無理に預かって逆にご迷惑を掛けるわけにはいかないのでご理解いただきたいと思います。

エンジンのO/Hでご注意
同じ車種のエンジンで同じ作業、同じ部品の交換をしても、元の状態の違いで出来上がりは変わるものです。
走行距離が少ないものと、多いものではクリアランスは変わってきます。
かといってすべての部品を新品に換えられるかというと現状不可能です。
計測して基準範囲内のものはそのまま使うしかないですから
メカノイズの大小は出てきます。
過度な期待はせぬよう具申いたします。


運行前点検

2007-09-28 11:00:33 | ノンジャンル
判りにくいかも知れませんが、タイヤのビード(縁)が内側にずれてしまっています。
(画面下側)
タイヤの空気圧が少なくなり落ちてしまったようです。

タイヤの空気は時間が経てば減るもので、本来は乗らなくても定期的にチェックはして欲しいものです。(乗るときはそのつどチェックが基本です。)
当店でも車両の修理をお預かりして、また、クイックで見させていただいて
引き回しだけで重く空気圧が少ない車両は少なくありません
今回みたいにタイヤ交換後まもなくでビードワックスが残っている場合、ビードが落ちてフロント周りの振動に繋がったり、
接地面が増えますからハンドリングが重くなったり、高速走行ではハンドル振れなどの挙動が出たりします。
(ハイグリップタイヤによっては入れすぎても振られる場合があるので注意!)
基本的には車種ごとの適正空気圧に合わせる事が基本です。

本来は運行前点検「ねんおしゃちえぶくとうばしめ」呪文のようですが
燃料、オイル、車輪、チェーン、ブレーキ、灯火類、バッテリー、締め(緩みは無いか)の頭文字を並べたもので、教習所でも習っているかと思います。
上記のチェックをしてから走りましょうというものです。

毎回、必ずやってる方はまずいないと思いますが、バイクを磨く際、ちょっとした空いた時間があるとき、見れる範囲でチェックはしてあげてください
いつまでも良い状態で乗り続けるには必要なことです。


オイル漏れ祭り

2007-09-27 22:12:37 | ノンジャンル
ケースのオイル漏れ車両が完了したら
今度は腰上からじゃじゃ漏れ車両が入庫
シリンダーからしたたり落ちるほどの漏れよう
ここで、安易にシリンダーまで開けなくちゃと確認もせずに判断してはいけません
(お客様には最悪、腰上開ける場合もあると言っておきます。万一の場合もありますからね~)
さて、一度高圧洗浄機で漏れたオイルを洗い流し、スーパーチェックで漏れ箇所の特定をします。

エンジンを掛けてすぐにこの有様、タコメーターギアのオイルシールからも出ています。

ヘッドカバーを外してみると......ガスケットがカバー面とまっ平ら!
本来、断面が丸いガスケットも長年の熱にさらされ溝と同じ形に変形、硬化しています。
ヘッド周りは腰下より、ゴム類の寿命は短いようです。

距離走る方は定期交換部品程度に考えてください

今回、良かったのはヘッドガスケット面からの漏れがなかったこと
そこからだとシリンダーまで開けて、リングも交換する必要が出てきます。
※ヘッドだけがすんなり外れれば良いが、シリンダーが浮いてしまえばシリンダーガスケット交換は必須、シリンダーを外すならリング交換は必須(リングは均等に減るわけではないので、再使用した場合オイル上がりが起こる可能性もあり)

2007 2&4@グッドオールディーズWEST

2007-09-25 17:02:45 | ノンジャンル
来る10月8日(月、祝日)鈴鹿サーキットに於いて
2輪4輪のクラッシックマシンイベント
「2007 2&4@グッドオールディーズWEST」が開催されます。
http://www.mobilityland.co.jp/ms-topics_s/news/goodoldies01.html
先日、茂木で行われた「同EAST」の鈴鹿版ですが
前回は私は見るだけでしたが今回はイベントに参加いたします。

というのも、所蔵している「モリワキ ZERO-X1」
テイストオブツクバで走行クラスが無いためにあきらめていたのですが、
鈴鹿のイベントは体験走行があり、話を聞くとナンバーなしでも大丈夫ではないかとのこと、エントリーしてまだ何も云ってこないので大丈夫だとおもわれます。
たった1周ですが動態保存のためには充分です。
「なにしろ走らせなければ意味がありません」
走行時間以外はガレージセールの会場で展示していますので
お時間のある方は足を運んではいかがでしょうか?
また、ガレージセールでは普段店頭でしか販売していないGOODS類も持って行きます。


10/7~8はお店は通常営業していますが、スタッフのみとなりますので、整備などは行えませんのでよろしくお願いいたします。

Lカバー内からのオイル漏れ

2007-09-25 10:11:19 | ノンジャンル
CB400Fでオイルパン左側面にオイル漏れがある場合
大概がLカバー内部のゴムパーツからのオイル漏れがほとんどです
多いのがセルモーター根元のOリング、ニュートラルスイッチのOリング、オイルポンプのOリングなどですが、先日も書きましたがチェンジシャフトのオイルシールからも漏れることが多いようです、(すっぽ抜けずにリップの磨耗など)
発熱量の多いエンジンですからゴム製品が長持ちしません
(ヘッド周りのほうがスパンが早いかな)

たとえば画像のようにケース合わせ目のシールから漏れることも少なくなく
中には手で押すとシールが動くものも.........
ケース合わせ目に使うオイルシールはダボやフランジが付いていてケースを割らないと交換ができません

30年経過していますからゴムも硬化してしまいます。
場合によってはケース合わせ目からも漏れることもあり
対処としては液体パッキンでコーキングしてお茶をにごし、
機会を見てO/Hといった感じでしょうか

また、世間ではなにやらエンジン内のゴムパーツをやわらかくする添加剤が出ているようですね。
(試したことがないので良否のコメントは差し控えます)
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