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Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

インフォメーション

2025-08-25 19:20:07 | 作業日誌

CB400F/CB350F専門の完全会員制整備工場
〇営業時間:14時~18時
〇定休日:水曜,木曜日+イベントや急用での臨時休業有
〇電話対応:14時~18時

※多忙の場合や作業中の場合には営業時間内でも電話に出れない場合がございます。

〇Phone:03-3854-3200
〇FAX:03-3854-3200
〇EMail:s-bikers〇d4.dion.ne.jp
(迷惑メール防止のため@が〇になっています、送信時は@に変換してください)
〇住所:〒123-0841 東京都足立区西新井5-30-10


〇営業内容
■車検/点検整備:現在はリピーターさんのみ(新規の依頼/予約はリピーターさんの紹介のみ、かつ応談)
■オイル交換:リピーターさんのみ(要事前予約  )
■部品販売:Netshopで注文頂いたものの店頭引き渡し

※当店は認証工場なので、車両の改造内容によりお受けできない場合があります。

※これまで診ていた車両でも、今後新たな改造により車検/修理をご遠慮させていただく場合があります。

〇お受けしていないこと
□エンジンO/H、キャブO/H、レストア、カスタム

□車両販売(買取/委託預かり)
□表面処理(バフ研磨/ペイント/メッキ)
□内燃加工
※外注作業は時間が読めなくなっており管理が困難、
新たな外注先を探すことも時間的に難しいので
外注作業は一切お受けしていません

 


●ご注意●
当店は普通のショップとは違い
ショールームもありませんし、部品の展示販売もありません
事務所内にお待ちいただく椅子もありません。
修理の受付、注文部品の引き渡しのためのカウンターがあるだけの単なる修理工場です。

 

 

〇臨時休業のご案内

〇店主不在日のお知らせ

これ以外でも急用で不在になる場合があります。

 

 

〇このブログの使い方〇

これまでの当店での作業の臨床例を検索して調べてメンテナンスの参考にすることができます。

 

右上の検索を使います。

四角のマスに調べたいワードを記入(例)「充電不良」「キャブレターO/H」みたいに

見たいワードを入れれば絞れます。10年程前まではCBXもやっていたので検索可能です。

複数のワードを入れると検索しないので見たい症例を文言を変えながら探してみてください(例 「充電不良」または「発電不良」など)

またシリーズ物の「砂の恐怖」は人気があったので見て欲しい

横の「ウエブ」を「このブログ内で」に変更し、検索ボタンを押せばOK

閲覧に当たり以下にご注意ください

※古い記事は使用する部品、工具、技術等が古い場合があります、常にアップデートしています。

※店主の云ってることが昔と最近で違う場合がありますが考え方、作業方法も常にアップデートしています。

※載っている作業等は現在ではお受けしていないものがあります。

※新製品、商品の値段は変動している場合があります。

※現在CBX,CBR400Fは整備部門では対象外となっているのでお問い合わせいただいても対応できません。

コメント入力欄は廃止しました

コメントを頂いても即答は出来ず、返信までに時間が掛かるため

またはそのまま忘却することも増えてしまい万一気を悪くさせてもいかがかなと思うためです。

(世間ではラインの既読スルーも関係を悪くする要因とか)

合わせて評価入力も廃止しました。

こちらは店主は全く興味が無いからです。

コミュニケーションツールとは考えておらず、店主が一方的に書くだけのサイトとなっております。

ご意見や問い合わせはメールでお願いいたします。(返信に時間が掛かる場合がございます。)

 

〇イベントのお知らせ

第3回 CB事変

日時:10月5日 9時~13時

会場:栃木県 安住神社(全国バイク神社認定第一号)

参加車両:CB、CBX、CBR (排気量問わず)

参加費:¥500 イベントステッカー付

雨天予報の場合中止(中止の場合2日前に告知)

主催:TTRモータース

当店もお声掛けいただきブース出展、RS400R展示予定

 

第20回ヨンフォア&旧車ミーティング

日時:11月9日(日)雨天順延

順延日 11月23日(日)雨天決行

会場:南箱根 バイカーズパラダイス

主催:スキャン株式会社


センタースタンドの交換/組付け

2025-08-23 17:53:37 | CB400F/350F

今日は通販担当の妻が体調不良で早退したのでPCが使えるので投稿

 

「集合管用センタースタンドを購入し取り付けたが70Φのマフラーが付いていて使えない

またスプリングとフックの取り付けが出来ない」ということで

ヨシムラレーシング機械曲げストレートサイクロンの購入取付けとあわせ

センタースタンドのスプリングとフックの取り付けを依頼された。

 

まずセンタースタンドの商品説明には以下のように書かれているが

「集合管(64Φ)対応のメインスタンド(アゲイン製)
ピボットパイプ、スプリング、フック、ボルト等小物付属
※70Φの集合管は適応外
※64Φでもマフラーのメーカーにより干渉する場合があるため、取り付け時はスプリングを付けずに仮組みし確認すること」

本人が70Φの集合管だと思っていなかったようで、いざ組んでスプリング無しの状態で当たるのが分かり

タイラップでフレームに固定して乗っていた。

すでにマフラーは外して、サイドスタンドの状態です。

※不安定なのでローギアに入れておくこと

センタースタンドのスプリングを掛けるのに安直にこんな方法でいけるかと考えがちだが

無理無理!レース用マフラーのスプリングよりははるかに強いバネなので工具の方が壊れるか怪我をするのが関の山

スタンドを一旦外して、外れている状態から解説

出来れば2人で作業するのが良い

車体の左右に分かれ

フックとスプリングを掛けた状態で

右の人がスタンドを後方に引きながらシャフトを入れ、左の人は同様に後方に引きながらフレームとスタンドの穴を合わせる

プラハンで叩きながら奥まで入れる

 

一人でやる場合は道具が必要

センタースタンドシャフトと同径のシャフトで先端がセンタースタンドシャフトの内径に加工したもの

フレーム側のクランプ部は緩めておいて、加工したシャフトをセンタースタンドシャフトに挿入し叩いて抜く

外径が同じなので段差が無くスムーズに抜ける

ちゃんとグリスを塗布して組まれていましたがセンターのグリス溜まりに充分に残るように

さて組み付け準備

センタースタンドシャフトはもちろん、スプリング、フック、フレーム側、センタースタンド内部とスプリングの引っ掛かるところ金属が擦れて動く部分にグリスを塗布

フレーム側に養生で軍手を被せ

「えいやぁ」で引っ張り別の細いシャフトを差し込む

左側へまわり加工したシャフトを通して右側まで貫通させる

ここにセンタースタンドシャフトを挿してゆっくり押せば無理なく一人で作業が出来ます。

このとき割ピンの穴は上下に来るようにすること、後から変な角度で大変なことになる場合もある。

割ピンを組んで、フレームのクランプ部M6ボルトを締めて余分なグリスを除去して完了

 

この作業中に気が付いたトルクロッド取り付け部のロックピンの向き

口が開いてる方を進行方向には向けない!

何かに引っ掛けて外れてしまいます。

 

ではマフラーの取り付け

エキパイガスケットを付属の新品に交換

マフラー脱着だけならシール材を塗布してそのままでも行けるが

マフラーが変わるのなら新品に交換は必須

純正のガスケットはきついから問題ない、銅のリングのはわずかに変形させれば落ちてこない

ヨシムラのはシール材で保持させないと落ちてしまう

これまでモリワキエンジニアリングのME30(20g)を使っていたが1/4も使わないうちに硬化して廃棄が続き

今度はキタコのを試してみた5gで値段的にはちょい安い程度だがどれくらい使えるか試してみよう

エンジンに接する面に少し盛って貼り付ける感じ

オチテコナーイ!

無事取付け完了

ただし、このレーシング機械曲げストレートサイクロンはストック状態ではラージバッフルが付いていて爆音仕様

さすがに当店ではとりあえず車検の通る小径バッフルの方に交換させて頂く

(内部のウールにカーボンが付着すると消音効果が薄れ2回目、3回目の車検では音量がオーバーする場合があり、その都度ウール交換が必要になる)

持っている方が小径のほうね

 

当店では作業に立ち会うことは出来ない、気が散って集中できないから

なんなら最近では1泊(土曜日預かり、日曜お渡し)させてもらおうかとも考えている

お待ちいただいていて万一思ったよりも時間が掛かった場合に焦ってしまいミスをすることがある

何が一番かというと作業精度を落とさないことが一番と考える

今回もお客様の帰りの時間の縛りがあったため、なるべく早く来ていただき

猛暑日と言うことも有り近所のデニーズで食事をとりながらお待ちいただいた。

 

完成してお客様が戻ってくるまでの間に粗探し

ホームセンターで「燃料用ホース」と売られているもの

汎用機器では良いかもしれないがライフは短く硬化して痩せてくる、出来ればゴムホースで外皮と2重管になっている物

 

メータークッションが潰れていますな~

見るとワッシャーを2重にして締めあげているようにも見える(ナット~6mm穴~8mm穴)

CB400Fメーターあるあるの針振れは振動を拾って起こることが多い(さんざんブログに書いていますね)

見た目よりは機能優先で緩めでもメーターを振動にさらさないほうが良いと考える

 

スイッチの角度が......

スイッチの配線がハンドル内を通るので角度がおかしいと配線にダメージを与える場合があるので注意したい

前回お越しになったときにスロットルの動きが重いということで安直にばねを交換するのではなく

グリップの端(中身)がハンドルを擦ってるんじゃないのと指摘したらご自身で確認したらしくビンゴ!!

今日は凄く軽くなっていました。(前回比)

また、問題のあったブレーキもラジアルポンプを奢っていました。

見た目気にしなければラジアルポンプ最高です!!

 

サイドスタンドが変に加工され、本来かかと部が接地するのだが先端が接地する

見て分かるように角度がおかしいですね

車体の傾きを補正するのに曲げたと思われます。

このタイプはサイドスタンドを出したまま走り出し左に曲がる時にゴムが先に接地して跳ね上げるものだが

先端が下がっている分甘いかもしれませんね、ご注意ください。


素晴らしいポスターを発見

2025-08-17 23:10:21 | ノンジャンル

今日たまたまこんなポスターを発見

堪らない!!

バイクの場合は胸部プロテクターですね

今日もニュースでカモシカ(らしき)とぶつかって転倒し運転者が胸を強打し亡くなっている

GPライダーだったノリックも何年も前になるが街乗りしてて急にUターンした車にぶつかりハンドルで胸を強打だったかな亡くなっている

当店のお客様でドクターが居るんですが何時でもしっかり装着しています。

世間では装着はまだ任意ですがぜひご検討ください

と云ってる自分もいつもの試乗では付けてなくて、ある程度距離走る場合には装着している

試乗コースでも何が起きるか分からないので付けなくちゃなぁ

 

先日、仲間と呑み会があり諸事情があり遅れて行ったときに

「何で来たの?自転車??」と聞かれ

(多分すっげぇ嫌な顔してたと思うが)「まさか!徒歩!!」と返したが

自転車で呑みに行けなくなって長いが外呑みが思いっきり少なくなった

(特に妻が)歩いていける距離に飲食店が無いことが理由

また来年の4月の規制強化に合わせて一時停止もしっかりと止まっている

来年になっていきなり始めようとしても多分無理なので今から習慣付けておこうということ

一時不停止は罰金¥5000!サイゼに夫婦で行って酔っぱらって満腹になってもお釣りが来る金額

みたけ食堂には6回行ける!!「あぁもったいない!」

一時少なくなったがまた増えているながら運転(スマホ)こちらは罰金¥12000

見かけるたびに「いちまんにせんえ~~~ん!!」とカウントしている(笑)

厳密に言うと右左折の時にはハンドサインは必要だし

現在努力義務のヘルメットも義務化になるかもだし

自転車のメリットは一方通行を逆走できるのと維持費用が掛からないだけだが

それなら普通に原付または電動モペットに乗ってた方がマシだと思う今日この頃

 


エンジン不調 ガソリンの劣化によるキャブレターのジェットの詰まり

2025-08-17 16:05:44 | メンテナンス

今年の夏は...というか梅雨が無くとにかく暑い日が長期間続いていてこれまでに無いことが起きている。

 

車検で入庫予定のお客様から「6000rpm以上回転が上がらない」との訴え

茨城県北部のお客様で常磐道を使い「6速で100km/h出るので来ることが出来た」と

かなりのストレスだっただろうと想像する

エキパイの温度を測定

#1

#2

#3

#4

#4(跨って右端ね)が温度が低い

アイドリングはするので点火系の問題では無いのだろうけど

一応タイミングライトでハイテンションコードに電気が通っているか確認

全部光るので問題無し

コンプレッションも測定

#4数値は低いが燃焼しないほどではない

プラグも問題無し

キャブレターを外します

フロートチャンバーを外すとガソリンが劣化し沈殿したものがある

左から#4、#3

左から#2、#1

即お客様に事情聴取

「定期的にエンジンを掛けて少しでも乗るようにしていたが、仕事が忙しくなり乗れない期間があった」とのこと

 

これまでに何度もアナウンスしているが

ガソリンは生モノ

時間が経てば劣化する、どんどん揮発して燃えにくい液体に変化し酸化もするため亜鉛合金製のキャブボディを攻撃する

ガソリンを腐らせても洗浄すれば元通りにはならないということ

右が#1、メインジェットが付く筒の表面を見るとガソリンの劣化した酸化物が付着

左は#4、こちらはもっとひどい

洗浄してもこれらの部分は酸にやられて荒れてしまっている

 

#4メインジェットはほぼ詰まっている

ニードルジェットにも蓄積

 

スロージェットはそこまでいっていない

というのも付いている位置がメインジェットの方が低いため先にダメージを受ける

 

キャブクリーナーを使用して屋外で洗浄するが結構な異臭を放つため、周りご近所の迷惑にならないように異臭騒ぎを防ぐため洗浄するタイミングが難しい

今回はキャブレターは分割せずフロートチャンバーを外しただけの状態で行う

キャブクリーナーはゴムを侵すのでやたらとかけるわけにはいかず、キャブを横向きにしてフロートチャンバー室内部分だけ塗布する。

またフューエルジョイントOリングを侵さないように燃料通路に入らないようにする。

外したジェット類もニードルジェットやフロートバルブ、バルブシートは混ざらないように分けて洗浄

ただ洗えば良いわけではなく使うケミカルの性質を考えて的確な作業が必要になる

 

さて、洗浄作業の画像は余裕がなく残せなかったので時間があるときに載せましょう

 

洗浄後、ジェット類、フロートを組み、フロートチャンバーを付けて終了という所

このキャブレターのフロートチャンバーはすべて5mmのビスで組まれていた(本来4mm)

ねじ山を舐めさせて本来ならヘリサート修正で4mmビスが使えるようにすべきだが、安直に5mmに拡大

穴が大きくなってヘリサートコイルは入れられないので5mmビス仕様でいくしかない

組みあがったキャブレターを車体に組み、エンジンを掛ける

何事もなかったように普通にふけあがるようになりました。

このあと車検整備を行い陸事持ち込み無事車検を通してお客様に引き渡し

 

定期的に乗ったとしてもタンク内のガソリンの劣化は進みます。

本来フレッシュなガソリンなら保管環境にもよるが2~3カ月は大丈夫

このスパンでガソリンタンク内のガソリンを入れ替えて欲しい

四輪をお持ちならそちらに移す(多少劣化しても大量のガソリンに混ぜればOKかなと)

2サイクルのスクーターをお持ちならそちらに入れるとか

ただし完全に終わったガソリン(変色、異臭の出始めたもの)は廃棄するしかない

※ガソリンスタンドも引き取りを断る場合が多いので注意

心配ならいっそのこと乗り終わったら(タンク、キャブ)全部抜いて、乗るときに適量入れてという使い方

ガソリンの管理は結構大事なことなんです。

 

そうこうしていたら別のお客様からSOS

「アイドリングはするけれども、走り出すと3000rpmしか回らない」と

内心「まただよ~」

聞くと1か月前にはエンジンは掛かり乗れたと云うがおそらくすでに劣化したガソリンで

キャブ内にも堆積が始まり、この1カ月の間に進行し詰まってしまったのだろう

エンジンは掛かっても排気ガスは異臭がしていたのでは?

自走で来るのは危険と本人も判断し(正解)JAFに依頼するとのこと

20kmまでは無料とのことだがオーバーした場合は有償となる

任意保険のロードサービスの場合距離無制限のところも有るが入っている任意保険にはロードサービスが無いという

ということでJAFで運ばれてきました。

てっきりローダーで来ると思ったら二輪専用の運搬装置があるようですが、積み込みで40分くらい掛かったそうな

ローダーの方が載せ降ろしは早いですね

早速、キャブを外してみましょう

右から#1、#2

左から#4、#3

 

左から#1、#2 #1のメインジェットは固着して外れない

左から#3、#4

前回の車両よりも状態が悪いのがお判りいただけるだろう

コックをRESにしたところ瞬時にオーバーフローしたとのことで

見るに#1のフロートの軸部分で固着してオーバーフローしたのだろう

#1のみフロートのピンを横から叩かないと外れなかった

外したメインジェット以外(右から#1)

スロージェットは詰まり無し(穴径は堆積物で細くなっている可能性あり)

ニードルジェットも下部分に堆積物、内部にも付着しているだろう

なぜか#2だけがフロートチャンバー内に劣化ガソリンが残らなかったようできれい

バルブシートを押さえるプレ-トのビスも#2のみきれい

 

いよいよ洗浄

泡タイプのキャブレタークリーナーはゴムパーツを侵す、長く浸すと亜鉛メッキも溶かしてしまう(ユニクロ、クロメート等)

キャブを横向きにしてかつ浮かせて(チョークリンクのメッキの保護)、多少傾斜をつけてバルブシートの穴から通路にキャブクリーナーが流れ込まないようにする(フューエルジョイントのOリングの保護)

フロート室内部分だけを狙い慎重にキャブレタークリーナーを塗布

フロートチャンバーもジェット類とフロートを入れキャブレタークリーナーで満たす

使用するブラシは樹脂だと徐々に溶けるので豚毛の物を使用

全バラO/Hと違いかなり気を使って洗浄する。

 

洗浄後、パーツクリーナーをふんだんに使用してキャブレタークリーナーが残らないように洗浄~乾燥

組み立て前の下ごしらえ

組み立て中

きれいになったように見えますが

キャブボディのフロート室内は荒れてつやは無く

フロートの真鍮部分も荒れています

なんと去年の7月にも同じようにキャブをO/Hしている

そのたびにダメージが増えていく

フロートチャンバーの取り付け、リーフスプリングでテンション掛かっているのでビスを入れて蓋をする

手で押さえながらビスを仮止めして

ドライバーでの力加減が難しい、止まったところから「ぎゅ」で良いくらい

Oリングが潰れて密着したなといったところ

相手が亜鉛ダイキャストで柔らかい材質でかつM4と細いのでちょっと力加減を間違えればねじ山を傷めてしまう

心配な場合はトルクドライバーを使うと良いだろう

自分たちのように手が締め加減を覚えていれば問題ないが、慣れていない場合締めすぎる傾向にある

舐めさせてヘリサートを打つことを考えれば道具を持っていたほうが良いかもです。

また、サービスマニュアルには標準締め付けトルクとして記載があるがM5までだが

ググって調べれば問題なし(素材により数値は変わるので注意すること)

 

組み立て後はおなじみのオーバーフローのチェック

漏れが発生しないか確認する、怠って車体に組んでからオーバーフローが止まらなければまた外して二度手間になります。

 

その間にプラグのチェック

ねっとりタール状の付着物

燃えないで表面に残っています。

ティッシュで拭くと簡単に取れます

今回の車両はこんなガソリンでも一応燃える成分が残っていてエンジンが掛かっていたから良いが

完全に終わったガソリンでプラグをかぶらせて、それでもひたすらセルを回し続けるとプラグが死にます。

イリジウムなんかは即昇天します。

 

キャブレターの脱着作業をしているので同調の狂いが無いか確認します。

確認後に試乗に出ます

長期放置しているのでタイヤの空気圧を確認してから

フロント1.5キロ、2キロ入れておきます。

リアは1.8キロ、こちらも2キロにします。

オゾンクラックの発生を遅らせたいのでフロントは2キロで維持を推奨しています

さぁ完成、夏の試乗は拷問です

開け初めにもたつきがありエアスクリューの調整で数回走る

この暑さなのでキャブのリセッティングも必要になりますね


オイル漏れ

2025-08-05 13:19:56 | ノンジャンル

外の日陰に置いてある温度計ですらほぼ40℃

暑いとエアコン効かした工場内からあまり出ないのだが、車検車両の試乗に出るため外に出たら道路に水たまりがある

この時期エアコンの水が滴下して長時間停車していればこんなことにもなるが

バス通りから延々と続いている

現在13時、水だったらとっくに乾く路面温度「水じゃないな」

指で触るとオイルです

進行方向の方を見ると一時停止あたりで間隔が詰まっている

(っていうか停止線で一時停止しないんかい!!)

まず、店の前に溜まっていたということは店に来た人

今日は佐川急便が配送に来たぐらい

すぐにドライバーに電話して事情を説明オイル漏れしていないか聞いてみた

ドライバーいうには今日は店の前には止めていないという.......誰だ!?

これだけのオイルが出てればまずあっという間に空っぽになり金属摺動部がかじり始め異音が発生、やがて焼き付き沈黙する

いかに早く気が付いてエンジンを止めるかにかかっている

 

で、自分はすぐさま油溜まりの処置

サーキット走っていれば落ちたオイルがどんな悪さするかは身に染みている

速攻でパーツクリーナーとウエスを持って来て処理

当店に来たお客様がすっ転んでは大変です。

一仕事終えてやっと試乗へ

試しにオイルの跡をたどってみると途中から何本も現れて探索不可能

おそらくアマゾンの軽バンじゃないかな

たぶん午前中にこの辺回っていたと思うのだが

彼ら個人事業主で車も自前だろうからエンジン全損したら儲け吹っ飛ぶな

ちょっとした異変でも気が付くこと、放置しないこと

皆さんもご注意くださいまし