先週末の予約修理車
前回、点火系の不調でダイナS&ダイナコイルからウオタニSPⅡフルパワーキットに交換したお客様
完成試乗でキャブレターの磨耗が浮き彫りに
今回はキャブレターのジェットニードルセットの交換
あわせてオイル交換とLカバー内のオイル漏れの診断
念のため朝9時にお約束
お客様は早めに着ていてローソンで待機
店主がシャッターを開けたと同時に突入
お客様は車両を置いて、舎人ライナーで出かけていってしまった。
完成のめどが立ち次第連絡する形
店主としては精神的には楽になりました。
早速工場内に入れて
キャブを外します。
外したキャブからガソリンを抜きましょう
「なぬ!」
錆がたくさん出てきましたよ
フロートチャンバーを外します。
凄いなぁ
ストレーナーは付いていますがパウダー状の錆は通過してしまいます。
リーフスプリングにも堆積
タンク内も確認
底は見事に錆びています。
ゆくゆく錆び取りを行ったほうが良いでしょう
今回交換するのはジェットニードルセット
キャブレターで唯一磨耗するジェット
メインジェットもスロージェットも磨耗はしません
ガソリンを腐らせ酸化させれば侵されて表面が荒れてしまいますが普通に使っていれば減りません
キャブレターのリペアキットでジェットニードル/ニードルジェットまでセットになっているものは少なく
純正部品で追加するとプラス1万円以上してしまう
そのためケチって交換しないパターンがほとんど
この部品が磨耗して悪さしていることを知らない人もいるだろう
開け初めにもたついたり、再加速時にワンテンポ遅れたり、燃費が悪いのはまず磨耗していると推測できる。
当店でもリペアキットをO/Hセットとして販売しているが
ジェットニードルセットを含めたキットを標準キットとして走行距離が長く燃費が悪い車両用として販売している
しかし2万円オーバーとなるため
内容はお構いなし金額しか見ない人には「高けぇなぁ」で終わってしまうだろうから
前回キャブのO/Hをしてからの走行が少ない燃費も悪くない車両用に簡易キットというジェットニードルセットを含まないキットもラインナップに加えている
こちらは約1万円
実際こちらのほうが売れているが皆磨耗は無いのだろうか?それとも「こんなもんか?」で乗ってるのか不思議でしょうがない
実際、新品と見比べないとニードルジェットの磨耗は見た目の判断は難しい
判るかな?
無論左が新品
トップキャップを外し、リンク周りを分解してジェットニードルの交換
新品のクリップの組み付け
これも要注意
ニッパーでの作業は厳禁
傷が入り応力で割れてしまうことがある
必ずプライヤーを使うこと
また、道具を使わずに適当に固いところでクリップの背を押して入れる人がいるが万一飛ばして無くしたら大惨事
外した古いクリップを使うことになる(中古は使いたくないな)
フロートチャンバーのOリング保持のゴム糊が大盤振る舞いだったので除去に一苦労
きれいになりました。
ホンダボンドで塗ってもこれくらい
自分は瞬間接着剤用のノズルを使っているが
楊枝のような先端の尖ったもので丁寧に塗れば良いだろう
組み終わったキャブはガソリンを送ってオーバーフローのチェック
問題ないので車体に組み諸調整
すでにこの時点で13時
次はLカバー内の確認
まずチェンジペダルを外して.....
「むむむ!!」
グリスっ気無し
酷いなぁ
Lカバーを外すとボルトの長さはまちまち
果たしてどこから漏れているか...
ゴムパーツ使っている部位ほぼ全部
ミッションのオイルシール外周からも出ています
オイルポンプからも
ミッションのオイルシールは交換できないのでコーキングで応急処置
その他交換できるものは片っ端から交換しましょう
ここから先は余裕が無くなり画像は無し
まるまる夕方までかかってしまいました。
また、他のお客様を放ったらかしにしてしまいました。
店主と話がしたかったお客様も居たようで
大変申し訳ありませんでした。
こういう場合はキャブだけで精一杯かな
次回からは気をつけよう
8~9月をサマータイムで営業時間を14~18時としましたが
すでに日が暮れるのが早く
明日から本来の12時~18時に戻します。
予約修理がずれ込んだ場合にお相手ができない場合がありますがご了承ください
前回、点火系の不調でダイナS&ダイナコイルからウオタニSPⅡフルパワーキットに交換したお客様
完成試乗でキャブレターの磨耗が浮き彫りに
今回はキャブレターのジェットニードルセットの交換
あわせてオイル交換とLカバー内のオイル漏れの診断
念のため朝9時にお約束
お客様は早めに着ていてローソンで待機
店主がシャッターを開けたと同時に突入
お客様は車両を置いて、舎人ライナーで出かけていってしまった。
完成のめどが立ち次第連絡する形
店主としては精神的には楽になりました。
早速工場内に入れて
キャブを外します。
外したキャブからガソリンを抜きましょう
「なぬ!」
錆がたくさん出てきましたよ
フロートチャンバーを外します。
凄いなぁ
ストレーナーは付いていますがパウダー状の錆は通過してしまいます。
リーフスプリングにも堆積
タンク内も確認
底は見事に錆びています。
ゆくゆく錆び取りを行ったほうが良いでしょう
今回交換するのはジェットニードルセット
キャブレターで唯一磨耗するジェット
メインジェットもスロージェットも磨耗はしません
ガソリンを腐らせ酸化させれば侵されて表面が荒れてしまいますが普通に使っていれば減りません
キャブレターのリペアキットでジェットニードル/ニードルジェットまでセットになっているものは少なく
純正部品で追加するとプラス1万円以上してしまう
そのためケチって交換しないパターンがほとんど
この部品が磨耗して悪さしていることを知らない人もいるだろう
開け初めにもたついたり、再加速時にワンテンポ遅れたり、燃費が悪いのはまず磨耗していると推測できる。
当店でもリペアキットをO/Hセットとして販売しているが
ジェットニードルセットを含めたキットを標準キットとして走行距離が長く燃費が悪い車両用として販売している
しかし2万円オーバーとなるため
内容はお構いなし金額しか見ない人には「高けぇなぁ」で終わってしまうだろうから
前回キャブのO/Hをしてからの走行が少ない燃費も悪くない車両用に簡易キットというジェットニードルセットを含まないキットもラインナップに加えている
こちらは約1万円
実際こちらのほうが売れているが皆磨耗は無いのだろうか?それとも「こんなもんか?」で乗ってるのか不思議でしょうがない
実際、新品と見比べないとニードルジェットの磨耗は見た目の判断は難しい
判るかな?
無論左が新品
トップキャップを外し、リンク周りを分解してジェットニードルの交換
新品のクリップの組み付け
これも要注意
ニッパーでの作業は厳禁
傷が入り応力で割れてしまうことがある
必ずプライヤーを使うこと
また、道具を使わずに適当に固いところでクリップの背を押して入れる人がいるが万一飛ばして無くしたら大惨事
外した古いクリップを使うことになる(中古は使いたくないな)
フロートチャンバーのOリング保持のゴム糊が大盤振る舞いだったので除去に一苦労
きれいになりました。
ホンダボンドで塗ってもこれくらい
自分は瞬間接着剤用のノズルを使っているが
楊枝のような先端の尖ったもので丁寧に塗れば良いだろう
組み終わったキャブはガソリンを送ってオーバーフローのチェック
問題ないので車体に組み諸調整
すでにこの時点で13時
次はLカバー内の確認
まずチェンジペダルを外して.....
「むむむ!!」
グリスっ気無し
酷いなぁ
Lカバーを外すとボルトの長さはまちまち
果たしてどこから漏れているか...
ゴムパーツ使っている部位ほぼ全部
ミッションのオイルシール外周からも出ています
オイルポンプからも
ミッションのオイルシールは交換できないのでコーキングで応急処置
その他交換できるものは片っ端から交換しましょう
ここから先は余裕が無くなり画像は無し
まるまる夕方までかかってしまいました。
また、他のお客様を放ったらかしにしてしまいました。
店主と話がしたかったお客様も居たようで
大変申し訳ありませんでした。
こういう場合はキャブだけで精一杯かな
次回からは気をつけよう
8~9月をサマータイムで営業時間を14~18時としましたが
すでに日が暮れるのが早く
明日から本来の12時~18時に戻します。
予約修理がずれ込んだ場合にお相手ができない場合がありますがご了承ください