Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

HONDA RACING THANKS DAY

2013-11-30 21:16:00 | イベント
本日は臨時休業をいただき
ツインリンクもてぎで開催された
「HONDA RACING THANKS DAY」に行ってきました。


普段は忙しさにかまけて、このようなファン感謝祭に来るのは数年振りです。


普段見れない車両がたくさん見られます。
おぉぉぉ~NSX-CONCEPTレーサー(白いほう)にNSX-GT(オレンジのほう)ですね~


SF14


RCV1000R:MOTO-GP用市販レーサー!!


RC213V マルケス号


当日走行したヒストリックレーサー達



トークショーでのマルク マルケス、今年のMOTO GPのチャンピオンです。なんと彼はまだ20歳、若いですね~



さて、今回のイベントのもうひとつの目的は
普段から学習している英会話のプラクティス
[外国人を見つけたら話しかけて会話をしてくる]という課題を自分に課しました。

アメリカから来たグループと


イギリスから来た「マーク氏」と

彼はXR200のレストアの模様をパネルにして展示していました。
自分もXRもやっていたことがあるので盛り上がりました。

シカゴからきた彼とはグランドスタンド裏~コレクションホールまで歩きながら話しました。

本国ではレーサーやってたそうです。

普段、その辺で声を掛けても、
「怪しい日本人が話しかけてきたぞ」
と思われているのか?なかなか話し辛いのですが
このようなイベント会場では同じ趣味の人達の集まりですから
盛り上がりますね。

7年後のオリンピックでは東京は外国人で一杯になりますから
それまでに普通に話せるようがんばらなければです。


いろんなメーカーのブースでノベルティグッズを配っていました。
戦利品(笑)



さて、今年もあと1ヶ月
相変わらず超忙しいのですが
鋭気を養ってきましたら
がんばらなくちゃです

12/2更新
YOUTUBEで皆さん動画をUPしています。
http://www.youtube.com/results?search_query=HONDA+THANKS+DAY+2013&sm=12


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臨時休業のお知らせ

2013-11-28 10:23:00 | イベント
今週末の土曜日
急遽お休みをいただきます。
ご不便をおかけしますがご了承ください。

何処へ行くのか?

ツインリンクもてぎで開催される
Honda Racing THANKS DAY 2013
http://www.honda.co.jp/enjoyhonda/hondaracingthanksday/2013/index.html
急遽、友人のドリームワークスさんから招待券をいただきせっかくなので一緒に行ってきます。

たまには「耳の保養」、「目の保養」も大事ですからね~


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CB400F点検車両続編

2013-11-24 18:48:00 | CB400F/350F
先日の記事の点検整備車両
http://wind.ap.teacup.com/hondainlinefour/1645.html
進めていると出るわ出るわ(汗)

妙にグリスっ気の無い車両
リアブレーキのスピンドルは真っ赤!!!!!

洗浄し、(フレーム側もね)グリスをてんこもり 


リアブレーキカムもシューが接する面はグリスUPされていましたが
軸部分は古いグリスが固まっていました。

パネルの穴と合わせて洗浄し、ブレーキグリスを塗って組みます。

ハブダンパーもクラックが入り

スプロケットとハブのジョイント部分も完全ドライで真っ赤っか

カラーは純正サイズのものに交換すると隙間は出来ません(アクスルナット締めていませんよ)

長さを比較すると隙間分長さが違っていたのが分かります。
スイングアームが無理やり詰まるわけですから
極端な話リアサスペンションが逆ハの字になるわけです。

ケーブルもグリスアップの為にインナーを抜くと…


案の定、赤くなっています。

インナーチューブ、上のほうは点錆などがあり、摺動面は磨いた痕跡がありきれいですが
ダストシールを外すと…

けっこう縦傷多いですね、現状オイル漏れは無いので、漏れ始まったら考えましょうね。

カラーが片方しか入っていなかったタコメーター、
理由が分かりました、ボルトが折れているので
カラーを入れるとナットが掛かりません。

スピードメーターは折れは無いので入れ忘れか?
メータークッションが経たってペタンコになりガタを無くす為にカラーを外す安易な人も居るようです。
リジットにしてメーターが振動で壊れた方がお金掛かるのですがね~
このタコメーターも500rpmほど割り増し表示!
規定の1200rpmに合わせると、エンジン回転が低すぎて止まってしまいます。

折れたボルトどうするか?
とりあえず、スペシャルなナットを製作しました。

これならボルトが短くても対応できます。

上下ゴムが割れていたマニホールド
外したものをご覧ください

赤いのはガソリンの色素、Oリングもペタンコで外まで滲んでいたのが一目瞭然
外さなくても、マニホールドとエンジンの合わせ目が赤くなっていたらOリングは終了しています。
当店はマニホールドに関しては意外と神経質
早め早めの交換をお薦めしています。

万一2次エアーを吸って混合気が薄くなった場合、エンジンを壊すことになります。(ピストン溶かしたり、焼きつかせたり)

たとえば
キャブのジェットが磨耗して混合気が濃かったり、
オイル上がりで白煙を噴いているなどは
予算の都合もあり様子見させることはありますが
かぶる、カーボンが溜まる、バルブのカーボン噛みなどの可能性はあるものの
エンジンを破壊することは有りません。

エンジン上面を見るとケーブルガイドの位置がおかしい
ハンドルを替えてクラッチケーブルの長さが足りなくてこちらに移動することはありますが

よーく見ると、ボルトもおかしいですね
画像右下の頭に8マークの無いボルト
これは画像タペットキャップ間の上側に使われるUBSボルト
このボルトは長さ38mmですから、ここに使われる本来のボルト(40mm)より2mm短い
ネジの掛かりが2mm分短いのでねじ山をあげてしまうリスクが高くなります。

クラッチケーブルは充分に長さは足りています。


この位置が正解、

ボルトも入れ替えました。

また、この車両フロントフェンダーを固定するボルトがバラバラ
皆、長さが違いかつ長い!
とりあえず長いものを使えば良いのか?
否!
場所によっては悪さをする場合もあるので
規定サイズのボルトを使いたいですね。

キャブレターもフルO/Hでビカビカになりました。


この車両もなんだかんだで20万円オーバー
最初からすべてに手が入った車両を購入していれば浮く部分ですね。
自分で徹底メンテナンスが無理な方は
購入時にメンテナンス済みの車両を購入することを強く具申いたします。
(お店によってO/H、レストアの定義は異なりますので、作業内容、交換部品をこと細かく説明してもらうことも大事なことですね。)



メールでの問い合わせ

2013-11-24 00:21:00 | CB400F/350F
メールにて問い合わせを戴きました。

いつも書いていますが
CB350F/400Fのサービスマニュアルは
プロ用の整備書の感が強く
ビギナーにはわかり辛いことだらけ

「いつも御世話になっております。
先日購入させて頂いたピストンリングの件で伺わせてください
マニュアルの様にトップリング、セカンドリングの区別に
合口の斜めでなく色分けになっておりましたが
セカンドリングは青っぽいリングで良いのでしょうか?
御忙しい所恐れ入ります。」


とのこと
実際マニュアルにはこのような記載が

CB350Fベースのマニュアルですから
リングの画像もオイルリングがワンピース

ホーク用のマニュアルのほうがまだ親切ですね

オイルリングは
400は3ピース
250は1ピース
合口の位置指定まで詳細に書かれています。

しかしここでも断面での違いしか書かれていない

そこでこれは
別の資料です

ここには色による判別が書かれています。

問い合わせのものはこのCB400Fのリング

しかし、パッケージを開けるにはラベルを破らねばいけないので
商品にならなくなるので実際のペイントされている様は公開できませんが

ペイント着色については関係なく
形状の違いで判断してください。

左がトップリング、右がセカンドリング

先の最後の資料にありますように
トップリングは白、セカンドリングは黒
実は触っても判ります
トップリングは外側の角が面取りされていますが
セカンドリングはエッジが立っています。
判りますかね~

これは皆さん判りますよね
刻印があるほうが上向きです。(トップ、セカンド)


別途、シールワッシャーの向きの問い合わせも戴きました。
ヘッドに使う2箇所のゴム引きのシールワッシャー

こちらがナット側


こちらがヘッド側になります。


簡単に絵を書いてみました。


いかがでしょう?判りましたか。

ヘッドのシールワッシャーは再使用不可
銅ワッシャーもこのゴム引きワッシャー共にです。
シール性能が落ちて、スタッドボルトにオイルがにじんできます。
またこのゴム引きワッシャーは組んだ後に熱を掛けたあとに再度トルクチェックをしたい部分
また、過剰トルクも厳禁です。
以前の記事のヘッドの画像のように座面の変形の原因になります。

忙しくて放っておいた質問をここに来て一気に書いています。
戴いたメールで他の方にも向けてアナウンスした方が良いものはブログで紹介しています。
しかし、匿名のメールやマニュアル、パーツリストに書かれているだろう質問はスルーさせていただいています。
どこかで、線引きしないと
お客様相談室状態になって仕事に支障が出てしまいますからね。
実際、この記事も書き始めてここまでで1時間費やしています。

質問したけど返答が無い場合
手が空いてから返答するので待ってる状態か
上記のような場合かです。

メールでの問合せ

2013-11-23 02:52:00 | CBX400F/550F
NetShop常連さんより
メールにて問合せをいただきました。

「車種:CBX400F
内容:はじめまして。夜遅くに失礼いたします。
通販でいつもお世話になっているXXXXです。当方、CBX400Fが好きで春から一台、組み上げており、先日、オークションにてエンジンを購入し、全て部品が揃いましたので組み上げてエンジン始動までおこないました。
エンジンは実働、白煙なしといことで購入したしましたが、オークションで購入ということもあり異音、白煙なしは期待しておりませんでした。
バルブ間隙調整、ドライスタート防止作業を行った後、エンジン始動を行ったところ、セル1にて異音、白煙なくエンジン始動しました。アイドリング、吹け上がり共によく、最初は調子のよいエンジンだと思いましたが、軽く走行したところ、カチカチのような音がクラッチ側から聞こえてきました。
症状の特徴は
①アイドリング時はカチカチは出ず、ニュートラル状態では高回転まで異音なくスムーズに回ります。
②音が出るのは走行中のクラッチを繋いで、アクセルを開けている時だけで、アクセルをオフにすると音はしなくなります。
③走行中にクラッチを切り、アクセルを煽っても音はでません。
クラッチの切れが悪く、クラッチを切った状態ども進もうとします。ワイヤーは新品で遊びを少なくしてもダメです。
上記が異音が出る時の特徴です。
私ははじめ、メタルの音など疑いましたがニュートラル時の空ぶかしでは鳴らないので他に原因がある気がします。
初めは気にならなかったのですが、アイドリングによく耳をすますとクラッチとフロントスプロケ辺りからコロコロとシャラシャラが混ざったような小さい音がするような気がします。
アイドリング時に軽くアクセルを煽ると一瞬カチャカチャと小さい音もします。
5キロほど走行し、エンジンオイルを抜いたところ目に見えるか見えないぐらいのキラキラがいました。
走行中の異音ははっきりどこから鳴っているかわかりませんが、クラッチ回り辺りから聞こえるきがします。
当方、以前、一から組んで大切にしていたCBXを盗難にあい、一度は単車を諦めもしたが、もう一度、調子の良いCBXに乗りたいと思い、いろいろ調べたり、自分でわかることはしましたがなおらず、悪化してはいけないのでエンジンをかけずに置いております。エンジンの異音などは実際に見たり聞いたりしないとわからないのは承知しております。
しかし、本当に行き詰まってしまいアドバイスだけでもいいのでどうかお力をお貸しください。長々と失礼いたしました。返信待っております。」


CBXは取り扱い車種から外してしまいましたから
本来はスルーしたいところですが
NetShop常連さんということで
今回特別に返答いたします。

まずご自信でも書かれているように
「音」に関しては非常に難しいのです。
ましてや走行中しか音が出ないのはまた困難

エンジン以外にも
駆動系でも音は出ます。
アクセルのON,OFFで
トルクの掛かり方も違いますから
(チェーンの張り、たるみが逆転する)
客観的に音を聞けるようにしたいところ

どうするか?

シャシダイナモ(ダイノマシンなど)を持っているショップへ持ち込み
※立ち合せてもらえるショップが良いですね。
実際に目の前で症状を再現してもらい
場所を特定するのが近道かなと思います。
空回しと違い、負荷を掛けられますから
走行しているのと同じ状況が作れます。

コストは掛かりますが
乗りながらどこだろうと探すよりは
安全で早いと思います。

行き詰ったら、
自分とは見方の違う他人に見てもらうことも
大事なことですね。