Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

また!?

2015-05-30 21:16:00 | ノンジャンル
先日の地震の後で
「今度からタイダウンで固定しなくちゃ」
と思っていたのもつかの間

また、来ましたね
でかいのが
前回よりも揺れたというかいきなり来ましたね



すっかり忘れて次の車両も車検整備の真っ最中でこんな状態

今回もたまたま近くに居たので慌てて押さえ込み!
事なきを得ましたが

揺れも収まり、一息ついてから
フロントスタンドを掛けて
タイダウンで縛りました。


あ~早く地盤の安定しているところへ引っ越したい~

クラブドリーム323 秋ヶ瀬ミーティング

2015-05-30 17:22:00 | イベント
先日、CB500K1用のメインハーネスを買いに来たお客様と話をしていて
5/30(土)に秋ヶ瀬でミーティングがあるとの情報を聞き
部外者でも良いのでしょうか?と尋ねると
快く「是非、来てください」と

先日、ツインリンクもてぎでも走らせた
CB500中沖号
密かに隠し持っていてもしょうがない
ということで
浅間記念館に貸し出したり、サーキットイベントに持って行ったりしていますが
CB500系のクラブのイヴェントにも持って行きたいなと前々から思っていたが
なかなかきっかけが無く
今日まで至ったわけですが

秋ヶ瀬なら充分に営業時間内に戻ってこれますから
意を決して本日行って来ました。

現地に着くと、当店に来たことがある方やブログの読者さんも居て暖かく迎えて頂きました。


同じ車両がずらっと並ぶと壮観ですねぇ

私の車両もちょろっと一緒に撮らせてもらいました。


せっかくロケーションが良いので

今回はオリジナルの4本出し仕様
(中沖氏の最終仕様)
の戻しての持込み

メンバーの方で
「お店に見に行きたかったけど忙しそうで…」とか
(普段、店頭に置いていませんし)
「なんか、敷居が高くて…」とか
(建物の敷居は高いですが、お店自体の敷居は低いですよ)
もあり、あのような会場なら広いところで見放題、撮り放題ですから
今日は参加させて頂いて本当に良かったと思いました。
皆さんは終わってから蕎麦を食べに行ったようですが
私はお店が有るので途中で退場させて頂きました。

クラブの皆様、今日は快く対応して頂き楽しい時間が過ごせて本当にありがとうございました。
また、顔を出せるチャンスがあれば伺わせてください。
(それまでに直しておきますね。)

追伸
この車両に関しては氏が乗っている間に仕様変更が幾度もあり
ヨシムラの手曲げ集合管が付いているスタイルが一番有名なのではないでしょうか?

このあとからファンネル仕様、フロントブレーキをGT750用に変更、
フレーム、スイングアームなど黒→シルバーへ
現車のフレームはオリジナルのものではなく後から書付きフレームに交換されたもの
前オーナーの手元に来たときにはすでに変わって居たそうな
(浅間ミーティングクラブのメンバーさんが確認して番号が違うのは確認済み)
タンク、シートなど外装はオリジナルですが
前オーナーさんがリペイント&張替えをされたそうです。
(同じ青でもオリジナルはまったく違うとのこと)
エンジンはプラグホールから覗いてヨシムラピストンが入っているのは確認済み
しかし、どこまでどんなチューニングがされているかは開けてみないと分かりません
スペアのリングが手に入れば開けてみたいですが、部品も揃わず開けると組めなくなる可能性があるためうかつに手が出せません
マフラーが550K3の4本出しなのは最終仕様のため
Mr Bike BGで氏が連載していた記事にはこの仕様の画像が出ていますね。
しかし、このスタイルは日本のCafeカスタムの黎明期のもの
なんとか維持して、いろんなところで公開したいと考えます。
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キャブの中身は?

2015-05-28 11:55:00 | CB400F/350F
前回の記事の車両
キャブレターを外しました。

フロートチャンバー内には汚れが堆積

周りの青いものは「ハイロマー」
ガソリンに侵されず固まらない液体パッキン
フロートチャンバーパッキンが終了していて、お茶を濁すのによく使われますね。

ステープレートの皿ねじ、これが緩んでいる車両が非常に多い!

同調が合わなくて、すぐずれるのは可能性大です。

ニードルジェットも磨耗していますね~
これが低域の濃い原因でもあります。
左が付いていたもの、右が新品

両方に新品のジェットニードルを入れると…

これだけ違います!

ステープレートももちろん分解します。
しかし、なんで?
左側はボルトが長く、ロックナットが居ない??

なんてことは無い、折ってしまい
ドリルでもんで途中でやめて体裁上ボルトを挿しておいただけ??

奥に古いボルトの先端が残っていて動かない!

あの手、この手で何とか外すことが出来ました。

どこに罠が隠されているか分かりません。

さて、分解したパーツをメッキに出して
その間にボディの洗浄です。
組み立ては週明けからかな

また、すごいのが…

2015-05-26 19:08:00 | CB400F/350F
初めて当店で車検、総合点検を依頼されるお客様には
予約日以前に一度下見をさせて頂いております。

というのは
いきなりすごいのが来て
予定していた期間で終わらないなんてことになると
予定が大幅に狂います。
特に梅雨時は外に出せなくなり
作業自体が出来なくなる可能性があります。

今回の車両もそんな一台
2週間前に診せに来ていただいたときに
クラッチずるずるで試乗も満足に出来ない状態
よく50km以上乗ってきたと思いました。
タイヤの空気が少なくなっても気付かないように
人間って優秀ですから慣れてしまいます。
本人も「そんなにひどいですか?」状態なので
当店デモ車である、私の自家用車に乗せてみると
あまりの違いに驚かれていました。

中古で手に入れた車両はその状態がスタンダードになってしまいますから
本来の状態がわからない
比較試乗が出来るように自家用車は基本フルノーマルにしています。

さて、そんな状態で帰すわけにもいかず
その直前にしばらく居た事故車も出て行き、緊急用の枠が空いていましたのでお預かりすることにしました。
実際の予約日までの間に手が空けば診たかったのですが
そうは問屋が卸してくれず
本来の予定日からの着手となりました。

ぱっと見、右フロントフォークからのオイル漏れ

オイルシール際に縦傷が無数にあります。
オイルシールは統合されたエアサス対応のダブルリップが付いていますから
ゴムの劣化というよりはキズから上がったと思います。
では、左側は?

まだ漏れは始まっていませんが同様に縦傷があります。
画像が暗くて分かり辛いですが
オイルシール外周に傷がたくさん
大方、オイルシールドライバーを使わずにマイナスドライバーなどで作業したのでしょう
オイルシールにも傷が付きますし、下手すればインナーチューブにもキズを入れてしまいかねません
よい子はまねをしないように


メータークッションも完全に「合掌」状態
何の為にメーターをフローティング状態にしているか…読者ならお分かりですよね。
下部のナットを外すと…

カラーが1箇所しか入っていない!!!!????
ひどいなぁ
これもよくある風景

インジケーターのパネルが浮いています。
これは放っておくと高速走行中にはがれてレンズごと居なくなります。
店主、経験済み(笑)接着剤で補修しておきましょう。

フローティングマウントといえば灯火類は本来全部フローティングされています。
この場合は振動による球切れの防止ですが
これもよくある風景

リアウインカーリジットマウント!
...........

さて、ではフロントブレーキから

うわぁ、漏れ漏れですねぇ
パッドもフルードが浸みこんでいます。

となればピストンに錆のクレーター
お約束ですねぇ

マスターシリンダーもなにやら堆積物


そんなフロントブレーキは全バラ~中性洗剤を使い水洗い(基本です。)

キャリパー、

オイルボルト

スリーウエイジョイント

いたる所に白い結晶があります。
丹念に掃除しなくちゃです。

依頼事項の
エンジンを掛けると#1だけエキパイがぬるいと
確認するとたしかにあからさまに温度が違う
例えば、1気筒だけと#1、#4または#2、#3だけとか決まった気筒が不調な場合で
診る部分も変わります。
今回は
コンプレッションを測定すると均等
プラグキャップは若干問題があるが関係なさそう
次はキャブと
まず、同調をチェック
同調が狂っているときの特有のガタガタ音がしよります。
案の定!

バラバラですやん!
きちっと調整して
ついでに点火時期もチェック~調整(ずれていました)
一度、マフラーを冷やして
再度エンジンを掛けると今度は均等に暖かくなりました。

よくみると
スロットルワイヤーを固定するステーが曲がっていて
ワイヤーが斜めに!!

これ、無理が掛かりますからワイヤー切れの原因にもなりますね。
きちんと位置だしするにはキャブ外す必要があります。
また、プラグは真っ黒
エアスクリューもかなり開き気味で
混合気はかなり濃い様子
オーナーさんにキャブO/Hを具申しなくちゃですね。

IGコイル

#4のハイテンションコードの根元の被覆が割れてゴムのみでプランプラン
リークの可能性があるので要交換です。
プラグキャップも
左から#1~#4

#1、#3が状態悪いですね、ねじ部に緑青噴いています。

またすごいものを発見!

クラッチレバーが逆組み、スプリング無し!

ヒューズボックスもお約束ですね
蓋が付いていないし(ショート注意!)

発熱で溶けた形跡があります。

裏蓋を外して半田付け仕様の古いものだったら
新しいもの(かしめてある)に交換を具申いたします。


左右スイッチのコードも途中でギボシ止めしてあったり
しびれる取り回し
(本来まったく違うところを通りますね)

バッテリーも1サイズ小さなMFバッテリーが付いていて
オーナーさんからノーマルに戻して欲しいと依頼事項
バッテリーを外すと

けっこう錆びていますね
むむむ、下側のエアクリーナーマウンティングラバー、下側のがずっこけて出てきています
他の3箇所もクラックがあるため交換しましょう

オイル漏れは
Lカバー内のみ

メインシャフトのオイルシール外周から出ているのが分かります。
カウンターシャフトとあわせてコーキングでお茶を濁しましょう。
あとはニュートラルスイッチのOリングから出ている様子
Lカバーを外してチェックしておきたいのが
サイドスタンドのブラケット
角度が寝ているので一度剥がれ掛けたのは間違いない
表側は

てんこ盛りに溶接補修して有りますが
(ペイントを剥がしてそのまま?タッチアップ無しですか?)
裏側は
覗けないのでデンタルミラーを使います。



まるっきり手付かずでぱっくり開いています。
エンジンを下ろさずに溶接補修したので、裏側は溶棒が入らないためスルーしたのでしょう
現状、サイドスタンドを持って力を掛けても動きませんが
どれくらいもってくれるかですね。

一度、概算見積り出したのですが
やり直しですね

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地震

2015-05-25 22:45:00 | ノンジャンル
今日、午後2時半頃
関東地方で強い地震がありました。


足立区では震度4
けっこう長く揺れていました。

これくらいでは普通に置いてあるバイクは倒れませんが

リフトの上のバイクはちと危険
当店でも
たまたま
車検整備中の車両が2台リフトに乗っていました
一台はこんな状態

もう一台は
センタースタンド+フロントスタンド
作業中、ちょうど2台のリフトの中間に居たときに
突然、建物が「めきっ!」と
「来るな!」と思い両側のバイクのハンドルをあわてて握り締めました。
とりあえず大丈夫だったのですが
居なかったら画像の車両のほうはどうだったか分かりません

こんどからタイダウン掛けるなり考えなくちゃですね。

ちなみに読者さんで被害は無かったですか?
忘れた頃に来ますから心構えヨロシクです。

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