語る言葉の
重たさ
と
軽さ
というのは
他者と共に在るところからの言葉か
それも
他者のために時間や金や力がささげられている中での言葉か
それとも
時間も金も力もただ自分のために使っている中での言葉か
つまり独り言か
で
分かれるのだなあ
という単純さ
を
噛み締めてます
言葉(論理)の精密さや斬新さは
そういうのは
まずほとんど
いやまったく
重さには関係ないのだなあ
という単純さ
を
噛み締めてます
命であり
世界であり
歴史であり
関係であり
愛であり
希望であり
信仰であり
十字架であり
復活であり
というところの
重たい言葉の場所には
どんなに精密で斬新な言葉であっても
他者への献身のない言葉は
入る余地がない!
という単純さ
を
噛み締めてます
逆に
他者と共に
他者のために
というところからの言葉なら
そこから発せられる言葉(論理)が
悪い意味で単純で
稚拙で
感情的だったりしても
重たい
という単純さ
を
噛み締めてます
この間
半ば仕方がないけれども
テーマがテーマだっただけに
わたしの言葉は
軽いなあ
と思うわけです
と言っても
重い言葉を失った場が多い中では
(他者性が消えた場があふれる中では)
軽いとか重いとかないのかもしれませんが
あるのは
快か不快か
わかるかわからないか
といったことであることに
愕然することもなくなるほど
の
世界でもありますが
しかし
重くないと
もみがらのごとく飛んでしまうのでありまして
やはり
しっかりと
この単純さを
噛み締めたいのであります
おしまい