きぼう屋

生きているから生きている

果実

2008年06月28日 | 「生きる」こと
ごくせんの最終回をみました
前回のほうがよかったかなあ
と思いつつ
でも
あの単純化された本質は
今回も描き出され
これは相当に大事なわけです

さて
明日はものすごく大きな出来事が
ふたつもあります

ひとつは
京都教会の礼拝が
青年主催で行われるという出来事です
説教
子ども説教
司会
奏楽
特別賛美
献金奉仕
受付奉仕
のすべてを青年が担います

もう教会に集まっておりまして
明日のために準備をすすめております

ただの勢いで
青年が礼拝を担う
と言ってきたところで
わたしは牧師なので
OKを出すことはできないわけですが

もちろん彼ら全員が常にというわけではないものの
日々の祈り
聖書との対話
他者へ向かう姿勢
教会の交わり
献金
といった事柄に
全人格を投入しているのがわかるから

安心して
期待しつつ
礼拝を任せます

言い方を変えると
主イエスがついている!
ということを
信じることのできる彼らだから

大丈夫なわけです


こうやって礼拝は担われるというのは
もっと大人の人たちの手によっても為しえてないもので

教会にとっては
大転換的出来事なわけです



さてもうひとつの大きな出来事は
午後2時からシルクホールで
憲法9条京都の会発足の集い
が開催されることです

鶴見俊輔さんの基調講演に
その鶴見さんと
瀬戸内寂聴さんと安斉育郎さんとの鼎談があります

また帆足さんと工藤さんの演奏も
相当気合が入るだろうと思います

ちなみに
京都で発足するのは
東京の九条の会の地域版
ではありません

もともと
憲法改悪反対署名実行委員会が
守ろう憲法と平和きょうとネットの実行委員会として立ちあがり
九条改悪反対署名を集め始めたのは
東京で九条の会ができる前のはなしでして

東京でそれができたので
連帯してやってきたというところがありますが

しかし
運動の起こり方はまったく違います

京都では
丁寧に
市民ひとりひとりの手で
憲法九条京都の会
を立ち上げました

つまり
裾野が東京よりだいぶひろいかたちで
発足します

全国で平和をつくる運動をする場合には
ひとつ参考になるだろうとも
手前味噌で申し訳なくも
思っております

というわけで
こちらも

守ろう憲法と平和きょうとネット発足以来
地道に積み上げてきたことが
よくわかるかたちで起こるというところの
大転換的出来事に違いありません

わたしにとって
2008年6月29日は
大きな大きな記念となります


先日召された
葵教会の佐原牧師が
わたしが京都に来た時に
ホームレス支援を立ち上げる相談をさせてもらったとき
10年続けたら果実を見る
と言ってくれましたが

教会も
きょうとネットも
寄り添いネットも

まさに果実も味わう状況になってきました

ただ
佐原先生たちとはじめた
京都北部の教派を超えたキリスト教会の交わりは
3年ほどで立ち消えになり
今思うと
もっと力を注ぎたかったと
悔いるばかりです


明日は
果実をいっぱい食べて
腹いっぱいになります

祈りつつ

教育

2008年06月28日 | 平和のこと
昨晩は
守ろう憲法と平和きょうとネットの例会で
教育基本法が変わってから
どんなことが起きているかを
学びました

現場で体感している現役の先生が
おはなしをしてくれました

わたしの感想としては

子どもや親は
義務教育期間内において
学校内で
子と先生
子と勉強
という出会いがなくても

義務教育後や
学校外で
そういう出会いを見つけていくという
したたかさを持って生きることができるし

しかし
人が集まるという時点で
どんなにえらい人たちによって
規制されようとも
そこでは出会いがおこるものだから

致命傷にはならないと思うのですが

先生たちにとっては
致命傷になる
と思いました

先生たちおひとりおひとりの
人格というものが反映されない
教育システムになるんだなあ

悲しく切なくなりました

人格と人格
事柄と事柄
との出会いに期待しない場合
あるいは
それらの凄みと超越性を信じない場合

そういう人の集まる場所は
機械とされるんだなあ

むかついてきました


また
どちらかというと
どんどんかわる教育において
子がいわば洗脳される
というよりも
親や地域が利用されることによって
そこでの利害に巻き込まれ
抜け出せなくなる
という現象がおこるだろうなあ
と思ったりしました

わたしは教会の人間なので
そういうのに巻き込まれる心配がないのですが

地域で商売する方々はそうはいかないし
教会などの具体的な共同体に生きていない方々もそうはいかないし

このあたりが
教育基本法が変わったことによる
社会の変化なんだろうと思いました

教育勅語制定後

同じ感じなのかなあ


残念な流れですなあ