きぼう屋

生きているから生きている

仕方がないのでご説明

2008年04月15日 | 平和のこと
日本バプテスト連盟は
2002年に
平和に関する信仰的宣言を採択しました

とても深い宣言です

しかし多少の批判も受けています
それには応えたいなあ
と思いつつ
しかし
中身を丁寧に批判するものではなく
軍備を否定すると
左翼

されてしまうというような雰囲気に染まったところの批判や
バプテスト連盟という交わりにおける
自身の抱える不満を
なんかぶつけているという
無意識のすり替えによる批判がほとんどで
面白い対話ができないでいます
これはまことに残念!!

しかし
「共に」「和解」というテーマが
含まれてはいるけど弱いのではないか
という批判はとても豊かで面白く
そのあたりはじっくり考えている途中ですし
いくつか応答することもできているところです

さて

そんな中で
あの
2chにおいて
平和宣言をした日本バプテスト連盟というものを
批判および非難したい人たちが意見を交わしております
(このかん読むのに疲れました
 が
 心配してこういうスレッドがあることを
 教えてくれた友人たちのために
 がんばって読みました)

やはり
軍備の否定への反対と
バプ連なり教会なりの交わりに対する
ストレスやコンプレックス
によるところの意見というところで
類型化されるかなあと思います

まあしかし
とても熱く意見を言っている人もいて
(ただあわれむしかないような誹謗意見は
 いまのところ無視するしかありませんが)

議論の質はこの際どうでもいいでしょう
熱く意見交換をしているというのは好きです

しかし
本当は彼らが面と向かって意見を言えるようになるための
各教会における牧会は重要なことだなあ
と思います

匿名で意見を言うことは
キリストに従う者にとって
あり得るのかなあ・・・



その2chのスレッドが盛り上がっている原因のひとつは
どうもわたしのかつての発言が
インターネット上に載っていて
そこに載るたった少しの文章から
想像を膨らませて
非難したり誹謗したりしているというところにあるようなので
それが
私自身に対する誹謗のみならず
なぜか
連盟で平和を求める人たち全体への誹謗にもなっているので
それはそれは申し訳ないので

しかもあのスレッドの中で
わたしにたいする誹謗と
たたかってくれている人もいてくれて
(ほんとうにすみません!ありがとう!)・・・

また
とりわけ教会に新しくこられる方
教会を探している方にとって
こういうのが判断材料になってしまう世の中でもあって・・・
だから
ちゃんと本当のことを知っておいてもらわないと・・・
2chで情報を集める人は
当教会を知ろうとするなら
このブログも見るだろうから・・・

だから
ここで説明しておこうと思います

(本当は放っておきたいのですが
 2chなんてものは・・・
 しかしそういう時代なんですなあ
 困っている仲間たちのために
 書きます)
 

取り上げられているところのわたしの発言は
こういうものですが

(3000文字ほど話した中の
 たったこれだけなのですが)

2004年の自衛隊イラク派遣直前に行ったもので
(派遣直後だったかも・・・)

自衛隊派遣をできるようにした様々な法律と
そのもとにある日米安保条約というものは
本当に「平和」なのか
いや「平和」ではなく
「安全」を語っているに過ぎないのではないか
といったところを

ボンヘッファーの1934年の講演から引用しながら
(エーリッヒ・フロムの言葉も確か引用しました)
「平和」と「安全」の違いを述べ
「安全」とは軍備であり戦争であって
「平和」の逆である
ということを語りました

だから
日米安保と有事法制は「安全」のためではあっても
「平和」のためにはならず
「戦争」のためのものなのだ
と語ったわけです

そこで
問題の
「共産党は本物の平和を語っている」
というのは
その前に
日米安保条約に共産党が反対し続けているということは
すくなくとも「平和」と「安全」を取り違えてなく
そういう意味で「本物の平和」を語っている
と述べたわけでありまして
(それもリップサービスで)
別に
わたしがキリストの平和を放棄して
共産党の平和を本物と言っている
という2chによる
(たぶんこれをもとに非難している人は
 若干名のようですが
 もしかしたら一名かもしれません)
非難は
的がはずれているわけです

いやいや
それどころか
わたし
相当にどうどうと
聖書の話をあの場でして参りました
だって牧師なので・・・

さて
しかしなぜわたしが共産党の大会で発言をしたかというと
わたしは守ろう憲法と平和きょうとネットの代表でもありまして
そのネットでは憲法記念日に
京都新聞に意見広告を出してきた時期があり
その年も出したのですが
その資金が集まりきっていないという事情がありました

そんな折
共産党大会でネットの代表として話してくれないか
という依頼がありまして

わたしは
そこで意見広告のためのカンパを集めることを条件に
発言することにしたわけです
おかげで
資金面がなんとかなり助かりました
それがなかったらたぶん断っていただろうと思います


しかし
たくさん話をしたなかで
あのいまだにネットに残っている部分だけが切り取られて
赤旗で取り上げられたことについては
わたしは実は
載った直後に抗議しております

話した本人としては
話の中心部分でないところが取り上げられるのは
面白くないわけです

ちょっと
共産党運動に利用されるかたちで
発言の一部が切り取られたということは
言えるだろうと思います

そういう意味ではいまだに残念です

でも京都では
共産党さんが社会的に弱い立場にいる人を
よくよく助けていることは
生活していてよくわかることで
(だから全国的に共産党が力を失っているけど
 京都ではまだ力をもっているのだと思います
 これは地域市民の皮膚感覚だと思います
 その意味では尊敬はもちろんしております)


やっぱりあのような切り取られ方をした記事が残っているのは
わたし自身
いい気分もしないし
バプテスト連盟がそれで非難されるのもつまらんので
今一度
削除依頼のメールはしておきました
聞き入れられるかはわかりません

また
守ろう憲法と平和きょうとネットは
平和というテーマで話したり対談したりということは
公式非公式に
各政党で行っておりまして

別に共産党だけでなくて
たとえば
あの野中さんとも対談していますし
(まだ野中さんが現役のときに!)
それは京都新聞にも取り上げられています

またどの政党の支持者でも
出会って話すことができれば
みんな情熱あふれた
他者のために生きるなかなかの人たちで
わたしはかなり好きです

自民党を支持している人でも
共産党を支持している人でも

出会って話し込むと
2chに見られるような
変な対立には
経験上
ならないということもできます

要は

出会うか否か

名前を名乗って目をあわせて話すか
匿名でいがみあうか

世界のために他者のために
政治や宗教などにしっかりかかわることができるか
それともはすに構えてかかわったり
投票すらしないということを選ぶか

そういうところが
大きな問題点ではないかと思います


ってなわけで

2chで「牧師もどき」とまで言われております
わたしでありますが

残念!!

わたしは
どんな政治家に対しても
聖書を語るというところの
「牧師」という職務を
選び取っているところの者なわけです

ってな具合で

心配してくださっているみなさま
よろしゅうございますでしょうか

ご心配をおかけして申し訳ありませんでした

しかし

心配するほどのことでもなくて
本当は気にする必要のないことであり
ぼくらが気にせねばならないのは
キリストの愛によりつながるということのみである
といったことを
最後に述べさせてもらいつつ

おしまい。。。

といいつつ
追伸

その2chで
連盟総会に行こうみたいな書き込みがあって
それこそ大事なので
ぜひそうしていただきたいと願っております
総会などの場で顔をあわせて議論すればよいわけです

逆に匿名書き込み者のみなさまには
匿名は
聖書的か
信仰的か
ってなところも議論してもらいたいなあ

この議論を匿名でする
という矛盾もあるかもしれませんが・・・