むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

小沢昭一さんの追悼番組を聴いて・・・・

2012-12-29 22:39:00 | 工場長の独り言

師走の29日・・・・

いよいよ 今日から家の掃除も始めないといけないな・・・! そんな事を思いながらも なかなか思いどおりに片付かない・・・・・・ 例年 頭を悩ませ続ける大掃除・・・・ 本当に困ったものです。

さて・・・今日のブログにはこの事を書いておきたかったのです。

夕刻 20時から1時間、TBSラジオで小沢昭一さんの追悼番組が放送されました。 サブタイトルは「小沢昭一について考える」・・・・。 いや、実に懐かしかったというかなんというか・・・・、人生の大先輩であった小沢昭一さんの若かりし頃の音源を聴かせてもらったり、実に貴重な番組だったように思えます。 自分自身、 お亡くなりになられてからというもの 追悼番組がいつか放送されるものと思っていましたが 年末の多忙時期と重なってしまうので 絶対に聴き逃してはならない!と肝に命じて待っていたのです。 そして今日・・・ 夕食後、いつものラジオレコーダーを準備し番組開始を待っていました・・・。

追悼番組の始まりは お馴染みの山本直純氏作曲のお囃子から・・・・「そうそう、これこれ・・・・! こうでなくっちゃ・・・」と一気に番組に引き込まれてしまいました。 子供の頃から聞き馴染んでいた名調子に聴き惚れていると あっという間に1時間は過ぎてしまう・・・・。 なんと表現したら良いか判らないけれど あの どこか優しい語り口は まさにラジオ人としてのもの・・・・、潤沢な芸能知識、というよりも 今であれば サブカルチャーと表されるような 地方独特の風習やらを面白おかしく紹介してくれる話術には 本当に勉強になりました。 番組を通じて 自分がラジオを聴き始めた頃の事なども思い出してしまった次第。 「あの面白おかしい話をするおじさんのラジオが僕は好きだな・・・」・・・・ なんて、当時の子供が小沢昭一さんのファンだったのですよ! 今からすれば誠に不思議とも思えるけれど その理由には やはり「話し手」としての技量・経験に裏付けられていたのは間違いないでしょう。 そして 番組の最後は やっぱりというか・・・・「明日の心だぁ~っ!」で締めくくられました。

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時の流れが早く感じられるようになったのは 自分が歳を重ねたせいなのか? 次から次へと押し寄せる流行には いちいち取り合ってはいられない。 新しいものを追いかける事が決して悪い事では無いと思うけれども もはや自分はついていけなくなってしまいました。

その一方で 温故知新の言葉の通り 自分が経験してきた人生の中にも 今一度掘り返してみたい・・・・、その事をもっと知りたい! と思う事も多々感じるようになってきた事もまた事実。 別に歴史とか工学とか 難しい切り口で無くてもいいと思うのですが そのためには やはり先人の生の声を聴く事が一番なのでしょう・・・。そんな意味では 本当、自分好みの番組がまたひとつ無くなってしまったという事は 本当に言葉に出来ないぐらい残念なのです・・・・。

いや・・・・、久しぶりにラジオを聴いて涙を流してしまいました。 このような偉大な人物が また一人逝ってしまったのです。 もっと・・・・もっと話を聴いていたかったな・・・・・。

小沢昭一さん・・・・本当にありがとうございました。 合掌。