昨日早朝 関越自動車道で発生した観光バス事故・・・・、ニュース映像を観て唖然としてしまいました。 時間が経つとともに 事故原因が明らかになってきていますが 7名もの乗客が亡くなられるとは 非常に痛ましい事です。 事故現場の付近は 自分も馴染みのあるところで、休日ともなれば渋滞で車が中々流れないところなんですが 早朝という事もあって あのような惨事になってしまいました・・・・。
それにしても 今の観光バスって あんな風に壊れてしまうのですね・・・。 一部 専門家が指摘しているようですが 一昔前のバスだったら 絶対にあのような壊れ方はしないのだそうです・・・・。この意見に 自分も思わず「そうだろうな・・・」と同意してしまいます。 最近の貸切仕様の大型バスは みんなハイデッカー仕様&スケルトン構造となっている。 展望重視のため座席が高い位置となった半面、座席下は荷物収納スペースに充てられる・・・。当然ながら 車体は高床式となり重心も上がる半面、車体の幅方向への梁が少なくなっているような・・・・。 スケルトン構造ってのは 車体の梁に強度を持たせてあるので 通常の想定事故(正面、側面、追突・・・等々)に対しては ある程度 車体剛性が保証されている半面、今回のような 鉈で縦割りにするような衝撃に対しては 成すすべも無かったのでしょうか・・・。
もうひとつ・・・・事故要因として取り立たされているツアーバスという仕組み。 最近では旅行関連の広告等でも普通に目にするようになりましたが 旅好きの自分としては どうもこのツアーバスってのは利用する気にならないのです・・・理由は 非常に胡散臭い気がしてならないから・・・。 このツアーバスの売り文句は 格安料金に豪華な室内・・・ってのがあるけれど 果たしてこんなので良いのかな?って 前々から心配していたところなのです。 最近の格安航空会社にも共通していえる事だけど・・・、一度 重大な事故を起こしてしまったら もうその会社は終わりでしょうし、適切な補償も得られないのだろう・・・・ということ。 ツアーバスの広告を良く見てみると旅行の企画会社名は記載されている一方で バス会社の名前なんて出ていないんだから・・・・。 故に 一度事故が起きてしまえば 旅行会社はトカゲのしっぽ切りのように バス会社を突き放すだろうし、 このような仕事を請け負っているバス会社なんてのは どこも地方の弱小企業が殆どだろう・・・・。運行中に死亡事故なんて起きてしまえば 会社共々消えてしまうのでしょうから・・・・・。何はともあれ・・・・今回のバス事故で何かが変わってくれる事を信じています。