今週の月曜日は・・・・
自分の勤務している会社の創立記念日でした・・・・
その流れという訳では無いのでしょうが 今日30日の金曜日の夕刻から社内パーティーがありました。
今年・・・自分は勤続20年という事で「永年勤続表彰」をして頂きました・・・・
正直、何か不思議な気持ちです・・・・・
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自分が今の会社に入社したのは20歳の時・・・・・
高校3年の冬・・・希望進路として考えていた大学受験に失敗・・・、浪人するか専門学校に進学するか、はたまたは仕事に付くのか(当時はニートなんて言葉は無かったと思います)・・・緊急の選択を迫られました。
当時・・・自分の本音としては 大学進学そのものには特に興味が湧かず、実際・・・受験を失敗した時も さほど落ち込んでいなかったように思います。 ただ・・・春からの生活をどうするか?ということだけはハッキリさせなければならず、未だ両親のスネをかじって養われている身分だったのでわがままも言えない・・・・。
ただ、自分の中でハッキリしていたのは「早く社会で働きたい!」という気持ち・・・
かといって、何の取り柄も無い人間でしたから まずは手に職を付けるべく専門学校に行かせて貰いたい、との旨の話しを両親にしたと思います。その結果、自分で学校を探し、途中で投げ出すことなく卒業する事を条件に専門学校への進学を承諾してもらったのでした。
18歳の春・・・工業デザイン系の専門学校に入学、それからの2年間は 正直、かなりきつかったのを憶えています。 工業デザインといっても、学科内容は機械製図はもちろんの事、建築工学や機械工学等の専門分野や 商品デザインや商品撮影、グラフィックデザイン、さらには建築パースや立体投影図の作図など多岐に及びました・・・結果、平日は朝の9時から夜の9時過ぎまで課題製作に取り組んでいました。 こんな有様でしたから 当然ながらアルバイトなどは殆ど出来ず、小遣い稼ぎもままならなかったです・・・・まあ、小遣いを使う時間も余裕も無かったので 特別 苦にはなりませんでしたけれど・・・・。 当時の担当教師曰く、「会社に入れば こんな事は当たり前・・・・大学に行った連中よりも『使える』人間になれるよう頑張れよ!」 と言われながら、半信半疑で とにかく目の前にある課題を片付ける事だけを考えていました。
そんな専門学校生活だったので入学時には45人居たクラスも・・・1人抜け・・・2人抜け・・・と、1学年終了時には 自分を含め、男女合わせて僅か17名しか残っていませんでした。 (この17人は・・・今でも友達付き合いが続いています!・・・最近はみんな それぞれ家庭が出来たので中々逢う機会はありませんが・・・今度は「私」の結婚式の時かな? 等と冗談をいう奴もいますが・・・・困ったもんだよ。)
それでも真面目に課題に取り組んでいた級友達の中には ぼちぼち就職先の斡旋が始まったりして・・・・自分の場合も 1学年が終わり 短い春休みを過ごしている時のこと・・・ちょうど、まとまった休みだったので 所沢にある某遊園地 (もうバレバレですね!)でアルバイトをして過ごしていた時、確か4月に入って直ぐの事だったと思いますが 夜分、突然学校から電話があって・・・「4月8日に面接をするからスーツを着て学校に来るように!」。4月8日は1学年の入学式があって、我々2学年は休日のはずでした・・・。
あまりにも突然で・・・当時、当然スーツなど持ってなかったので 慌ててスーツを買いに行きましたよ・・・・結果、せっかくのバイト代も・・・パーになっちゃった・・・。
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そして・・・・4月8日の夕刻・・・・予定通り面接を受けました・・・。
場所は学校内のスタッフルームの一角・・・そこで 初めて今の勤務先との接点を持ったのです。
学校に出向いてきたのは 当時の技術取締役と総務担当の方・・・
面接で何を話したのかは 全く憶えておりません・・・・
が、 翌日の午後には 「採用内定」の連絡を貰いました・・・・。
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後日・・・晴れて新卒として今の勤務先に入社・・・・先の取締役は私の上司となりました。 入社後に聞いた話では、 この上司と うちの学校の担任とは趣味を通じて知り合いだったとか? ※それでも そんなに深い付き合いではなかったらしい・・・。 その上司も 今は故人となってしまい、また我が母校のほうも 姉妹校の統廃合によるキャンパス移転と就学学科の再編などが重なって 今では当時の担任も含め、全く跡形も無くなってしまいました。
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勤続20年を迎えて 何か不思議な気持ちがする・・・と冒頭に書きました。
毎日・毎日の事だけに 自分自身のの変化というものに 中々気付かない事が多いようです。
しかしながら・・・こうして今から20年前の事を思い起してみると・・・
周囲の変化に改めて驚かせられます。
今の「仕事」を考えてみても・・・・・
良い事も 嫌な事も経験しました・・・
プライベートなところでは・・・
恋もした・・・・そして失恋もしたし・・・・
車を買ったり旅行に出掛けたり・・・・
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まあ、本当に一言では片付けられはしませんが・・・・
「今の仕事を続けていて良かった!」ということになるのかな・・・・・?
継続は力なり・・・・ということなのか?
自分が社会に出てから 得られたものは何だったのだろう?
今すぐには答えは出ないかもしれない・・・・
過去を振り返っても仕方が無い・・・・それも正論だと思う。
けれど・・・・
振り返る事で 人生に一つの句読点を刻む事が出来れば それで良いのかもしれない。
まだまだ続きがあるのだから・・・・
あくまでも句読点・・・・
終止符では無いんだな・・・・・。
人生40年、それに勤続20年・・・・・
「自分」という人間における 一つの節目になる事だけは 何となく感じています・・・・。