拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「戦うことも必要なのさ」ってな

2006-08-12 22:24:31 | テレビ
毎年夏になると必ず再放送されるドラマ『GTO』。98年の7月~9月にやってた作品だからちょうど8年前だ。人気作ゆえ以前は夏じゃなくても気付けば再放送されてて、『お金がない』と並ぶ放送回数を誇るドラマ。『GTO』…何度放送されても見る暇があったら大体見てしまうのはもちろん若き日の窪塚洋介が出ているから。彼が世間に広く知られるきっかけになったこのドラマ。学校一の秀才で担任イジメのブレーン・菊池君役をクールに熱演(どっちだよ)。一番頭の良い子が早々とイジメから離脱して主人公の鬼塚先生とつるむようになるという展開が素敵。よって私が一番好きなのは第二話のラスト。
このドラマの成功以降、殆どの学園ものドラマが劣化版『GTO』みたいな感じになって何度「やれやれ」と思ったことか。粗製乱造される破天荒な教師VS生意気な生徒の物語。その流れに終止符を打ったのは『女王の教室』かな…。『GTO』は原作がとてもおもろいので基本的に原作に沿って進むドラマもなかなかのもの。いろんな意味で情報過多な(いや、そこが良いんだが)原作の漫画の魅力を上手いこと抽出してます。脚本を担当する遊川さんという人はこの他にも秀逸なドラマをいろいろと書いている。『女王の教室』もこの人です。
ドラマの『GTO』は原作と違う部分がだいたい4割ぐらいで、それはそれで面白いんだけど、細かい所に不満が。まず、鬼塚先生の愛車がチャリンコなのがちょっと。やっぱ鬼塚先生はバイクじゃないと。反町隆史は大型二輪の免許持ってなかったのかなぁ…。そして教頭の内山田。彼はやっぱりハゲ頭じゃないとー。そして教頭の愛車はトヨタ・クレスタじゃないと。ドラマでは確かベンツだったかな?リッチすぎ。ダメだよそんなんじゃ~。でも不満はこれくらいかな。放送開始当初から持ってた不満(笑)。「冬月先生のキャラが全然違う」とかは別に気にはならない。ドラマ化するならヒロインは華やかな方が良いでしょ。ところでこの「冬月先生」というネーミング。『新世紀エヴァンゲリオン』にでてくる「冬月コウゾウ」から取ってるんだろうな。いつも碇ゲンドウと一緒にいる初老の副指令官。『GTO』の作者はエヴァ好きだから。……エヴァを見た今だから気付けたんだけど、作中にはモロにアスカとシンジを連想させる二人が出てくるね(上原と吉川)。そして何より鬼塚先生自身がエヴァ好きだ。先生に反抗して髪をブルーに染めた女子を怒るでもなく抱きしめ、「俺のために綾波ヘアーにしてくれたのか!」と感涙。アホやん。
漫画版を読んでて「俺が学校、オモシロくするからな」というセリフ、『GTO』屈指の名言だなぁと思ったんだけど、このセリフってドラマにもあったっけ? 


追記
今日は高校時代の友人とカラオケに行ってきた。昼の11時から夜の8時までたっぷりとのんびりと歌ってきた。友人が『GTO』主題歌で反町最大のヒット曲「POISON」を歌っていたが、あの曲の省エネ加減には頭が下がる。かなり単調なメロディーなのに歌えば適当に格好が付くという…。昨日レポート終わった記念でこれからいろいろと遊ぼうという予定なのだが、ゼミでの宿題(近世文学関連の本数十冊読む)もあるんだよな。どーすんの??いつやるんだよぉぉ。



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2 コメント

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アニメもあったね。 (may99)
2006-08-12 23:50:31
『GTO』の原作は、たぶん私が生涯で一番泣いた漫画ですにょ、ドラマは単純で嫌いだったけど。
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グレート (shallow)
2006-08-13 00:36:12
あ、泣きましたか。どこだ…?私はひたすら笑って読んでた思い出しか無いなぁ。麗美や繭を救う話は「じーん」ときましたが。
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