拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

いつでも心に『吾輩』を…

2006-08-03 23:42:38 | テレビ
早くも2006年の連ドラで最高作との呼び声高い、クドカン脚本の昼ドラ『吾輩は主婦である』。…いや、知らないけどでも、今年放送された連ドラをざーっと見渡してみて、これほど濃いドラマあっただろうか?無いでしょう(あ、『医龍』は濃かったけど)。「昼ドラ枠で夏目漱石に変身する主婦を主人公にするというぶっ飛んだ演出」と「温かい家族の絆」という、革新性と保守性を兼ね備えた最強のコメディーでしたもの。ギャラクシー賞もザ・テレビジョンのドラマアカデミー大賞もいただきですよ、うん。さて、今日の記事は『吾輩は主婦である』全40話の中から、私が特にお気に入りのエピソードをいくつか抜き出して簡単に振り返ってみようと思う。あらすじ→感想→その回の名ゼリフの順に書きました。ではどうぞ!

第4話「まゆみ」
●矢名家の長女で中学二年のまゆみが朝から行方不明に。心配する家族のもとに、謎の人物からまゆみ宛の手紙が届くが…

このドラマに本格的にハマるきっかけになった話。ドラマ内最強キャラである矢名家の向かいの家でクリーニング店を営む元ヤン主婦・やすこがこの回からムクムクと頭角を表してくるのだ。また、この時点ではまだ主婦みどりに漱石先生は乗り移っておらず、とても可愛らしいお母さんとしてのみどりを堪能できる貴重な回である。ほのぼの~。衝撃のラストは必見。

やすこ「世の中変態ばっかだもんな。アタシなんて、パク・ヨンハと中村雅俊以外の男はもれなく変態だと思ってるからさ」

第11話「はいく」
●大学時代に主演したミュージカルのテーマ曲を聴いた途端にみどりから漱石が出て行き、大喜びする家族。しかし不意に「吾輩」という単語を耳にした瞬間、みどりは再び漱石に乗り移られてしまう。それでも家族の喜びぶりを見て、自分が漱石に戻ってしまった事を言い出せないみどり…

やっとみどりが戻ってきたということで、盛大な「お帰りなさいパーティー」を催す矢名家。そんな彼らにびびってしまい、みどりのフリを続ける漱石。ギリギリで取り繕う様が爆笑を誘う。また、夜になり、夫・たかしが漱石だと気付かず「ずっと我慢してたんだよ…」とみどりに抱きつくシーンがある。ここからたかしの苦悩が始まるのであった。「吾輩」から「変態野郎」のレッテルを貼られ、ほんの少し触れただけで「触るな!!」と激怒されるように…。

みどり「母親のフリはできても、妻のフリはできん!!」

第13話「やすこ」
●家事もクリーニング屋の仕事も全て従順な婿養子の夫・ひろしに押し付け、遊び歩くヤンキー主婦やすこ。しかし彼女は学生時代、才色兼備で学園のマドンナと呼ばれる程の存在だった。完璧な優等生だったはずのやすこは、当時最強のヤンキーだったひろしと恋に落ち、自らも堕ちていくが逆にひろしは結婚してから角がとれ、どんどん真面目になる。やすこは、軟弱な夫をなんとかしてほしいとみどりに懇願するのだった…

何と言ってもこの回の見所は、幼なじみだったやすことたかし、そして現やすこの夫で、元ヤン・ひろしの高校時代の回想シーン。各人の過去と現在のギャップを堪能できる。

やすこ「たかし!たかしー!遅刻しちゃうよ?」
ちよこ「おはようやっちゃん」
やすこ「グッモーニン、おばさまっ」
 
好きなエピソードは他にもまだあるので近日中に第二弾を書く予定です。

【今日の数字】
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつの間にか私の財布にやってきたのですね、二人も。 (may99)
2006-08-03 23:57:09
今日バスで回数券買おうとして財布から2千円を出したら2枚とも先生でびっくりしたよ、久々に見た(*д*)
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旧紙幣 (shallow)
2006-08-04 00:13:37
凄いねぇ!今もう十中八九の千円札が野口君だもんね。でも、使ったのね…。とっとけばよかったのに。
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先生は一人でいいさ! (may99)
2006-08-04 00:40:38
いや、二枚ともひっこめて野口くんにかえたよ、どっちか一枚とっとく(´_ゝ`)
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