拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

夢の残り香―『吾輩~』についてちょろちょろとな

2006-07-17 22:08:13 | テレビ
「鉄は熱いうちに打て」。というわけで今日は、『吾輩は主婦である』熱が上がりまくりの今だからこそ記事にできることを書く。ドラマを見ていて日々思っていた、取るに足らない些細なことをダーっと羅列。

●このドラマを見てから、本屋に行くととても楽しい気持ちになる。本屋で『女性セブン』を見て『女性タブン』を、『文藝春秋』を見て『文藝多分』を、『インストール』を見て『キャミソール』を、『ダヴィンチ』を見て『レオナルド』を、『月刊カドカワ』を見て『月刊カドワカ』を、『東京タワー』を見て『京都タワー』を連想してしまうのだ。とにかくしつこいくらい出版界をパロったネタが出てくる『吾輩は主婦である』。こういうパロディーはクドカンドラマでは定番だが、一つのジャンルをここまで集中的にネタにしたのは珍しいかも。

●劇団「大人計画」の女優さんで、クドカンドラマにもよく出ている池津祥子さん。彼女はこのドラマで、矢名家の向かいの家でクリーニング屋を営む元ヤン主婦・やすこさんを演じている。やすこはみどりの夫・たかしの幼なじみという設定。幼なじみ役ということで物凄くなれなれしく「たかしー!」と呼びかける池津さんを見ていると、6年前の、同じく彼女が出演したクドカン脚本ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』を連想してしまう。ここで池津さんは、窪塚洋介演じる「池袋のキング」の最愛の恋人・ジェシー役を怪演していた。金パツで物凄い厚化粧。一度見たら忘れられない強烈な風貌の謎の女ジェシー。で、窪塚君演じるキングの本名は「タカシ」なので、ジェシーはいつも彼の事を「タカシちゃん」と呼ぶ。…キャラは全然違うはずなんだけどなんとなくダブって見えるんだ、やすこさんとジェシー。未見の方は見比べてみると面白いかもしれません。『吾輩は主婦である』と『池袋~』の池津さんと「たかし」の関係を…。

●矢名家の長女・まゆみの彼氏・コウジ役を演じた坂巻恵介君という人は、このドラマがデビュー作らしい。彼は映画『木更津キャッツアイ』の新作で野球シーンの指導をしに現場を訪れた際、同映画のプロデューサー・磯山晶氏の目にとまり、俳優デビューが決まってしまったというシンデレラボーイだという。磯山氏は『池袋ウエストゲートパーク』からのクドカンドラマの常連プロデューサーで、彼女の目にとまりクドカンドラマに出た俳優はほぼもれなく人気が出るというジンクスがある。妻夫木君とか坂口憲二とか佐藤隆太とか塚本高史とか成宮寛貴とか…彼らは皆、磯山氏の目にとまりクドカンドラマに出て、その後人気物になっていった人達。坂巻恵介君が彼らに続けるかどうか、見ものですよ。

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