拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

夜明けの鐘

2007-09-19 10:58:32 | L'Arc-en-Ciel
19日未明にラジオでオンエア解禁されたラルクの新曲「DAYBREAK'S BELL」を聴きまくっていたら夜が明けてしまっていた。うん…眠れなくなってしまったよ、曲が良過ぎて。一応ライブで一度だけ聴いたことある曲だから、曲の輪郭ぐらいは把握してたつもりだったけど、やっぱラジオでちゃんと聴くと印象変わりますな。ライブで聴いた時は「え、こんな暗い曲をアニメ(「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」)のオープニングに使っちゃうの(笑)?」と思うぐらいダークな曲に感じたけど、ラジオでフルで聴いたら、マイナー調なんだけどそれなりにポップに聴こえた。キーボードの入り方とメロディー展開がどこか初期ラルクっぽい。初期ラルクの曲を、今の4人の実力で迫力満点に演奏してる感じ?先日買った15周年ライブに収録されてた、現在のラルクが演奏するインディーズ時代の代表曲「Dune」、あれと似た雰囲気を新曲「DAYBREAK'S BELL」からも受け取った。個人的にライブDVDの中でもその「Dune」演奏シーンが屈指のお気に入りシーンなので新曲もツボにハマってしまったよ。本当、待ってたよ、疾走感のある暗い曲。2004年に「READY STEADY GO」で活動休止明けして以来、もう殆どパワフルで明るい曲しかシングルに切らなかったしね。「MY HEART DRAWS A DREAM」のような伸びやかで開放的なメロディーもラルクの王道だけど、こういうダークなのもラルクの王道の一つ。出だしは抑え目にジワジワと進み、サビで一気にドーンと爆発するパターンね。今回出だしとサビの部分のテンションが全然違う。「そこまで行っちゃう?」みたいな。特に「My wishes over their airspace」の部分ね。いかにもラルヲタが喜びそうなメロディーだよここは。
まだ解禁されたばかりだけあっていくら聴いても全く飽きないなぁ。本当、このダークな雰囲気ツボだよ。今回久々にリズム隊が強調されてんのも良いね。作曲者は一応ギターのkenなんだけど、シリアスなキーボードの印象がやたらと強い分、彼は今回かなり控えめだ。その分ベースとドラムが大暴れ。打楽器なのに旋律のように聴こえる、手数の多い演奏を聴かせるyukihiroを堪能できるぞ。故にハードロック好きには「音が軽い」と突っこまれそうなんだけど、軽さを補うのはこのバンドはベースの役割だからね。…ベースさぁ…シングルでは久々にうねりまくってるぞ!最高。疾走感のある曲でこういう演奏聴かされるともうひれ伏すしかないぜ。ツボです、このベース。ラジオ音源なのに主張がしっかり聴き取れる。CDになったらどうなるの?失禁モノなんじゃないの?殆どドラムを無視して好き勝手動いてる(どういうベーシストだよ…)。でもサビに入る直前はちゃんとドラムに合わせて曲をグイっと締めている。
歌詞は久々に反戦ムード全開。これはhydeのソロアルバム『Faith』の世界観だな。あの時はほぼ英語詞だったが、今回は日本語なので直接耳に飛び込んでくる。「とにかく戦争は絶っっっっ対、嫌!!」みたいな。タイアップになってるガンダムとも関連してんのかな?というかガンヲタはこれ聴いてどう思うんだろうね。アニメに合ってるかどうか、ガンダム全く知らないから私にはわからないや。