拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「1/2」

2007-09-11 20:18:41 | 音楽
youtubeで中川翔子が来週リリースするアニソンカバーアルバム第二弾に収録される、『るろうに剣心』オープニングテーマだった「1/2」のPVを見た。…良いじゃんこれ!!凄く良いよ?前回のカバーアルバムに収録された『ドラゴンボール』エンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」を聴いた時は「うーん、あんまりハマってないな…」と思ったが、今回のはバッチリだと思う。ザックリとしたバンドサウンドとしょこたんの声が妙にハマってる。「空色デイズ」の時も思ったけど、この人の声とロックって意外に合うんだなぁ。というか、ロックに合うように努力して歌ったんだろうな。アニソンカバー第一弾を聴いた時、曲ごとに声の表情をきちんと変えてて「やるなぁ」と思ったが、あの時のように頑張ったのだろう。あのアルバムに入ってた曲はキラキラ打ち込みアイドルポップが中心だったが、今作では割とワイルドなアレンジだったりするのかな?収録曲は「1/2」「テレポーテーション~恋の未確認」しか知らないけど楽しみ。
…まぁ、私がしょこたん版「1/2」を気に入ったのは、原曲及び『るろ剣』に全く思い入れが無いからかもしれません。というかむしろ、原曲を歌う川本真琴さんのあの可愛らしすぎる声に、当時小学生ながらも嫌悪感を覚えました(笑)。忘れもしないよ、初めて彼女の歌声を聴いた時のことは。今から約10年前、NHK-FM「ミュージックスクエア」で彼女のデビュー曲「愛の才能」を聴いたのだ。「ミュージックスクエア」、最近は全く聴いていないのでよくわからないが、私が聴いてた96~97年頃は、チャートに入るようなヒット曲から少々マニアックな曲まで、幅広く邦楽を楽しめる番組であった。私がラルクを好きになるきっかけとなった「flower」「Lies and Truth」に出会わせてくれた、今の自分にとって、とんでもないぐらい重要な番組でもある。今でも普通に聴くバンド・スーパーカーやGRAPEVINEの曲に出会ったのも「ミュージックスクエア」が最初だった(実際好きになったのは高校生になってからだけども)。
で、川本真琴の「愛の才能」…そのブリッブリな声は一発で好き嫌いが分かれるものだろうが、私は本当にダメだったなぁ。独特過ぎる詞の世界観も受け入れがたく、「ありゃ~…苦手だ…ムリだ…」と。当時同じく好きになれなかった華原朋美と似たような嫌悪感を抱いてしまった。最近になってデビュー曲「愛の才能」が岡村ちゃんプロデュースだったことを知り、私の周囲にいる「素晴らしいはずの岡村ちゃんの世界にどうしても踏み込めない人」の気持ちが、逆説的によ~くわかったりしたね。
とにかくまぁ、私はしょこたん版をかなり気に入りましたが、繰り返すが、原曲及び『るろ剣』に思い入れのある人にとってはキツいだろう(そういう意味で前回の「ロマンティックあげるよ」は個人的にキツかった)。私は読んだことないしな、『るろ剣』。「1/2」についてちょろっと調べてみたけど、これは『るろ剣』の39話~82話のオープニングテーマだったんだね。同時期のエンディングテーマは誰が歌ってたんだろう………ってラルクかよ(苦笑)!!「the Fourth Avenue Cafe」。アニメを見ていなくとも、「あの事件」のせいでたった4週しか使用されなかったことはラルヲタならみんな知ってる。ちなみに使われてたのは39話~42話だってさ。でも、たった4週しか流れなかったのにしょこたんは覚えてたみたいよ。彼女が愛聴しているという『るろ剣』の全主題歌を集めたアルバムについて「ラルクさんのフォースアベニューが入ってないのが寂しい」とか書いてたし、ブログに(笑)。本気で寂しいのか、皮肉か、どっちだよ、コラ。

それにしてもあれだね、「1/2」の歌詞、「お前は人類補完委員会か!」とツッコミたくなるね。

っていうか川本真琴って、宇多田ヒカルと誕生日同じなのか!興味深いね。「1/2」と宇多田の「DISTANCE」って曲は、もう見事なまでに逆の思想を持ってるから。