松尾スズキ監修の季刊誌『honnin』を読んだ。宮崎吐夢氏の連載『本当にあった面白くない話』のために毎号立ち読みしている雑誌だが、今回はもう一つ楽しみな連載作品が。中川翔子が描いたホラー漫画『脳子の恋』、です。ついに漫画の連載まで始めてしまったしょこたん。この漫画には原作者が付いているので彼女のオリジナル作品ではないが、本人も「話が作れない…」と嘆いてたことだし、処女作は作画に徹するのがベストだろう。ただ原作者の井口昇氏は・・・AVの監督じゃねーか(笑)!松尾スズキの過去のエッセイに名前が出てきたので彼の事はなんとなく知ってはいたが、なかなかハードな作品をお撮りになられているようで…。ちなみに松尾も彼の作品にチョイ役で出演したそうだ。刺激だけを求めてAV観てる人には問答無用で「早送り」されてしまうような場面にちょろっと出たらしい。そこで松尾は「どーせ早送りされるんだから、ふざけた演技しちゃえ」ということで、「俺と別れてくれ」というセリフを「俺と別れてペロンチョ」と言い換えるなど暴走。監督の井口氏もそれをOKにするという脱力ぶり…ってかなり脱線してしまった。そう、AV監督が原作者なもんだから、まぁ、普通の漫画ではないわけです。
しょこたんの絵はブログで度々紹介されてるが、こういうストーリー漫画(24ページ)の形で見るのは初めて。絵は、漫画の素人としては上手いが、プロの漫画としては……って感じ。あれだね、週刊少年ジャンプの新人作家の漫画みたいだね。少年マガジンやサンデーの新人の絵はデビュー作ながらもある程度のレベルを保っているが、少年ジャンプの場合、たとえ絵が下手でも、他に何か一つでも長所があれば雑誌掲載させるじゃん。ギャグの勢いがいい!とか、ひたすら熱い!とか。現在活躍してるジャンプのベテラン作家とマガジン・サンデーのベテラン作家のデビュー作を読み比べてみると、ジャンプ作家はマガジン・サンデー作家より明らかに絵のクオリティが劣る(例外:鳥山明)。でも勢いだけは良くて面白い。しょこたんの今回の漫画もそんな感じである。楳図かずおの影響を直で受けた絵柄ではあるが、主人公の女の子は色っぽくてとても可愛い(サービスカットも満載)。ページによって女の子の顔が変わったりしているものの、勢いがあるのであんまり気にせず読ませてくれる。絵柄の古臭さも気にならないぐらい、ノリと勢いで描いてるよコレ。でも構図とかもっと工夫して欲しいな。ページ数が足りなかったのか、後の方は無理矢理詰め込んだ感が否めない。某キャラの登場シーンにもっと大きなコマとページ数を使って大胆に見せてくれるともっとよかったかも。
季刊誌なので続きが読めるのは12月。まぁ、忘れたころに出るのだろう。『脳子の恋』、注目である。
しょこたんの絵はブログで度々紹介されてるが、こういうストーリー漫画(24ページ)の形で見るのは初めて。絵は、漫画の素人としては上手いが、プロの漫画としては……って感じ。あれだね、週刊少年ジャンプの新人作家の漫画みたいだね。少年マガジンやサンデーの新人の絵はデビュー作ながらもある程度のレベルを保っているが、少年ジャンプの場合、たとえ絵が下手でも、他に何か一つでも長所があれば雑誌掲載させるじゃん。ギャグの勢いがいい!とか、ひたすら熱い!とか。現在活躍してるジャンプのベテラン作家とマガジン・サンデーのベテラン作家のデビュー作を読み比べてみると、ジャンプ作家はマガジン・サンデー作家より明らかに絵のクオリティが劣る(例外:鳥山明)。でも勢いだけは良くて面白い。しょこたんの今回の漫画もそんな感じである。楳図かずおの影響を直で受けた絵柄ではあるが、主人公の女の子は色っぽくてとても可愛い(サービスカットも満載)。ページによって女の子の顔が変わったりしているものの、勢いがあるのであんまり気にせず読ませてくれる。絵柄の古臭さも気にならないぐらい、ノリと勢いで描いてるよコレ。でも構図とかもっと工夫して欲しいな。ページ数が足りなかったのか、後の方は無理矢理詰め込んだ感が否めない。某キャラの登場シーンにもっと大きなコマとページ数を使って大胆に見せてくれるともっとよかったかも。
季刊誌なので続きが読めるのは12月。まぁ、忘れたころに出るのだろう。『脳子の恋』、注目である。