拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

僕の世界消えるまで

2007-07-23 15:36:43 | 音楽
宇多田ヒカルの新曲「Beautiful World」を聴いた。映画『新世紀ヱヴァンゲリヲン 序』のテーマ曲だけあって、歌詞、凄くエヴァっぽいぞー(笑)。でも「エヴァヲタに殴られてもかまわない」という宇多田の覚悟が詰まった(彼女のブログ参照)新曲「Beautiful World」、アニメっぽさと宇多田独特の憂いが上手く重なって、かなり素敵なことになってんじゃないだろうか。それにしてもコレといい「This is love」といい、意外に合うなぁ、宇多田とSFアニメ。
でも『エヴァンゲリオン』のテーマ曲というよりは、どこにでもある普通の日常と世界滅亡(?)の間をフラフラと行き来するような、非常に不安定なあの作品の世界、「第三新東京市」で流行ってる曲、という印象かな、なんとなく。第三新東京市のコンビニとかで流れてそうな、シンジがウォークマンで聴いてそうな、そんな感じ? 既に発表されたこの新曲のジャケットも、なんとなくあのエヴァの世界の街角って感じがするし。ていうかあのジャケ!ぶっちゃけ一番好きかも。
以下、歌詞を部分的に引用。

 言いたいこと言えない 根性なしかもしれない

 新聞なんかいらない 肝心なことが載っていない

 最近調子どうだい 元気にしてるなら 別にいいけど

 Beautiful world 儚く過ぎていく日々の中で
 Beautiful boy 気分のムラは仕方ないね

この部分、特にエヴァっぽい感じがする。このような言葉が、アップテンポながらもものすごーく切ないメロディーに載せて歌われるんだよ…またまた素敵な音楽が生まれちゃったねー。コアなエヴァヲタの人にとっては宇多田ヒカルが主題歌を歌うことについてかなり不本意に思っていて、この名曲を聴いても「フン!エヴァには合わねーよ!」とますます態度を膠着させてしまうかもしれないけど(そういう人って多分高橋洋子以外の誰が歌っても文句言うんだろうけど)… 私はこんな曲がエンディングテーマとして流れてくる映画ならぜひ観に行きたいなぁ…と、そう思います。「残酷な天使のテーゼ」好きだけど、ぶっちゃけ「Beautiful World」には全く及ばないっす(「残酷~」はホーンのアレンジがなーんかイマイチ)。きっとエヴァより宇多田が好きだからこう思うんだろうけどね(笑)。
ところで今調べたけど、その例のエヴァの新作映画、アニメの第壱話~第六話のリメイクらしいじゃないですか。ちょうど「笑えばいいと思うよ」「(にこっ)」の辺りまで。ていうことはアスカは登場せず、メインは殆ど綾波レイ…なんてこったい。そりゃぁ、知らない人でも「エヴァ」と聞けば誰もが思い浮かべるであろう、誰よりも作品を象徴するであろうキャラ・綾波をフィーチャーするのはわかるが…元気なアスカを観れるのは、まだ先のようですな。つまんなーい。代わりに何故か最初っからカヲル君が出るらしい。なんか、凄い活躍するっぽい。うーん…カヲル君いらねー。最後にちょろっと出るだけでええやんかー。