拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

一体感

2007-07-07 17:44:52 | 日記
いくら「他人は他人、自分は自分。だから好きなようにやらせてもらうぜ~」な個人主義が浸透しようとも、結局群れたがるのが日本人。放っといてくれよ!と突っぱねても本音ではかまって欲しかったり、人と一緒じゃないと不安になったり。結局まとまっていないと気が済まないのが日本人というものだ。邪険にしつつもやっぱり大事にするのだ、「一体感」というやつを。今日は私が見かけた「一体感」を感じさせる事物についてつらつらと書いてみたい。

●「レッツワイパー!」
朝起きてから準備して外出するまでの時間、ずーっとFM AICHIのラジオ番組をかけている。「モーニンググルーヴ」という朝番組。この番組で、DJの男がが何十分か毎に「レッツワイパー!」とリスナーに向けて声をかける。車に乗りながらラジオを聴いてるリスナーに向けたもので、「掛け声に合わせてワイパーを動かせ!」という合図だ。晴天にもかかわらず掛け声と同じタイミングでワイパーが動いた車=FM AICHIリスナーという印。運転しながらこの番組を聴いたことないから「レッツワイパー」未経験だが、遭遇してみたいぜ、ワイパーやってる車に。

●ライブでの「手扇子」
1999年、GLAYが行った幕張20万人ライブは、規模が規模なだけに割と大きめなニュースとして報じられた。音楽に興味が無くても、多くの人の心になんとな~く残っているであろう出来事だ。あの20万人ライブの映像、なかなか衝撃的なシロモノだ。全国から20万人のGLAYファンが大集結し、一斉に両手を挙げて手の平を前方に捧げるように振る「手扇子」、あれ、怖すぎるだろ!空撮で撮られたライブ映像には、珊瑚樵にも見えるファン達の無数の手が、GLAYに向かって捧げるように振られる様子が映っている。それをニュース番組で見た時の衝撃…。
ある種のバンドのライブではお馴染みの光景で、私の好きなラルクのライブでも何度も目撃したことはあるが、20万人がやってるのを客観的に見るのは圧巻。ファンによれば、あれは「一体感を出すため」にやるそうだ。確かに…みんなでやればもの凄い一体感味わえるよなぁ。他人に迷惑かけなければライブの楽しみ方なんて自由だから、手扇子に参加せず、座って見てるのもアリだと思うが、人と同じじゃなきゃ心細い日本人、20万人集まればほぼ20万人が同じ行動をとってしまうのだろう。
カラオケDAMやUGAでGLAYの「サバイバル」を歌うと、手扇子の大群の映像が拝めます。

●『ロンドンハーツ』の、「格付け・芸人編」
7月3日のロンハースペシャルで放送された格付けでは、千原ジュニア、ケンコバ、宮川大輔、チュートリアル徳井、ムーディー勝山などなど、若手から中堅までバランスよく選ばれた人気芸人大集合。このメンバーが集まり、それをロンブー淳が仕切るなら、つまらないはずがないだろ!!という素晴らしいメンツによる格付け。見てて思ったのは、「他の芸人を出し抜くだけじゃだめで、チームプレイも大事なのだな~」と言うこと。ムーディーが「右から左へ~」を披露した時、ジュニア以下格付け芸人達が「おぉぉ!!」「何がや!」と一斉にツッコミの嵐を浴びせる。芸歴2年の後輩に温かくつっこむ先輩達が醸し出す一体感が素敵であった。「さすがにもう飽きたかな」と思ってたムーディーソングで、久々に爆笑した。
余談だが、淳とジュニアが絡むなんて、数年前じゃ全く想像できなかったよなぁ。東京進出後10年弱くすぶり、近年やっとメジャーな番組でその才能を爆発させたジュニアと、素人いじり芸人から確かな仕切り技術を身につけた芸人に転身し、同世代の芸人からリードを奪った淳。タイプや辿って来た芸歴の全く異なる二人の絡みは、物凄く興味深かったぜ。



追記
今更気づいたんだけど、いつのまにか、かなり昔の「しょこたんぶろぐ」の記事が見られるようになってますね。2003年10月から。初期は今のような激しさ皆無。どの辺で狂ったのかしら…(笑)。