拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

色男/日曜日の朝/スルーし続けるのも限界か

2007-07-13 15:59:34 | テレビ
●ケンコバが着々と女性からの支持を集めつつある気がする。マニアック過ぎる芸風から完全に男にしかウケないような芸人だと思っていたが、「声が素敵」やら「発言全てが面白い」やら「あの顔も結構嫌いじゃない」やら…。顔だけで芸人になれそうな面白い顔面をしてると思うんだけど、「かっこいい」と女子に人気。3年程前、「劇場の出口にファンの女の子が待ってたりするじゃないですか、出待ちって言うんですか?まぁ、その中に僕のファンはいないわけですが…」と、当たり前のようにさらっと語っていた彼だが、今はモテモテなのだろう。ケンコバ、アイドルとの熱愛をスクープされる日は近いかもしれないよ…。我らがケンコバが、数多の芸人と同じような道を辿るのはつまんないけど。

●日曜の朝といえば『天元突破グレンラガン』。まったく、日曜日にアニメ見るために早起きするなんて小学校以来だ…多分『ママレード・ボーイ』以来か?もう大人なのに…チキショー、『グレンラガン』結構面白いじゃねーか!「ガイナックスはエヴァで終わった」と言われてたけど…始まってるよ。あれだな、可愛すぎるよな、ヨーコ。
「世代交代」がテーマらしく、メインキャラが序盤で死んだり、強敵と思われたキャラがストーリー中盤で抹殺されてしまったり、人間関係がせせこましく変化するのがこの作品の特徴か。一つのエピソードをダラダラと引っ張らない所にかなり好感が持てる。良いよ、このテンポ感。引き延ばし上等の少年ジャンプ系作品にはマネできない芸当だな。強くて逞しくて、主人公の存在感を完全に薄くしていた「アニキ」が戦死し、主人公は一時エヴァのシンジ並に落ち込むも、わりとあっさり復活し、アニキを苦しめた敵キャラは早々と追い詰められる。辛くても、いつまでもうじうじ落ち込んでいられる程生温い世界じゃないってことだろう。我々が生きているこの時代も、立ち止まっていたらあっという間に一人取り残される程のスピードで動いている。「人が死ぬ」という事は、それだけで文学作品が書けるような重大事件だが、今の時代、ゆっくり感傷に浸る時間は無い。文学してる場合じゃない。目まぐるしく変化する環境に対応していかなければならない。展開の速さに驚いたけど、今の時代にはこのスピードがちょうどいいのかもしれないなぁ。
で、やっぱり最終的にはヴィラルとの一騎打ちなのか?

●『グレンラガン』見た後は流れで『ゲゲゲの鬼太郎』を見てしまう。2007年版の鬼太郎の声は「名探偵コナン」。落ち着いていて、微妙にけだるくもある声がかなり素敵だ。癒されるぜ。でも久々に鬼太郎を見て、私は何よりも目玉親父の愛らしさにシビれてしまった。甲高い声とか、小さい体を精一杯使ってのコミュニケーションとか、常に的確な指示とか…可愛い~。茶碗の風呂に入る際、鬼太郎に「湯じゃなくて酒を入れてくれ」とねだる親父なんて最っっっっ高だったぜ(SUGIZO風)。鬼太郎に自転車を買ってあげるために無謀にもアルバイトに励む親父にも心打たれたな。全く…この歳で目玉親父にハマるなんて…。

●ロッキングオンが出している映画雑誌『Cut』に、ヴィジュアル系バンドDir en greyの人気の秘密に迫る、という趣旨の記事が載るらしい。世界を轟かす日本カルチャーについて特集するらしく、当然、現在欧米で盛り上がりまくってる日本のヴィジュアル系バンドにもスポットを当てるそうだ。映画雑誌といえど、ロッキングオン関連の雑誌にヴィジュアル系バンドが載るなんてかなり画期的なことではないだろうか。93年に市川哲史氏がロッキングオンを退社し、山崎洋一郎がロッキングオンジャパンの編集長に就任して以降、どんなに売れようが凄い作品を生み出そうが徹底的に誌面からヴィジュアル系バンドを排除し始めたロッキングオン。93年まではXもLUNA SEAも普通に載るような雑誌だったのに…。98年、本格的にソロ活動を始めたhideが久々にジャパンに載るまで、ヴィジュアル系バンドはあの雑誌では、はっきり言って「嘲笑の対象」だった。その後、GLAYやラルクが数回載ることはあったものの、ついに「骨の髄までV系」なDir en greyを特集するとは…地味に凄いことかもしれませんね。