つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

ばばんばばんばんばん

2006-02-16 18:31:57 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、やっぱりドリフが出てくるのは当然かなの第443回は、

タイトル:温泉で会いましょう(全2巻)
著者:唐沢千晶
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:このところ、クラシックばっかり聞いてるLINNで~す。

扇:クラシックのロックバージョンとかなら聞きたいSENでーす。

鈴:ロックバージョン……ワーグナーなんかそのまんまロックにしても違和感ないだろうなぁ(笑)

扇:つか、あれはロックだろ? メタルとは言わんが。
春だけ有名なビバルディの四季と同じで、ワルキューレの騎行だけ有名だけどな。

鈴:それを言うなら、ボレロのほうがまだ無情だろ。
どっかのアニメのおかげで、名前だけは売れてるからな。作曲者知らない人間のほうが多いだろうし。

扇:どっかのアニメって、三国志の銀河バージョンやった話のことか?
三国志と言や、『蒼天航路』終わったよ……ま、詳細は聞くな。

鈴:そのとおりだーやねぇ。
人間の代わりに戦艦で三国志やった話のアニメ版だな。
……って、終わったの、あのマンガ。コアな人気があったような気がするが?

扇:コアな人気はあったと思うぞ、要は主役に体力の限界が来ただけだ。
三国志もの、西遊記ものは、中途で打ち切りが多いことを考えると、頑張った方だと思う。

鈴:そうだなぁ。まちゃあきの西遊記もそうだったしなぁ。
それにしても、いまやってるフジテレビ系の西遊記って、やっぱ昔のを知ってると、なんか、かなり、いまいち……。

扇:でも、結構人気あるみたいだな。
慎吾ちゃん出てるから、ってだけでもないらしい。
まー、旧西遊記はな~、寺が燃えたら「火事だーっ!」つって、消火ホース持ち出すような話だったからなぁ。(笑)

鈴:それもおもしろかったんだよなぁ。
でも、いまの西遊記の筋斗雲がサーフボードっていったいなによ……。
あの、人差し指と中指立てて、口の前で振る呼び方でないと私は認めんっ!(笑)

扇:まぁ、サーフボードの時代なんだろう。
というか三蔵法師は夏目雅子以外は認めねぇ!
ごっつい綺麗な顔でキッツイこと言いまくる、あれがいーのだ。

鈴:よかったねぇ、夏目雅子……。
ほんまに、三蔵法師は夏目雅子のものだな。男装の麗人なんて言葉じゃ陳腐になるくらいだったしなぁ(遠い目)

扇:本当に美人だったよなぁ……。(しみじみ)
って何で西遊記で盛り上がってるんだ、今日は水滸伝の話だぞ。

鈴:水の部分だけ合ってるな。
……って、本編の話してないな、ぜんぜん。
じゃぁ、「温泉で会いましょう」だけど、主人公の少女(始め見たときにはまったく少女に見えなかった)が、離婚した両親や弟の事情で、たったひとりで温泉旅館に旅行することになったところから始まる。

なぜ家族旅行にそんな旅館!? と疑われるのではないかと思える旅館華翠楼は従業員がすべて男。
そしてその旅館を取り仕切る3兄弟と、お節介な主人公の五十嵐潮が織りなすコメディであります。

扇:両親、調べずに決めたな絶対……離婚後の夫婦は複雑だから仕方ないが。
要は逆ハーレム旅館ってネタなんだろうが、ネタ以外に何も存在しないのがこの物語の不幸なところだな。

鈴:まぁなぁ。
1話で終わっとけばなぁ、とリアルタイムにLaLa DX読んでて思ったものなぁ。
まぁ、そうは言っても、いちおう木曜劇場だし、キャラ紹介しとくか(投げやり)

扇:素でララデラって出るあたりが君らしいな……。
その前にお知らせです、URLはそのままで。


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扇:それではお楽しみ、キャラ紹介のコーナーです。
まずはメンバーの紹介からどうぞ。

鈴:主人公の五十嵐潮。ショートカットで1話の初っぱな見たとき、女の子だったとは、1ナノメートルも思わなかったキャラ。
けっこうお節介で、1話で因縁が出来てしまった華翠楼の3兄弟の世話を焼くことになった不幸な(?)ひと。
まぁ、3兄弟それぞれ、一癖も二癖もあるようなヤツだし、苦労しないほうが難しいとは思うけど~(笑)

扇:えー、微妙に女の子です。
というか、キャラ的に弱かったよねこの子。
先々週紹介した『月夜烏草紙』の主役みたいに自己主張全開ってタイプでもないし、かと言って他の三人をシメるほど体力あるわけでもないし。
ちなみに、見た目男の子ってことを(作者が)気にしてたのか、浴衣姿で温泉ぶち込まれた時は妙に身体のラインが強調されてました、絵的に。

鈴:なぜそういうところに気付くかなぁ>身体のライン
さておき、とりあえず、次は華翠楼の3兄弟、温司、泉水、遊。
おかたい金銭至上主義の温司、愛がすべてでお軽いキャラの泉水、潮よりも着物を着れば女の子らいし遊。
以上。

扇:そりゃ~、オジサンだからさね。
って、以上かよ。
コミックス裏表紙の解説文に毛が生えた程度で終わってんじゃねぇ!

鈴:だって、さっき言ったじゃん。
1話で終わっとけばなぁ、って(爆)

扇:貴様っ! 人の振り見て我が振り直せ、という言葉を知らんらしいな。
たとえ作者が、要は裸の男集めて逆ハーレム状態だとか、メインの三人はいかにもな美形キャだとか、薄~い主人公が意味なくモテるとか、そういうかき集めたネタに頼るだけの話のオチも付けられん漫画家だったとしても、我々までそれに染まってはいかんのだ!

鈴:いや、読んでるだけ染まってはないんだがなぁ……(冷静)
まー、その評価に関しては、まったく否定せんがな(爆)

扇:じゃ、彼女を反面教師にして真面目にキャラ紹介しましょうね、先生。(事務的)

鈴:え? 終わったんじゃなかったのか!?

扇:何ならここでお前を終わらせてやろうか?

鈴;ふっ、返り討ちにしてくれるわっ!

扇:最近それオキニやね。
仕方ない、メインライターの俺がやるか。
長男の温司(あつし)。
いわゆる黒髪美形、表面上だけカタブツタイプ。
超女嫌いで、自分の旅館から女性従業員をすべて叩き出した無茶な奴。
ただし、一話でいきなり潮に惚れて転向した……一話で終わっときゃ笑える人。

次男の泉水(いずみ)。
白髪、ナンパ男、んでこの物語の脱ぎ役。
ゴージャスと言うほど描き込み激しくないので、キャラ属性と絵が一致してない。
ちなみに、兄貴といがみ合ってるように見えて、バリバリのブラコンなのは基本。

三男の遊(ゆう)。
ロリだけど少年、カツラ脱ぐと凄いことに。(笑)
成長したらナンパ野郎になる可能性大、つか、最終巻で示唆されている。
いっつも泣いているが、末っ子のポジションを上手く利用しているだけという噂も。

鈴;うわぁ、全部書いちまったよ、相棒……。
じゃぁ、キャラ紹介も終わったことだし、そろそろ終わっとくかぁ。

扇:そうだな、そろそろ死ぬか?

鈴:死なんわっ。
死んだように寝るだけじゃ(どこが違う?)
……さておき、ホントに終わっとくかね。
では、今回の木曜劇場はこの辺で、さよ~よなら~

扇:さっさと逃げおったな、こやつ。
絵は新人とは思えないぐらいこなれてるんですが、話はちょっと……。
巻数少ないので、騙されても後悔しない人だけ読んで下さい。
では、今宵はここまでにいたしとうございます。さようなら。
(ところで、「さよ~よなら」ってどこの挨拶よ?)