つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

三馬牌は眼に入りません

2006-02-09 17:36:03 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、咲かせなくても読めるけどの第436回は、

タイトル:新暗行御史(第1巻~第12巻:以下続刊)
原作:尹仁完ユン・インワン  作画:梁慶一ヤン・ギョンイル
文庫名:サンデーGXコミックス

であります。

扇:最近、相方が『マリみて』にハマってるので頭痛がするSENでーす。

鈴:はまってるなんてとんでもないと言い返しつつ、あと1冊読んだら出てるのは読み終わるLINNで~す。

扇:どっぷり首まで浸かってんぢゃねぇか、ガキャア!

鈴:そういうことを言うかね……。
なら私の担当回、すべて「マリみて」にするぞっ!

扇:やめれ
まぁ、『乃木坂春香の秘密』で埋められるのとどっちって聞かれると、悩むところではあるが。

鈴:そんなん、悩まんでもよかろ。
どう考えても、私でさえ死ねるのだから『乃木坂春香の秘密』のほうがきつかろう(笑)

扇:いや、お姉様ぶってても実ははただのガキな人が出てくる『マリア様がみてる』もどうかと思うぞ。

鈴:思いっきりケンカ売ってんな、ファンに……。
まぁ、紅薔薇のつぼみロサ・キネンシス・アン・ブゥトン(2巻当時)がお子様なのはまったく否定できんがな。
しかしだな、あの主人公の天然ボケぶりがどーも人ごとのようには思えんのだよ(笑)

扇:個人的に言うと、あの主人公には冷静なツッコミ役でいて欲しかったな……。
「何考えて生きてるんだこいつら」みたいな感じで。
つか、同じ天然ボケの君としては居心地のいい世界かも知れないねぇ。

鈴;いや、居心地がよくなけりゃ、1週間で全巻読まんだろ(爆死)

扇:死んでるな、つーか、むしろ死ね。

鈴:ったく、そんなに私の間口の広さに嫉妬せんでもよかろうに……。
……で、今回のおネタは新暗行御史ではなかったのではなくて?

扇:ええ、「お姉様のおでましだ」に変えてもよろしくてよ……って。
うがぁ、俺の脳が、脳が死ぬぅ~!

鈴:死ぬならやんなよ……

扇:前フリが長くなりましたが、新暗行御史アメンオサであります。
舞台は聚慎ジュシンと呼ばれる滅びた国。
かつて王の特使として各地を駆け回り、悪徳役人を成敗して回っていた『暗行御史』と呼ばれるA級エージェント――の生き残りの話です。
ものごっつ水戸黄門に似てますが、作者もそれは意識してるらしく、まんま黄門様なキャラクターも出てきます。(爆)

鈴:出てくるのか……。
何代目の黄門さまだ?(笑)

扇:俺がリアルタイムで知ってるのは二代目からだ。
いや、それは置いといて。
君もちょっとは作品解説してくれ、今回は『マリみて』の紹介じゃないんだぞ。

鈴:え? このまま「マリみて」でOKじゃなかったのか!?

扇:来週から『コブラ』を一巻ずつ紹介してやろうか……。

鈴:やめれ
つか、ホントに新暗行御史の話をしよう。
じゃ、キャラ紹介ね(強引)

扇:その前にCMです。
(いつからキャスターになったんだ、俺は)


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扇:では主人公の文秀ムンス
暗行御史の生き残りで、聚慎を滅ぼした宿敵阿志泰アジテを追っている。
普段は銃器で戦うが、ここぞというときは究極の三馬牌――暗行御史の証明書みたいなもので、馬の数が多いほど格が高い――を使って、ピエロみたいな格好の幽幻兵士を沢山呼び出して敵をシメる。
エロ魔神、悪知恵の塊、結構冷酷、と何かダークヒーローっぽい奴だったが、山道と旅するうちにかなり甘~い性格になった……惚れたか?

鈴:あー、確かに、最初のころはダークヒーローっぽい感じで、かなりいい感じな主人公だったんだがねぇ。
やはりそこが分かれ目か……。
じゃぁ、文秀の恋人(?)の山道サンドか。

扇:だから、恋人じゃなくて部下だってば。
ヒロイン(?)の山道サンド
ボンテージにマント、巨大な剣に鉄の爪、という趣味丸出しのファッションで戦う女戦士。
文秀の護衛として、その姿からは想像できないほどの馬鹿力を振るう、結構人外。
性格はかなり弱気、泣き虫、お人好し……という文秀にいじめられるために出てきたようなキャラだが、たまーに鋭いツッコミを入れることもある。

鈴:ファッションは、最初っからかなりぶっ飛んでたよなぁ、こやつ。
でも、突っ込み入れるの、たまーにか?
なんか、結構痛いこと言ってる気がせんでもないぞ(笑)

扇:まぁ、無口なだけに喋る時は言いたい放題言ってる気もするな……。
では最後にラスボスの阿志泰アジテ
いわゆる美形悪役、善悪の概念が一般人とちょっとズレてる人。
本人は人を超越してるみたいな気でいるんだろうが、ヒ○ラーやアレク○ンドロスのような誇大妄想狂とどこが違うのかさっぱり解らない。
某滅びた会社の格ゲーのボスと同じく、パワーだけは鬼のようにでかいため、今のとこ文秀が勝てる要素はゼロ。

鈴:ゼロって、どうやって話終わらせんだ、これ(笑)

扇:俺が知るかっ!
敵は普通のバトル物のようにガンガン強くなるけど、主人公は飽くまで人間に毛が生えた程度で留まってるからなぁ。
ま、山道もボケキャラ卒業したみたいだから(そうか?)、そろそろ終わり方を考えないといけないんだろうがな。

鈴:そうだねぇ。
こっちもそろそろ終わりにしとかないと、どえらい長くなってんぞ。

扇:確かに、『新暗行御史』とは関係ないところで大いにスペース食ったからな。
絵はかなり上手いのですが……電波飛び交ってるんじゃないかと思えるぐらい和洋折衷時代無視な世界を描いているので、それを受け入れられるかがポイント。
戦闘シーンと掛け合い漫才は割と楽しいです。
さて来週は……とある温泉旅館のお話、さよーなら~。

鈴:素直にマリみてだと言ってもいいんだぞ(笑)
と言うわけで、なんか常になく、関係のない話に終始した気はまったくしないでもないところで、さよ~~~~~~~~な~~~~~~~~~ら~~~~~~~