さて、冬から始めてもうお盆なんだなぁの第255回は、
タイトル:古道具 中野商店
著者:川上弘美
出版社:新潮社
であります。
古道具店の中野商店……リサイクルショップでも骨董店でもない……を中心とした話で、主人公はこの中野商店でアルバイトをしているヒトミという女性。
メインキャラはヒトミと、おなじくアルバイトのタケオ、店主の中野さん、中野さんの姉のマサヨさんの4人。
ストーリーは、いちおう、恋愛もの……ということになるのだろうか。
つか、あえて言うなら、という感じかな。
いちおう、ヒトミとタケオ、中野さんとアスカ堂という骨董店のサキ子さん、マサヨさんと丸山という形で、それぞれ対応する相手もいるし、そういう話もあるのはあるので。
でも、古道具店ということで、「雨柳堂夢咄」みたいな何らかの物で、何か事件が起きる、みたいなことはない。
印象としては、なんかこう、まったりとした感じがすごいするんだよね。
特に主人公のヒトミは無気力で、何事にもやる気というものが感じられない。
中野さん、マサヨさんの姉弟コンビも、どこか微妙にずれた感じがするし、唯一タケオだけがふつうの人間、って感じ。
それなりに重い話もあったりするんだけど、深刻な話をぜんぜん深刻に話さないマサヨさんのキャラとかも相俟って、もさーっと流れていく。
なんかここまでまったりとした話として続いていくのも逆にすごいのかも……と思うんだけど、いまいち消化不良な感じは否めないかなぁ。
ラストは中野商店を閉めてから2年後の話になるんだけど、いちおう締めてくれたとは思うけどね。
まぁ、雰囲気のある作品ではあるけれど、合う合わないはあると思う。
個人的には、いまいち、かな。
タイトル:古道具 中野商店
著者:川上弘美
出版社:新潮社
であります。
古道具店の中野商店……リサイクルショップでも骨董店でもない……を中心とした話で、主人公はこの中野商店でアルバイトをしているヒトミという女性。
メインキャラはヒトミと、おなじくアルバイトのタケオ、店主の中野さん、中野さんの姉のマサヨさんの4人。
ストーリーは、いちおう、恋愛もの……ということになるのだろうか。
つか、あえて言うなら、という感じかな。
いちおう、ヒトミとタケオ、中野さんとアスカ堂という骨董店のサキ子さん、マサヨさんと丸山という形で、それぞれ対応する相手もいるし、そういう話もあるのはあるので。
でも、古道具店ということで、「雨柳堂夢咄」みたいな何らかの物で、何か事件が起きる、みたいなことはない。
印象としては、なんかこう、まったりとした感じがすごいするんだよね。
特に主人公のヒトミは無気力で、何事にもやる気というものが感じられない。
中野さん、マサヨさんの姉弟コンビも、どこか微妙にずれた感じがするし、唯一タケオだけがふつうの人間、って感じ。
それなりに重い話もあったりするんだけど、深刻な話をぜんぜん深刻に話さないマサヨさんのキャラとかも相俟って、もさーっと流れていく。
なんかここまでまったりとした話として続いていくのも逆にすごいのかも……と思うんだけど、いまいち消化不良な感じは否めないかなぁ。
ラストは中野商店を閉めてから2年後の話になるんだけど、いちおう締めてくれたとは思うけどね。
まぁ、雰囲気のある作品ではあるけれど、合う合わないはあると思う。
個人的には、いまいち、かな。