ヤブカンゾーの花ですね。真夏の草野に強烈な花を咲かせています。私の古里奥会津の只見町ではハッカケショーブといっています。あまりにも強烈過ぎる花に好感が持てませんけど春先の若芽のお浸しは甘くおいしいんですよ。
私がこどもの頃奥会津から出てきたときよく不用意に話した只見の方言を笑われいじめにあいました。だから今でも決して只見の方言を言いません。でも心の中では只見の方言には古語も残っていて立派だと思っています。
ハッカケショーブ 歯の欠けた菖蒲
菖蒲は姿も凛としてますし、邪気を払うさわやかな香りで気高さを感じる植物です。
ヤブカンゾーは菖蒲に似ているけど菖蒲でない植物と言うことで意味がよく分かります。
ゆっこぎ もんぺのことです。
深い雪をこいで歩くときの袴で、意味がよく分かります。
あけーず トンボのような小さい昆虫です
古い時代、日本の国はトンボのような形をしてるということで「あきつしま」といましたね。トンボの古語あきつが生きているんですよ。
しじっこ 男の子の性器の愛称です。「しじ」って男性器の古語ですね。古語辞典を引いて見てください。
けえれご オタマジャクシのことです。
蛙の子で意味がはっきりしています。
びっき かえるのことです。びっきといってみんなに笑われました。
でも、蟇蛙(ひきがえる)と言いますね。なんにもおかしいことないんですよ。
思わずふる里の言葉を自慢しました。でも本当は「い」と「え」区別がつかず困っているんです。小学校の先生は歴史の時間「院政」を「えんせい」と教えました、病院はついこの間までびょうえんと思っていました。 PCつかっていると変換に困るんですよ。
今でも沿革を、はてえんかくかな、それともいんかくかなと迷います。でも辞書で確かめてはいけません。私はそれをして顔が真っ赤になって恥じ入りました。
ボケじじいは酷暑に負けず来年の春まで生きてハッカケショーブの甘いお浸しを食べることを楽しみにしています。
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