女の子たちの祭り衣装も綺麗心が和みます
祭り大好きの爺いは汗びっしょりで飛び回りました。三回も家に帰って着替えしました。夏祭りは神社や神様の祭礼ではありません。町の観光物産協会主催で町民みんなで楽しむお祭りです。祭りはこのいけめんの男の方と、着物姿の美しい女の方お二人の進行で進んでいくのです。朝9時から夜の10時近くまでみんなをわくわく楽しせてくれました。ご苦労様でした。
私たち町の貴徳寺には堀部安兵衛が幼少の頃過ごしていたという言い伝えがあります。それにちなんで町には安兵衛太鼓という太鼓チームがあります。夏祭りは安兵衛太鼓の勇壮で見事な演奏で幕があきました。
夏祭り本部のステージ前は演奏を楽しむ方がいっぱいでした。
お祭りには楽しい催しがいっぱいです
おなじみの金魚すくいに子どもたちが熱中しています。
たくさん貰った祭りのお小遣いでなにを買おうか子どもたちの大きな楽しみですよね。80年の昔9歳だった子どもの私はお袋に20銭銀貨一枚を貰ってワクワク祭りに出ていたのを思い出しました。今のお金にすると2000円見当でしょうか。
祭りには大きなビニールのホームプールが用意されていて幼い子どもたちが楽しそうに遊んでいました。
「暑さ吹っ飛ばせ!ガリガリ選手権・・ 」ということでいってみました。子どもたちのアイス早食い競争でした。 中央の二人が兄妹での選手出場です。
兄妹二人でなにを話し合っているんでしょうね。可愛いお二人です
町の夏祭りにいわき市の「東日本国際大学付属昌平高校」の生徒さんのフラダンスグループがが協賛して美しいフラダンスを披露して下さいました。
会津坂下民謡協会の方の美しい踊りの披露もありました。
午後7時から恒例の流し踊りがあるということで夕暮れの街通りは溢れこぼれるような人でいっぱいでした。流し踊りは「あいづばんだいさん」から始まりました。踊りの列はライバン通りいっぱいになって流れました。流し踊りは見せるための踊りではありません。踊りに参加する皆さんが精一杯に楽しむ踊りです。ライバン通りは美しさ楽しさ喜びの踊りで溢れました。
踊りは町内の方ばかりではありません、「大熊町商工会女性部」の10数人の方がプラカードを持って参加なさっていました。大熊町、ネットで調べてみました。
大熊町は「平成23年3月11日の東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所事故により、発電所の半径20km圏内に「警戒区域」が設定されたため、町役場の主要機能は約100km西に位置する会津若松市に移転を余儀なくされ、町民約11,000人も、会津若松市やいわき市をはじめ、全国各地に避難をしています。」とありました。苦難の町の方のご参加なんですね。原子力発電所事故のまき散らした大きな不幸を怖ろしく思い、そして怒りを新たにしました。どうか一日も早くもとの町に復興出来ることを願ってやみません。
朝9時過ぎから夜の9時過ぎまで祭り好きの爺いは楽しくて夢中になってあちこち飛び歩き少々疲れました。町の夜空には見事な花火があがっていました。でも私は花火は撮ったことがありません。ですから撮り方が分かりません花火の大きな音を聞きながら車で家に帰りました。疲れましたけど楽しくて充実した祭りの一日でした。
年取ると恥じも外聞も気にしなくなってしまいます。ステージで踊っている女のこの真下にまかり出てバチバチシャッターを切っているんです。あとで思い出すといやな爺いだと思うんですけど、撮っているときはイキイキと年を忘れて生きているんです。しょうがありませんね困った爺いなんです。
上州の八十爺
よぼよぼのもうろく爺いなんですけど「お祭り」と聞くとわけが分からなくなってしまうんです。楽しくて走りまわってしまうんです。困った爺いなんです。