さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

遠い日の私を支えてくれた私の大事なカメラです

2014-02-07 | 日記


 オリンパスOM-1といいます 
30数年前55歳ころから65歳頃までの約10年間いつも手元にあって私を支えてくれた愛機です

 私が最初に手に入れたカメラは60年ほど昔私が25歳の頃手に入れたリコーフレックスというカメラです。


 当時のカメラは一般の人には手に入らない高価なものでした。中級機のスプリングカメラパールⅡ型などでも、当時の私たち仲間の初任給の約3ヶ月分にあたる2万円以上を出さないと購入できませんでした。ところがこのリコーフレックスを私は4500円で購入できたのです。写真撮影に必要な最小限のものだけをつけた箱形のカメラを大量生産したのです。ところがこの低価格のカメラが素晴らしくよく写るんです。だから大変なブームになって庶民もたやすく写真撮影ができるようになりました。


 それからこのカメラの新しい機種がどんどんできましたけど私は10数年間ほかのカメラには目もくれずこのカメラだけを使い込みました。

 
(ほんとは新しいカメラを買うお金がなかったんですけど)


 そして15年ほどたった昭和35年頃またまた低価格で素晴らしい性能のカメラができました。オリンパスペンという35mmフィルム用の小型カメラです。これも素晴らしい性能で10数年楽しく使いこみました。レンズが有名なズイコーですからよく写るのが当然なんです。


 子供の写真記録、野山の散策などなくてはならないものでした。



 30年ほど昔、昭和50年頃、私の友人に野にお立ちになっている石仏を撮ることを趣味にしている人がおりました。お金持ちの方でカメラはニコン、当時はズームレンズはありませんでしたから数本の交換レンズとカメラをアルミケースに入れて颯爽と飛び歩き、撮った素晴らしい写真を私に見せてくれました。うらやましかったけど交換レンズつきの一眼レフなど私には高価すぎて手に入れることなどできませんでした。

 ところがまたまた素晴らしいカメラができたんです。小型軽量の一眼レフで価格もニコンキャノン、ライカなどに比べるとずっと割安のオリンパス0M-1です。私も苦労しましたけど、レンズも標準、中望遠、マクロの3本をつけてなんとかこのカメラを購入することができました。使ってみるとライカやニコンや、キャノンなどに少しも劣らないすばらしい写真が撮れるのです。しかも小型軽量で使いやすいんです。嬉しかったです。OMシリーズはどんどん改良されていきましたけど、私はOM-1だけをつかいこみました。



 私の町には素晴らしい方がいらっしゃるんです。わたしは私の町の南方熊楠と思って尊敬している民族学、考古学、歴史、動植物学などに大きな業績を上げられ文部大臣表彰を受けられた古川利意先生です。先生は私が現役を定年で離れたとき私に遺跡の発掘調査の写真撮影の補助をするように言ってくださったのです。考古学など何の知識もない私ですけどこのOM-1をつかって数年楽しくお手伝いをさせていただくことができました。


 そして、写真撮影のお手伝いが終わってからはかわいい孫たちの記録と愛犬エリーもこのOM-1で撮りました。雄国沼にいった時セルを使って孫と撮った一枚です。


 愛犬エリーの写真です



 オリンパスOM-1は20年ほど前、私が65歳頃次のカメラ富士フィルムのデジタルカメラファインピックスに変えるまでいつも私の手元にあって私を支えていてくれました。オリンパスOM-1は私の元気だったころの大事な大事な私の愛機でした。思い出がいっぱいの大事なカメラなんです。

 だからオリンパスOM-1は今でもパソコンの部屋の一番大事なところに丁寧に飾られているんです。