名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-10 先手石田流持久戦(3)

2024-01-18 | 基本定跡の研究

駒組の途中で先手が96歩を突くと

石田流本組になりそうです。14歩16歩23銀77桂32金97角

77角ではなくて、97角の形を「石田流三間飛車本組」と呼んでいて、これが三間飛車の理想形ではあります。後手も左美濃~銀冠に組んでいるので、形勢は互角ですが。94歩46歩92飛

これが後手の揺さぶりで、95歩同歩同飛~96飛同飛同香となれば後手良しになります。先手が88角と受けると72飛97角

後手は0手で72飛と寄れました。また92飛と戻って88角72飛97角・・・と進めば千日手です。だから先手は88角ではつまらなかったね、となるところなのですが、後手には74歩同歩95歩という仕掛けがあるので調べてみましょう。

しかしここは85桂74銀64角

95歩を取ってもらえずに後手不利です。

後手は手順前後をしているわけで、74歩の前に95歩を突きます。

95同歩74歩同歩95香

96歩75歩

後手は端で1歩手に入れて攻めるのです。75同角74銀64角75歩

これには73歩同飛65桂

先手は飛を取られないようにするのですが、65同銀73角成同桂75飛

74歩79飛88角

これくらいの変化を知っていると良いです。この図の評価値は-144の後手ペース。後手は別の陣形でもありうる攻め方です。

 


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