美山たそがれメール

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忌明け

2020年07月17日 | 日記

5月30日に92歳で亡くなった母の49日で忌明け法要が実家であった。

住職は「今日からおばあさんお墓に入られます。お骨も納めます」と言われた。

結婚して70年以上住んだ家から出ていくのだ。母はもうこの家のどこにも

いなくなった。10時から修証義をお坊さんと一緒に唱えお焼香をして

それからお墓に骨を納めた。私は墓に行く坂道でしんどくなった。

幼い頃はよく走った坂道がもう登れなくなった.年を取ったと実感した。

お寺のお参りは行かず実家で横になり、なんとかしんどさがなくなった。

父の葬式の日にも倒れたことがあるので、みんな心配している。

その後仕出し屋さんで会食、2時にやっと終わった。

母はこれで満足しただろうか?彼女はいつも自分中心の人だった。

私が注意しても言う事は聞かなかった。私とは気性が合わなかった。

でも病弱の私をいつも気にしていたらしい。92歳まで生きてきたのだから

大往生だと思う。私は夫の姑や舅がなくなった時も母が亡くなっても

そんなに悲しくなかった。ただ60歳で亡くなった父の時は、慟哭した。

64歳で亡くなった妹の時も可哀そうに思った。

私は72歳父より長生きしている。やはり人の死は年齢によって受け止め方が

大きく影響するのかもしれない。