ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

コヒーレンス

2023-04-16 01:25:14 | Technics
コヒーレンスとは、互いの波形による干渉しやすさをいいます。

視覚情報では、等間隔のドットが描かれた漫画で使われるトーンを重ねると、モアレ縞が発生します。

ところどころ濃淡が出る縞ですね。

タイトル: モアレ(moire)…干渉縞を楽しむ: 正多面体クラブ

タイトル: モアレ(moire)…干渉縞を楽しむ: 正多面体クラブ

Google で見つかった polyhedra.cocolog-nifty.com の画像

同じ周期、同じ振幅の同じ波形を重ねると、このような縞が発生します。


音声でも同じことが起きます。

歌声を録音して、コンピュータで周波数だけ変えて和音を重ねるのと、肉声で和音を重ねるのとでは、出来上がりが全く違います。

個々の音を聞くと、ちゃんと聞こえるわけですが。

カラオケのハモリ機能のハーモニーと、実際の肉声コーラスは、音楽に詳しくなくても違いがわかります。

コヒーレンスによる干渉縞が発生するかどうかなのだと考えられます。

波形はフーリエ変換で、各周波数の正弦波に分解することができます。

フーリエ変換で分析しても、全く同じ音声波形を、別時間に同じ人間が出すことは不可能です。

しかし、コンピュータで周波数だけ変えることはできます。

しかしそれを重ねると、元が同じ波形なため、全周波数において顕著なコヒーレントが発生するか、全く発生しません。

それが機械による周波数だけ変えたハーモニーか、別人や同じ人間でも別に録音したハーモニーかでは、干渉するコヒーレントの出方が全く異なります。

同じ波形の周波数だけ変えた電子キーボードの和音と、実際に別の弦を鳴らすピアノの和音は、干渉度合いが異なります。

同じ音程でも、別時間には全く同じ波形が出ないためです。

和音コードでも、長調のメジャーコードと短調のマイナーコードは音楽知らなくても、なんとなくわかります。

自分の思考情報メモです。
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