ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

宝鐘マリンと仕事

2021-03-31 16:03:46 | Movies
宝鐘マリンが同人誌を読んで笑ったことで、その作者が反応し、宝鐘マリンが謝罪するという事態が起きている。

経緯を知らずにその映像部分だけを見ると、作品をバカにして笑っているという構図に怒りを覚える部分はわかる。


ここに至る経緯が存在していて、その部分を知らずに批判すると的が外れてしまう。


宝鐘マリンはBL好きのキャラクターを確立させていた。

その中でさくらみこの家に泊まり込んで二人で配信を行うことになった。

さくらみこは事前に視聴者と作戦会議を開き、冷蔵庫にBL同人誌を置いて見つけさせるというドッキリを企画した。

視聴者の需要と供給がマッチして実現した企画であったということ。


当日、その作戦は実行された。

同人誌を見つけた宝鐘マリンは、視聴者の期待したとおりの反応を表現した。

さくらみこはBL同人誌のジャンルや内容を理解しているわけではなく、いわば適当に買ってきたものだった。

宝鐘マリンはいわゆる成人向け同人誌を期待していたけれど、買ってきた同人誌はそうではなかった。

かといって、全く内容に触れずにスルーしたのでは、ドッキリ企画が成り立たない。

中を読んでその内容をイジって面白おかしくするのを期待されているのだから、そのとおりに振舞った。


問題は同人作家の感情。

その同人誌の内容に興味を持った視聴者が買い求めたという事情もあっただろう。

いきなり需要が高まった原因を、動画のアーカイブから探し出すのは非常に簡単なこと。

非常に多くの視聴者の前で自分の作品がいわゆるコケにされたという事実を目の当たりにする。

そしてSNSで反応する。

自分のアイデンティティを壊されたも同然なのだから、屈辱と侮辱に対して抗議する必要がある。


ところがこれもまたSNS上で物議を醸す。

そもそも、元ネタありきの同人誌であって、それをBLにして収入を得ることは、そもそも版元に対して失礼で著作権侵害なのではないか?

しかし宝鐘マリンも二次創作を行うのだし、そういった同人作家の心情もわかる。

しかし、キャラクターと配信内容と視聴者が求めている内容に応えようとするなら、内容に触れる必要があった。


ではこれを事前に防ぐことができたか?

流石に私もそれを事前に予測はできなかった。

配信内容は期待通りのものだったし、それはやはり非常に面白いコンテンツだった。


もし事前にやれることがあるとすれば、

・事前にドッキリとして置いておくBL本を調べておき、作者と打ち合わせをしておく
・ドッキリ企画の際、視聴者に「それはいけない」と自制を促す
・配信で同人誌の内容は伝えるが、タイトルは伝えない
・ドッキリを受けても、ドッキリの内容に触れない
・ドッキリをしない

そもそもで言えば、ドッキリ企画そのものが内容を知らない相手からのリアクションが面白いコンテンツなのであって、先にネタバラシをして、
「こういった内容をやるので、こういったことに気をつけて、大げさにリアクションしてください」
なんてやったら、まったくもって面白くない。

それでも実際のテレビ番組のドッキリでは、事前にドッキリの内容が知らされていたり、途中でドッキリと気づいてびっくりしたリアクションを続けたり、個人の所有物に対しての破壊に対する補償や代替品が用意されていたり、綿密な企画が練られているわけです。

個人的にはドッキリは悪趣味だし、テレビ構成のそういった裏事情もわかってきてしまうので、かなり興ざめなのだけれど。


ドッキリの内容に配慮がかけていたと謝罪するのは根底からおかしいし、それを企画した視聴者も、それを見た視聴者も、そもそも同人誌を描いた作者も、関わったすべてが悪いという結論もできる。

触れて批判するすべての人が、手痛いしっぺ返しを受けるという内容。


しかしながら職業配信者として、仕事として求められる反応をしたとも言えるし、同人誌作者としてもその内容に対して反論もしなければいけない。


どっちが悪いとか、何が悪いとか、そんなことを突き詰めれば、いやそもそもエンターテインメントなんていらないとか、情報発信なんていらないとか、相互コミュニケーションなんていらないとか、極論も出るわな。

人間文化はコミュニケーションで成り立っているのよ?


バラエティやお笑いなどのエンターテインメントが、誰かしかの何らかの個体や行為を馬鹿にして笑うものであれば、必ずそのような事態が起こる。

だったらそんなことしなければいい。
見なければいい。


しかし、そういうムダが存在することも、長く生きると知ってしまうわけさ。
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カブを直そう!(バルブとK1)

2021-03-30 22:25:33 | Super Cub
1月のある日、カブで走っていたら、急にエンジンストールしました。

電装系いじっていたので、電装系かと思いきや問題なし。

全く回らないわけではなく、トルクがなくても微力ながらも進みはする。

圧縮が取れてない感じなので、給排気系と予測。

とにかくエンジンを下ろしてみる。





ヘッドは見る限り大丈夫そうだけど、ちゃんと見ないとわからない。

それよりも道具を揃えよう。

今回初使用で、サンエスのK1を使ってみる。

仕事から帰ったら密林から届いてた。


ある程度道具が揃ったので、バラしてみよう。

バルブはこんな感じ。

ヘッドはこんな感じ。


カーボン固着してますね。

K1は今回4%でやってみる。

水5L(5000g)に対して、200gで4%。

ちゃんと量ってみる。


温度上げたほうがいいらしいので、とりあえずあったでかいボウルを使って、やかんでお湯を沸かして漬けてみる。


台所で調理用具をガンガン使っているけれど、全然使ってなかったものばかりの一人ぐらしの特権。
K1を食器に使うのは、基本的にNGです。


温度を測る。

80℃。

まぁこんなものかな。

ステンレスボウルなので、ガスレンジで温められるから、これでやってみよう。

初回トライなので、1時間で試そう。



30分で温めてみる。


1時間経過。

百均で買ってきたブラシで擦ってみる。
おお、落ちますね。

バルブは。

ネック部分が光ってますね。
ヘッドはこんな感じに。



当たりが悪そうなので、ピカールですり合わせてみる。



タコ棒が見つからず、発注してるけど、手作業でやってみよう。




やってみると、うーん。やっぱりすり合わせが悪いみたいだ。

タコ棒が届いたら、徹底的にすり合わせよう。

今日は夜遅いのでこれまで。




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高身長

2021-03-30 21:59:41 | Health
とりあえず、知っている限り、親戚の中では一番身長が高いのです。

Wikipediaによると、20才~29才の日本人の平均身長は171.7±5.9cmだとのこと。

±は、標準偏差かな?

プラス分177.6cmだとして、それよりは高い。


中学生ぐらいまでは身長順で並んで一番前。

つまり背が低かった。

栄養環境が悪かったためかもしれない。

高校に入ると背が伸びた。

やたら勉強はしていたけれど、基本的に運動などは嫌いなため、毎日の片道7kmの自転車通学以外運動などはしない。

暇があれば寝たいし、寝る。


それで背が伸びたと考えている。


骨の成長を妨げる筋肉の発達を行わず、重力の影響を受けない就寝体勢。

伸びるんじゃないですか?身長ぐらい。


弊害もある。

もとより運動嫌いであったため、筋肉の発達は悪い。

姿勢を維持する背筋の発達も悪く、猫背。

ストレートネックや腰痛などの身体障害もある。

腹筋の発達も悪く、同様に姿勢維持が困難であるし、消化器官の働きも悪く、便秘になりがち。

一言で言えば運動不足。

ただし、器用貧乏と自負するだけあって、上半身腕部の筋肉量は多く、先日握力を測ったら片手で70kgはあった。

それでも、
「せめて、自分の体重を支えられるぐらいの握力がないと、片手でクリフハングできない」
などと宣(のたま)うたわけだけど。

その前に懸垂できないと。


付けりゃいいんですけどね。筋肉ぐらい。

大学時代も含めて、第三次産業にどっぷり漬かって約30年。

運動に対する熱い思い入れとかなくてね。

日本という社会も含めて、思考するだけの仕事には弊害もありますよ。

体を動かす仕事をバカにしたらいけないと実感する、今日此頃。


50才を迎えようとする最近は、どんどん第一次産業の農業などへ生き方を変えるべく、まずはものを作るための生産業へシフトしていきたいと考えている。


それでもまぁ、知識や思考力なんてナンボあってもいいですからね。


高身長、高学歴、高収入。
かつては高収入でもあったかもしれないけれど。

別にそんなにいいものでもない。
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ゴリラがバナナをくれる日

2021-03-28 11:13:48 | Culture
どんなに天才でも、バカになれるときというものがあると思う。


良いと思ってやっていたことが、実は最悪なことで、愛する人を失くす原因だったとき。

自分を含む仲間が目的に反した悪で、社会から否定される状況のとき。


絶望に打ちひしがれて自死を選ばざるを得ないような状況のとき、それでも生きて考えられる人は、思考を停止する。

バカになれる。


小さな頃、特に何も考えているわけでもなさそうな、ニコニコしてフラフラしている男性がいた。

子供がバカにしても何をするでもなくニコニコしている。

誰からか、彼はものすごく優秀だったけれど、一緒に住んでいた祖母が亡くなってからああなってしまったと聞いた。

彼は万引きしたところを捕まったと聞いて以降、姿を見かけなくなった。


そこから自力で這い上がってきた人は、とてつもない力を発揮することもある。

自分を否定し、他人を否定し、社会を否定し、それでも自分の生きる意味を見つけて、その目的のために努力するのは、並大抵のエネルギーではない。

経験値が全く違う。


逆に刺激のない、他人から見れば幸せな状況に浸ってしまっても、思考は停止する。

自分や現状に対する危機感がないから、成長が停止する。

ほとんどが、ただ使役されて、社会の歯車となり、その状況に気づかないまま現役を終える。

これは可愛そうなことに、本当の意味での社畜だと思う。

それを幸せとするか、不幸とするか、人それぞれだとは思う。


過去に縛られないことも重要だと思うけれど、経験は大事にしたい。

災害を乗り切った経験など、何も経験していない人よりも格段に経験と知識がある。

失敗をした人は、何もしていない人よりも、何かを行っている。

失敗をしない生き方が、賢い生き方とも言えるかもしれない。

日々のなんでもない日常を繰り返す、なんてことない生活。

子供の養育費と老後の資金を心配し、そのために働き続ける。

それでもいわゆる成功した人を見ると、自分と大して違わないのに不公平だと思う。


自分も社会も文化も環境も変わり続ける。

それを他山の石として捉え続けることもできる。


経験し考えた人から見れば、変わらずに沐浴を続ける人はバカであり、良いカモとも取れる。


バカか天才かは、紙一重なんだとは思う。

ゴリラからバナナをもらって、非常に失礼だと思うか、とても幸せなことだと思うか、なんでもない日常だと思うか、それぞれだとは思う。
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栖めば雅懲

2021-03-27 09:34:33 | Culture
住めば都と申しまして。

どんな環境だったとしてもですね、長くその環境にいれば、それが当たり前になっちゃうもんです。

アタシなんか貧乏な家に生まれたもんですから、物がないなんて当たり前でしてね。

小さな頃、コンピュータプログラミングに憧れていたものの、肝心のコンピュータがない。

どうしたかというと、コンピュータを買った同級生の話を聞いて、遊びに行くわけですよ。

友達はゲームをしているんですが、私はプログラムを組みたい。

BASICで絵を描いたり、音楽を鳴らしたり、ゲームを作ったり。

まぁよくやったものです。


慣れちまえばなんてことない、とも言えますな。

どんな劣悪な労働環境でも、慣れちまえばなんてことなくなる。

劣悪な労働環境というのも、色々あってですね。

働いても十分な給料が出ない。

建物や設備などが作業するのにふさわしくない。

人間の質が悪い。
ウソをつくとか、騙すとか。

ものが盗まれたり、人が死ぬ。

仕事の質が低い。
妥協と言い訳ばかりで、良くなるどころか悪くなる。

言ったことが言ってないことに、言ってないことが言ったことになる。
矛盾というやつです。


歴史を振り返るならですよ、そういった現状を認識して諦めちゃう人がほとんどなんですけれど、それを変えようとした人が、「偉人」と呼ばれているわけです。

科学を極めたり。
社会や文化を変えたり。
人権を護ったり。
難問を解いたり。
階級制度を撤廃したり。
奴隷制度をなくしたり。
新記録を打ち立てたり。


逆にそれらの人々をこころよく思わない人たちも存在するわけです。

彼らにとっては、それらの偉人は悪魔だったり魔女だったりします。

妖怪だったり犯罪者であるかもしれません。

偉人か悪かは紙一重とも。

芸能人や政治家なんか、辞めるのは仕事の失敗ではなく、プライベートの失態であるなんてほとんどで。


有名人が羨ましいなんて思わないですね。


そんな考え方も、そんな環境で長い間慣れてしまったからかもしれません。

栖めば雅懲。

栖む 忙しくする
雅 優雅なさま
懲 後々後悔する


オチが暗くなっちゃったなぁ。
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