ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

地域性

2024-01-31 09:15:32 | Culture
日本国内を何箇所か点々と住んでいます。
同じ日本でも、土地土地で違う文化に出会います。
全ては無理なので、少しだけ特徴をピックアップしようと思います。

・北関東(群馬県、栃木県)
夏暑くて、冬寒い。
群馬県は冬場の北風が強すぎて、自転車が進まない。
栃木県は朝は零下になるので、車のガラスに張った氷を落とす必要がある。

都心に近すぎる田舎。
数時間で都心まで出ることができる。
だから、最先端の都会と自らの田舎部分を比較してしまい、劣等感を感じる。
山梨県などの、自分たちの文化は自分たちで作るという自主性がない。
逆境に強い。

・千葉県
東京の東隣。
京葉工業地帯。
東京のベッドタウン化しているが、電車ではなく車で移動する必要もある。公共交通手段が東京ほどではない。更に道が狭い。
従って、道が異常に混む。

・愛知県
産業都市でお金はある。
しかし、従順な労働者としては優秀だけれど、自主性があるかといえば疑問がある。
知的レベルは平均化されて少し高い?
長いものには巻かれろ。
個性よりも重要。

・大阪府
東京大震災や東京大空襲などを経ていないため、古くて小さい賃貸住宅がたくさんある。
従って、収入が低くても生活していける。
また、収入が低いからと言って、卑屈にならずに怒ることができる。
ボケ・ツッコミは日常でも行われる。
労働組合運動が盛ん。
コミュニケーション能力が、全体的に高い。

一部を切り取った評価なので、賛否ありでしょう。
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バカと無知と読書法

2024-01-30 22:59:37 | Culture
橘玲(たちばなあきら)氏の、「バカと無知」を読みました。

びっくりするほど自分の思考と似ている上に、エビデンス(論拠)もしっかりしているので、読んでいるうちに付箋だらけになりました。

面白いと思った箇所には、AmazonのKindle電子図書の場合マーカーを引いて、実図書の場合は付箋を貼ります。
一通り読み終わったあと、マーカーや付箋を貼った場所だけ読み返します。
必要があれば、追加で調査します。

図書館で借りる本は、ノリによって経年劣化で色が変わるため付箋を貼れないのですが、そんな場合は紙を短冊状に切って差し込んでいきます。

本を買うか買わないかの判断基準は、半分以上のページに付箋や短冊を差し込む必要が出た場合。
図書館の複写制限は書籍の半分以下ですが、複写費用と時間を計算して、3分の1のページに付箋を貼る必要があったら、買ったほうが安上がりと計算できます。

逆に言えば、買う価値ありです。

逆の場合もあって、AmazonのKindleの場合、重要なところに赤をマークしますが、間違っているとか、論拠不明とか、矛盾した論理の部分に青をマークします。

図書館の本の場合、黒い印をつけた紙を挟んだりします。

青いマーカーや黒い印の紙が10箇所を超えたら、「読む価値なし」と判断して差し支えないと考えます。

残念ながら、このような本は存在します。

マンガにはそんなことしないですけれどね。1時間もあれば一冊読めるので。


付箋だらけになった「バカと無知」ですが、エビデンスを調べます。

IAT(潜在連合テスト)で、潜在的な差別、例えば黒人と白人では、白人であろうが黒人であろうが黄色人種であろうが、白人を善、黒人を悪と判断してしまう。

実際にやってみると、テストは恣意性を感じますね。
反応時間を計測しているそうですが、試しに意図的にというよりも、悪そうな白人はやっぱり悪そうなので、悪いイメージは白人だろうが黒人だろうが関係なく悪いと判断したら、なんだかよくわからない結果が出ました。

「ダニング=クルーガー効果」もしっかり調べる必要があると思って調べてみました。

ダニング=クルーガー効果は、そもそも能力が高い人がテストを受けると、自分ができたのだから他の人もできるはずと得点を低く見積もる自己採点をします。
能力の低い人が同じテストを受けると、よくわからなかったけれど、多分できているだろうと、得点を高く見積もる自己採点をします。
その結果、能力の高い人と能力の低い人の自己認識する結果は、ほとんど変わらなくなってしまうのです。

この結果から、著者は、「バカは自分のバカを認識できない」という強烈な論法を代弁しています。

代わりに、能力のある人は、自己評価を低くしてしまうのです。

これはしっかりデータを分析する必要があると思って、論文を当たりましたが、日本語の詳細な論文が見つからず、英語の論文をしっかり読む必要が出てしまい、詳細検討できていません。


というわけで、「バカと無知」は非常に面白く、納得する論理でもあるのですが、背景にある実験や理論の背景をしっかり検証しておく必要があるなと感じています。

たまに、論理がしっかりしていて、非常に筋が通っているのだけれど、基礎論文やデータまで確認すると、独自解釈してしまっている人というのもいるのですよ。

ものすごく納得の行く人の話を聞いた場合、しっかりと背景情報まで調べます。
その人を信じていないというよりも、一次情報まで遡って分析するのが、科学者として当然の好奇心で、最大の敬意の表しかただと思っています。

リーダーなどの中には、プレゼンが非常に上手で、研究予算をがっちり取れる人がいるのですが、肝心の実験を担当していないため、本質的理論を全く説明できない人や、聞くと担当者に丸投げする人とか、話をはぐらかしたり嘘を堂々という人とかもいるんですよ。

社長や教授でもいます。

だから予算を取れるんだろうなと思いますが、研究者としてプロフェッショナルかは意見が分かれるところです。


「バカと無知」はいいほうです。

睡眠時間を減らせないかと思って、ショートスリーパーの本を読んでいたのですが、冒頭に、「客観的な情報のみを書いています」と書いてあるにも関わらず、完全な私見や、専門がわからない医者の意見や、母数がわからないデータの平均で何%以上とか、分散や標準偏差の値などを全く考慮しないとか、そもそも集団わけが曖昧だったりして、青いマーカーを付ける必要が大量に発生して、読むのをやめた本があります。

そういうのは、詐欺師がよくやる手段なんですよね…。

せっかく買ったのに、AmazonPrimeで0円で読んだ本のほうが圧倒的にエビデンスがしっかりしていて、ショートスリーパーはリスクが有りすぎると思ってやめました。

Amazonでのレビュー数は前者が高いんですよね…。しっかりレビューしようかどうかは検討中。


つまりですね、世の中には読んで価値のある本と、読んでも無駄なだけの本があるんです。

その間ほかのことができずに、せっかく貴重な時間をかけて読むのです。
経済学で言う機会損失を計上するわけで、それは避けましょうと。

それで、結局それが有用な本か、無益な本かを見極めるためには、自分自身の知識と教養と経験が必要なのです。

本は他人の経験や思考を疑似体験して、自分の実践経験をするコストやリスクを削減します。
しかし、最終的には自分自身で実践して確かめる必要があります。

知識は使うための道具なのです。
ただ知っているだけではなく、それをどう応用するかなのですが、そのように知識を使っている人は少ないというのも事実です。
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メディアに出ている人は他人

2024-01-29 09:01:03 | Human
YouTuberも、VTuberも、テレビに出ている芸能人も、電車で向かい合っている人も、基本的には他人です。

だから、その人が親しい人に対して、どのような恋愛をしていようが、結婚していようが、別れていようが、知るところではありません。

基本的に放っておく。


大体、恋愛事や結婚事は動物としての本能に近いのであって、理性で理解しようとしても理解できません。

情動が原点の行動に対して、理性的に説明をしようということが無理なのです。

論理は全て後付になります。

「このようなことがあって、こうした」
という論理ではなく、
「(本能的に)やりたかったから、やった」
という、生物的行動なので、論理的理解をして説明しようとしても、無理があるのです。

私が他人の恋愛話など、個人的な人間関係のトラブルに関与しない理由です。


結局のところ、本能的行動に、理性的かつ冷静に対処すると、そこにエネルギーを費やしていることそのものに意味がないことになります。
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セルフ・コントロール

2024-01-27 21:53:03 | 日記
仕事するかしないか。

仕事はするんですけどね。
特定の職につかなかったとしても、毎日仕事はするわけです。

自分で仕事を起こすか、(他の人の)仕事に就くかという選択の問題。

いずれにしても、自分を自分自身でコントロールするというのは重要なので、それをまずはなんとかしましょうということで。

それができているかいないかで、不満とかはずいぶん質が変わってくるのですよ。

他人の妨害は常にあるので、それに影響を受けないライフ・スタイルを維持することは、最終的には自信につながる。

それがないと、どのような計画も成り立たないわけで。
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仕事の相談

2024-01-25 13:15:39 | Office
地域、産業別労働組合では、様々な人の相談が寄せられます。

仕事の問題だけではなく、自分の病気や家族の問題、金銭上の問題、国や性別の問題、差別問題、パワハラ・セクハラ、犯罪など様々です。

それらの問題が一気に同時期に訪れて、何が問題なのかさえ、自分でもわからない人もいます。

早いところ相談に来てもらって、第三者からの目線で、それはひどいとか、共感を得られればよいのですが。


自分にも当てはまりますが、それらの問題を個人でなんとかしてしまう人もいます。

完全に対策できればそれはそれで素晴らしいのですが、人は万能ではないので何かしらの抜け漏れ事項が残っていたりします。

それがクリティカルに人生に影響を与える問題だとすると、非常に厄介です。

それも含めて、個人で対応するのではなく、なるべく組織立って複数人で問題を共有するのが重要です。


コミュニティ・ユニオン全国ネットワークなどの地域に根ざした労働組合という組織は、地域や産業を超えて多くの人と連携する必要があります。

県内県外、場合によっては国外も含め、弁護士や司法や行政や政治家や医者や学者などと相談して物事を進める必要もあります。
その重要性を理解している人は、多くの人とのコネクションがあり、問題を一箇所にとどめません。
適切な人や組織を紹介して、よりスペシャリストに相談することもできます。


人によっては、話しても自分の考えを理解されないというのもあるかと思っています。
人に相談できない理由は様々で、社外秘で禁止されているからとか、今まで人との相談を禁止されていたからとか、人を信用できないとか、知っていることの違いとか、好きか嫌いかとか、怖いとか、恥ずかしいとか、プライドとか、政党宗教の違いとか、様々です。

これは、人とのコミュニケーションという根本的な部分で、詰まる所、これさえ上手であれば、問題を問題にせずに切り抜けることも可能です。

嫌いな人さえも味方につけてしまえる能力をつければ、そもそも問題も起こりません。
うまく断る。うまくなだめる。うまく依頼する。うまく説明する。それさえできれば社会生活は相当楽になります。

完璧にそんな事ができる人はいませんし、完璧になる必要もないのですが、その練習をすることはできます。

その場として、労働組合を使っても良いと思っています。

組合費などは月数千円で済むし、変なセミナーや宗教に入るよりよっぽど安全です。

あんまりしつこく勧誘する組合などは避けても良いと思います。


日本では企業別労働組合が正しい組合だと勘違いされていますが、世界的には産業別労働組合のほうが主流です。

中世ヨーロッパの、職能別ギルド時代から続く労働組合は、一般の人達が生きるために当然の権利を主張する、基本的人権に根ざした行動です。

日本でハローワークが行っている職業訓練や職業教育、職業紹介は、西欧では労働組合がその役割を担っています。
逆に、国による職業紹介がありません。
それだけ、一般の人々の自主意識が違うのです。
そもそも国の制度に頼っていない。
国や制度や会社や生活を変えるのが自分たちだという意識がある。

分かってもらえないのではなく、説明できる人がいなかった。話せる人がいなかった。
誰にも理解されずに自分だけで抱え込んでいる。
そのような不幸をなくすだけでもいいのかなと思っています。

日本では労働基準法より先に、労働組合法ができている。
労働者と使用者が対等に話し合うことができれば、そもそも労働基準法さえいらないからです。
実際にはそんなことはないので、基本的なルールは定める必要があります。

社会制度はうまく使う。
社会人としては必要な能力の一つだと思います。
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