ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

引きこもり老人

2016-07-22 20:02:05 | 日記
「引きこもり老人」という言葉を知っているだろうか?

地域の共同体に馴染めず、グラウンドゴルフ(昔のゲートボール)などに参加したがらない老人。

情報化社会のひとつの弊害とも言えるのだが、別に家を出なくてもコミュニティとはつながりあえる。
しかし、それはそれで寂しい。

私のよく行く禅寺の住職から知った。

迷惑かどうかか知らないが、私の企画する「大丈夫MANブラザーズバンド」の本領発揮のようである。

「大事MANブラザーズバンド」ではなく「大丈夫MANブラザーズバンド」である。ただ、「大丈夫」という言葉を入れたいがために企画したバンド。

老若男女音楽経験不問のバンドという設定。
しかも、ステージと観客席は関係ないのだ。
ダイソー打楽器や、カホンやその他の楽器、マイク、アンプはこちらで準備する。必要があればPCにカラオケ音源を落とし、プロジェクターで歌詞も表示する。

演奏、歌唱は、誰が何をやってもいい。

「それは禅の思想と同じだ!境内なら音を出してもいい。やろう!」
と住職からも太鼓判。
あとはやるだけである。

天の岩戸開きとまではいかないが、集まったらとりあえず楽器を渡す。

別にお年寄りだけに限らない。
子供が混じってもいいのだ。
楽器は基本的に安いもので統一してあるから、最悪壊してもいいのだ。

「じじいばばあがバカ笑いできない世の中で、子供が夢持って生きろって無理だろ?大人が楽しんでいない世の中なんざ、夢も希望もないよ」

場所とか日取りとか、全然決まっていないが、やる。

金で買えないものがあるからね。
そういうのは宝というのですよ?

金勘定しかできない人は本当の宝に出会えない。
意外と知られていないのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自殺

2016-07-20 22:50:41 | 日記
ある日、いとこが農薬で服毒自殺を図ったと連絡があった。
その電話を受けて最初に出た感情は、憤慨だった。

「バカヤロウ!医者は人を生かすために毎日仕事してんだ!その医者の仕事を無意味にするようなことしてんじゃねぇよ!」

医者は服毒自殺を図った患者の胃洗浄を行う。
医者の義務だからだ。
胃洗浄を行われる患者もたまったもんじゃないが、胃洗浄を行う医者もたまったもんじゃない。

医者に限らない。
救急搬送に救急隊が駆けつける。一刻を争う事態だ。搬送中に応急処置もする。

看護師も駆け回る。
胃洗浄器具のスタンバイ。バイタルセンサーの取り付け。バイタルサインをチェックし、急激な変化がないか見守る。

全員が患者を生かそうとしている中でもし、
「死にたい」
と患者が漏らしたら、いたたまれないわな。

私が医者なら、正直に言うだろう。
「たわけが!ここにいる全員がお前を生かそうとしているときにフザケたこと抜かすな!黙ってろ!」

普通の医者は、
「まぁ、そう言わずに。ね」
とか言うのだろうな。


医療関係者に限らないよ?
誰だって誰かを生かすために仕事をしているんだ。
誰かを殺してお金を得るのはヒットマンぐらいだろう。
お金を得るのが目的ではない。
人の役に立つことが、自分の価値を高め、自分の生きる意味を作る。

自分は自分で勝手に生きているなんて、ただの思い込みで、常に誰か多くの人たちによって生かされているんだ。

どんなに部屋に閉じこもっていようとも、ネットで通販サイトを通じてものを買える。
でも、そのネットだって、端末だって、通販サイトだって、宅配だって、そのものを作ることさえ、何百、何千、何万人という顔も名前も知らない「誰か」が働いているからこそ、手に届く。

誰にも関わっていないと言いつつ、常に誰かと関わっている。

「自分は要らない存在」
ハァ?誰が決めたんなこと?
テメエ一人で勝手に結論出してんじゃねぇよ。

死ぬまで生きるんだよ。何があろうとな。

いいか、自分でこの世に生まれてきたんだ。
母親に陣痛起こさせたのは、自分自身なんだ。
それを勝手に死ぬとか抜かすか?

バカヤロウ!


と、怒っても仕方ないので、
「まぁ、そういう気分になる時もあるよ。仕方ないねー」

TPOに合わせて使い分けますよ。
多分。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尽す

2016-07-11 21:04:06 | 日記
私は会社のためとか、日本のために尽す気は全くない。

社会や世界のためになら尽す気はある。

特定の団体や個人の利益のためだけに尽すというのは、どうにもこうにも嫌いだ。

目の届く、手の届く範囲で、困っている人がいるのなら助けたいと思う。

私利私欲で動く人はすぐ判る。
行動判断基準が目先にしかないから。

そういう人は助けても先が知れているので助けないほうがいい。
悪事に手を貸すことになるから。

そうすると判断基準は結構簡単。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学歴:工業高等学校 卒業

2016-07-04 19:34:26 | 日記
学歴:工業高等学校 卒業

と聞いたらどんな人物を想像するだろうか?

勉強のできないヤンキー?


私は大学に進もうなどと夢にも思っていなかったので、工業高等学校を受験した。
手に職が付けばいいやと、機械科に入った。

これがどハマり。

私が入った工業高等学校には、機械科、電子・情報科、応用化学科、電気科、デザイン科があった。

やりたいことの全設備は全て備わっていたのだ。

金属加工はなんでもできる。
電子工作はなんでもできる。
プログラミングはなんでもできる。
化学実験もできる。
デザインもできる。

更に図書委員になった。
欲しい本はいくらでも手に入る。

理科部に入った。
好きな実験を好きなだけできる。

ついでに生徒会にも入った。
先生との議論はいくらでもできる。


そして工業高校にあってないもの。

宿題とかほとんどないから、やたら時間がある。

大学に入る前提がないから、どんなことでも極められる。


何かを学ぼうと思ったら、工業高等学校ほど実践学習を自由にできる環境はないのだ。

ある友人は、三国志に出てくる武将をすべて覚えていた。
ある友人は、江戸川乱歩や夢野久作などの猟奇小説にどっぷりハマり、筋肉少女帯の大槻ケンヂに傾倒。
ある先輩は、アニメソングをすべて覚えていた。
ある先輩は、バカロレア大学に入学しようとしていた。

私がやらかしたことは枚挙に暇がないが、
・超電導セラミックを電気炉で焼いていたら、校舎のブレーカーが落ちた。
・ミニ四駆で二翼ヘリコプターを作る。
・1分で水槽をカラにする、超強力ポンプを自作。
・深夜1時にドラゴンクエストの洞窟のBGMが流れるプログラミング。
・2畳ほどの龍の旗を墨汁で描く。
・近所で、消火器のタンクと、ドライアイス、洗濯機のホースをもらってきて、ゴーストバスターズの格好をして、運動会を疾走。
・実験レポートの考察を漫画で描いて、先生から「続きを描け」と催促される。
・平均点が100点を超える(150点満点のサービステストで、満点をとったため)

などなど。


結局推薦で大学に入れたので、なんだかんだで大学院まで卒業してしまった。


私のような変態も稀だが、工業高等学校では、実社会で役に立つ実践的技術や知識を得ることができる。

つまり知識以外での物事の対応方法など。

身近な大人が先生で、対等にロールプレイをする。

社会の現場における人間関係の駆け引きなどは、かなり頻繁に行われる。

だまし、すかし、せめて、ひいてなどの要領はしょっちゅう行われる。

対人関係に関しては(も?)、おそらく普通高校より実践的に修行することになる。


そう考えると、私としては、学歴のためだけに大学に行くというのがよくわからない。

大学に行くために勉強するのではない。
勉強するために大学に入るのだ。

実際に大学に入ったら、大学は「単位を取って卒業する」場所で、「学ぶ場所」として学んでいる人は少なかった。

だから楽に特待生になり、大学院まで推薦で行ってしまった。


それでも大学で学べることは、社会の数%程度がいいところだ。

大体毎年ノーベル賞が選ばれているのは、ひとはまだ何かを発見し続けているのだし、この宇宙には私達の知らないことがまだ無限に存在することを示す。

つまり私たちは、まだ何も知らないのだ。

そしてそのことは、これからまだたくさんの可能性が未来に残されていることを証明する。

私たちはバカでも天才でもない。

皆が皆、50歩100歩、何も知らないのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする