ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

プロフェッショナル?

2023-12-31 13:18:23 | Office
プロフェッショナル。プロ。

「プロだからできる」
「プロ監修」
「プロによる指導」
という広告の煽り文句を見ると、「どういうプロ?」と疑念を抱くぐらいには社会に擦れてしまっています。

「収入を得るために特定の分野に従事している人」
という定義がありますね。

コンビニ店員で、レジでずっと自分のスマホをいじってゲームをしている人も、「プロ」なんです。
接客のプロ。収入を得るために接客しているわけですから。

専門教育を受けなくても、ある職業を数年続ければ、誰でも熟練していきます。

長期間毎日同じ仕事を続ければ、その分野に精通していきます。

人それぞれに成長の度合いや、その分野の中での得意分野は変わってきますが、そういう意味では、熟練者になっていきます。

もちろん、特定の分野とはいえ、基礎知識があれば現象をモデル化して考えられるので、理解や解決や習熟が早くなります。

そこから先、業務能力をさらに突き詰めるか、人を管理するかなどで、マネジメントに向かうかなどの変化があります。

業務能力がないのに、マネジメントをやる人というのがいて、これが個人的には使えない。

確かに別の観点がある。
経営視点であれば、経理業務がわからなければ収益を出せない。
局所の問題に集中注力するのではなく、組織全体の目的や目標や見通しをもとに、それをするかしないかの判断を行う必要があり。巨視的な戦略や作戦が必要になる。

ただし、局所の問題を全く理解できないのでは、まともな判断もできないのです。

「全く理解できない」のレベルが落ちています。特に日本が得意だったものづくり分野で。

現場が海外に行ってしまい、当たり前に知らなければならない現場の常識を知らずに開発をする。それが当たり前になっている。

高圧電気配線を切り替えるためには、主電源ブレーカーを落とさなくてはならない。
そうすると他の機器も停止する。

高圧電線で作業している人は、通電しながら作業しているんだからできるだろう?

現場を知らない人はこう判断するのだけれど、では自分でやってみろと言いたくなる。

電気安全の基礎は、まず無通電状態で正しい配線を行って、それを確認してから通電する。
そうしないと、確実な配線を保証できないし、感電や漏電などの危険事象を防げない。
高圧電線工事は、それらの安全対策や技能をしっかりと作り込んで行っている。

電気工事士ぐらい勉強しなさいとなる。


結局のところ資格というのは、これらの基本知識を身につけるためにある。
高度専門教育を受けた際に、これら資格の一部試験が免除されるのは、すでに基本知識を得ているから。
実務経験年数が資格条件に入っている資格は、熟練のさらに熟練を認定するためにある。

西欧のギルドは、熟練工が未熟錬工に教育したり、職業斡旋したり、賃金引き上げ、賃金体系の決定などを行っていた。
日本が厚生労働省で担っている業務を、ギルドで行っていた。
それが現在の労働組合となっている。


つまり、「プロ」や資格などの肩書だけでなく、その人の能力はしっかりと見極める必要がある。
それは知名度だけではわからない。
話がうまいのは能力の一つではあるが、技能が伴っているかはまた別の話ではある。

話がうまく、要点を得た説明は、たしかに価値があるのだけど。

大きなくくりで言えば、文系の考え方か、理系の考え方かということにもなるのだろうな。

両方できないと、なかなか認められない。
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休むか?

2023-12-31 12:14:46 | 日記
昨日から調子悪いので休んでいる。

年末だからいいかという考えと、
年末までに終わらせたいことがあるのと、
どちらを優先しようかを悩むけれど。

休めるときに休むか。
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ファンヒーターキャリー

2023-12-30 14:05:20 | Technics
ホームセンターで見かけたファンヒーターキャリー。


よく考えられています。






特徴

■長所
・コンパクト
キャスター台車は、積載安定性のためファンヒーターより幅広になる必要がある。
しかしこの商品の場合、ファンヒーターの角に取り付けるため、ファンヒーターのサイズになる。
したがって、余計な広さを持たないため、台車に足をぶつけて消火するなどの可能性は減る。

また、外した場合もキャスター台車よりサイズが小さい。
収納の際に場所を取らない。

・安定性が高い
ファンヒーターの底面に固定するため、ファンヒーターを押して移動する際に、台車からずり落ちることがない。
一体化するので、台車より安全性が上がる。

・汎用性がある
どのような大きさのファンヒーターでも取り付けが可能。
底面の灯油受け部分に、ネジで締めて取り付けるため、どのようなメーカーのファンヒーターでも取り付けることが可能と思われる。

■短所
・取り付け取り外しが面倒
取り付ける際に、キャスターの高さに底面を浮かせる必要がある。
適当な厚さの本などを重ねて、その上にファンヒーターを乗せるなどの工夫が必要になる。
取り外しの際も、同様な手順が必要。
ネジは手で締めて、最後はプラスドライバーでしっかりと締める必要がある。
一度取り付けたら外さない前提で使うという割り切りもできる。

・子供のいる家庭での安全性
キャスター台車より安定性が上がるので、子どもとしては乗りやすい乗り物になる。
それで火傷や火災を招く可能性は考えられる。
もっとも、子供がヒーターで遊ぶ危険性は潜在的にあるため、本気で対策するのであれば、エアコンの活用や、防護柵やオイルヒーターの導入などを考えるべきだろう。

・ストーブにつける人も?
便利であるので、通常のストーブに付ける人もいる可能性があるが、加熱部や上部に乗せたヤカンなどが想定されない方向へ移動し、火傷や火災などの事故を起こす可能性があるので、推奨されない。

・値段が割高
キャスター付き台車より構造が複雑なので、割高になっている。それでも2000円以内で買うことができる。

■結論
短所を上回る長所があるため、かなりお買い得感がある。
かゆいところに手が届く、非常に優れたアイディア商品だと思う。

そんなに良いのなら、ファンヒーターの標準装備にすれば良い?
安全性を追求するのであれば、燃焼時に移動できる構造は危険を伴う。
本製品は全てのキャスターにロック機構が付いているが、ロックせずに使う人もいるだろう。勝手に移動して、布を加熱して火災を起こす可能性もある。
地震の横揺れをキャンセルするため、自動消火機能が働かない。
そういった安全性を確保できないため、安定した場所に設置する構造になっているのであって、ヒーターが移動能力を備えることによるリスクは自分で担保する必要がある。
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葬送のフリーレン

2023-12-26 23:31:55 | Manga
葬送のフリーレン全巻読んでしまった。

かっこいい。
気持ちいい。

それに尽きるかな。


悪魔や魔物やエルフやドワーフなど、結局人間が作り出した空想生物なのだという結論を持っていて。
だからどんなに強くても、異次元の生態系であっても、人間文化が存在するから存在できる。

人間文化が存在しなければ、神も悪魔も存在しない。
人という認識をする存在があるからこそ存在できるのが、空想上の生物だと思っている。

人を滅ぼす存在でも、人そのものを全て駆逐できない。
人社会でもそのような共依存関係は存在するけれど。

それを頭に入れていたとしても、物語を読んで、かっこいいと思えるのはすごいと思う。
小学館の漫画で、奥が深いと思えたのは久しぶりだなぁ。

そういった作品に出会えるというのも、生きている喜びであるとも思える。
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GDPR EU一般データ保護規則

2023-12-26 08:36:17 | Technics
私にとってはすでにGDPRは身近な存在なのだけど、知らない人も多い。

EU一般データ保護規則(EUいっぱんデータほごきそく、英: General Data Protection Regulation; GDPR)(規則 2016/679)は、欧州議会・欧州理事会および欧州委員会が欧州連合 (EU) 内のすべての個人のためにデータ保護を強化し統合することを意図している規則である。欧州連合域外への個人データの移転も対象とする。

日本では、個人情報保護法などが施行されているけれど、それが飾りに見えるぐらい実行力がある。

個人情報を勝手に使って、不当な利益を得た場合、日本円で数億円レベルの制裁金が課せられる。

例えばAmazonで働く各人の行動をGPSで追いかけ続けて、効率の悪い作業を行う人の給与を自動的に下げる。

日本ではそんな事やって当たり前と思われるような事件も、訴訟が起こされて、数億円レベルの制裁金が課せられる。

これがあるから、日本国内でもプライバシーポリシーがあらゆるホームページに記載されるし、Cookieによるデータの収集もユーザーからの提供意思を確認する必要がある。

網膜や指紋などの生体情報も、国家安全保障上の重要機密なので、民間企業が入退室システムに生体情報を用いることは厳しく制限される。

逆に政府主導で個人情報が漏れまくっているのは中国で、全国民の顔の情報が記録されていて、監視カメラ情報から個人がどこにいたのか追跡される。

COVID-19の前に流行ったSARS(重症急性呼吸器症候群)感染拡大防止と予防が目的で導入されたとされる。


EUでは、一般市民レベルで個人情報を勝手に使われる危険性を理解して、それを防ぐためのルールをすでに作り上げている。
一般市民が国家などにより管理される危険性を十分理解しているためであり、各個人が日本における政治家以上の人権意識を持って、自らの自由を確保するために本気で防御する。
自立自由の考え方が徹底している。
大戦中には、「1984年」の中で、監視社会の危険性を認識している。

日本中国は、一般市民が国畜化しているように見えてしまう。

このあたりをよくわかってないと、ホームページを見たときに、Cookieの利用許可確認画面や、個人情報保護やセキュリティポリシー確認画面を確認する意味もわからない。

Googleが地球上の人の個人情報を収集しまくっている中、それを防ぐための対策をEUはGDPRで行っている。

だからGoogleはそれに反しないよう社内基準を作る、
逆にその基準が低い日本は格好の狩猟場になる。

視野を広げて世の中を見ないといけません。
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