ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

オイラ的名曲案内 第11回 マーラー「復活」

2006-07-28 22:27:07 | オイラ的名曲案内
マーラーの交響曲第2番には、「復活」というサブタイトルが付いていますが、これは通称であり、マーラー自身が名付けたものではありません。

曲名の由来は、第5楽章の合唱部分に用いられた、クロプシュトックの「復活」という賛歌に、マーラー自身が加筆した詩から来ているものである。

よって、きわめて宗教的(ユダヤ教)な趣があるが、
普遍的な、神による恩恵に溢れたエンディングは、荘厳であり、感動的です。

アメリカの実業家(出版社社長)は、この曲を初めて聴いたときに、大変な衝撃を受け、ほとんど独学でこの曲のスコアをマスターし、オーケストラを雇い、コンサート会場を借り切って、演奏会を開くまでになったそうです。

その後、今日では、この曲のスペシャリストとして、世界各地で演奏会に招かれ、指揮しているほか、CDなども出しているのです。

この曲しか演奏出来ないにもかかわらず、その評価は、かなり高いそうですが、残念ながら、オイラは未聴です。

まあ、お金持ちの道楽とはいえ、一人の人間をここまで熱くする何かが、この「復活」には、確かにあると思います。
感動すること、請け合いの名曲です。

先日、病から復帰した小沢征爾氏の最初の演目が、この「復活」であったことは、本人いわく、悪い冗談にもならないとのことでしたが、世界的な指揮者故、話題には事欠きませんね。

この曲は、ほとんどの指揮者が90分を超えた演奏時間になる大曲ですが、
クレンペラー指揮/フィルハーモニアOのCDは、丁度一枚に収まっており、オイラも愛聴しております。

他、バーンスタイン/ニューヨークPOによる新盤(’87年)など、名盤多数あります。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 競馬の記憶 第38回 サク... | トップ | 小倉記念 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
復活の神秘 (ところ)
2006-08-18 21:13:12
良い線での洞察!では復活をユダヤ、非ユダヤの指揮者という観点で分析するとどうなるか、面白いものが見えてくる?
返信する

コメントを投稿

オイラ的名曲案内」カテゴリの最新記事