この曲は、レスピーギの交響詩、ローマ三部作のひとつです。
「ローマの噴水」(1916)、「ローマの松」(1924)、「ローマの祭」(1928)、という順番で作曲されています。
年代をみてお判りの通り、作られてからまだ100年経っていません。
「ローマの松」は、ローマ各所の、その近辺に実在する「松」の木の目を通して、目撃したであろう歴史の語り部として、その情景を音楽化したものです。
レスピーギは、リムスキー・コルサコフ(交響組曲シェエラザードの作曲者)に師事しており、その華麗なオーケストレーションは、実に魅力に溢れています。
曲は、4つの部分に分かれており、それらは、4本の松の木のエピソードで構成されています。
当時の音楽界の流れは、いわゆる現代音楽的な、調性から離れつつある傾向になっていましたが、レスピーギは、ロマン派の流れを引き継いだ、劇的な表現で、音のパノラマを創作しています。
これら三部作には、いずれも作曲者自身が解説を付けており、国内盤のCDを購入すれば、それを読んで、具体的なイメージを共有しながら、曲を楽しむ事が出来るでしょう。
どうせ買うなら、三部作すべて入ったものが良いですね。
レスピーギは、もちろんイタリア人ですので、イタリア出身の指揮者のものがお薦めとなりますが、必ずしも、それ以外がダメであるということではありません(笑)。
ムーティ/フィラデルフィアO盤は、評判も良く、ベストに近いものです。
また、古くから、不滅の名盤といわれているトスカニーニ盤は、モノラル録音なのですが、依然として高い評価を得ています。
他には、デュトワ/モントリオールSO、マゼール/ピッツバーグSOなど。
「ローマの噴水」(1916)、「ローマの松」(1924)、「ローマの祭」(1928)、という順番で作曲されています。
年代をみてお判りの通り、作られてからまだ100年経っていません。
「ローマの松」は、ローマ各所の、その近辺に実在する「松」の木の目を通して、目撃したであろう歴史の語り部として、その情景を音楽化したものです。
レスピーギは、リムスキー・コルサコフ(交響組曲シェエラザードの作曲者)に師事しており、その華麗なオーケストレーションは、実に魅力に溢れています。
曲は、4つの部分に分かれており、それらは、4本の松の木のエピソードで構成されています。
当時の音楽界の流れは、いわゆる現代音楽的な、調性から離れつつある傾向になっていましたが、レスピーギは、ロマン派の流れを引き継いだ、劇的な表現で、音のパノラマを創作しています。
これら三部作には、いずれも作曲者自身が解説を付けており、国内盤のCDを購入すれば、それを読んで、具体的なイメージを共有しながら、曲を楽しむ事が出来るでしょう。
どうせ買うなら、三部作すべて入ったものが良いですね。
レスピーギは、もちろんイタリア人ですので、イタリア出身の指揮者のものがお薦めとなりますが、必ずしも、それ以外がダメであるということではありません(笑)。
ムーティ/フィラデルフィアO盤は、評判も良く、ベストに近いものです。
また、古くから、不滅の名盤といわれているトスカニーニ盤は、モノラル録音なのですが、依然として高い評価を得ています。
他には、デュトワ/モントリオールSO、マゼール/ピッツバーグSOなど。
ムーティ、帰って来ーい。