本日の報道によって、凱旋門賞の勝ち時計が、公式発表よりも、5秒以上速いことが明らかになった。
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凱旋門賞の勝ち時計に疑惑!遅すぎる主催者発表タイム
オイラも実際に、ネットで「フランスギャロ」のHPから、レース映像を見ながら計測してみた。
ゲートが開き切ったタイミングで計時開始。
ゴールの瞬間は、2分25秒46・・・。
確かに、そのようだ。
実際、レースを改めて見てみると、よどみの無い平均ペースのように見える。
ん~、
これでは、ディープインパクトが、最後の直線で伸びを欠くわけだ。
実際のレースのペースは判らないが、
映像で見る限り、直線までは、ほぼ同じペースのように見える。
となると、前半のペース、というか、ディープの位置取りは、前過ぎた。
ディープの場合、ほとんど全てのレースで、前半はゆっくり進んでいる。
先頭からなら、10~15馬身ぐらい後ろに位置しているのが通常のパターン。
それが、今回、ほぼ同じ位置取りだ。
時計的には、約2~3秒くらい、速いのではないか?
だとすれば、敗因は、先行策ということになる。
「たられば」の話になるが、仮に出遅れていれば、今までと同様のレース展開となり、残り600mから一気にまくって勝っていたかも知れない。
ディープの場合、前半のマイペースな後方待機は、実は、後半のあの瞬発力を生んでいるような気がしている。
ディープにとって、前半は、ウォーミングアップなのだ。
そういうことを考えると、
これは、やはり、ディープインパクトという馬は、かなりの横綱相撲をして負けたことになる。
そして、ディープのベストのレースパターンが、後半からのロングスパートであることがハッキリしたのではないだろうか?
いずれにしても、今回の勝ち時計が2分25~26秒台と判明したことで、ディープの能力の高さがますます説得力を持ってきたように思う。
そして、それを裏付けるような記事が、英国の競馬紙に出た。
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英紙がインパクトのローテを批判
余計なお節介、といえばそれまでだが(笑)、
ハーツクライやディープインパクトには、それだけの実力があることを認めている証だと思う。
日本なりの調教技術は確かに優れているとは思うが、やはり、競馬発祥の地からの進言である。
レースを使わなければ、準備できない要素もあるからこその競馬なのだろう。
先輩の意見に耳を傾ける必要もあろう。
本日早朝にディープは帰国した。
幸い、元気一杯のようなので、出来れば、ジャパンカップに出てもらいたい。
そのレースでのパフォーマンスが、必ずや、本年度の世界ランキング1位を決定付けるものになるに違いない。