ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

速報!香港スプリント

2006-12-10 16:02:20 | 競馬(海外)
香港スプリント(GI)

3歳以上 芝1200m  
発走:日本時間16時10分(13頭立て)

 1着アブソリュートチャンピオン B.プレブル
 2着サイレントウイットネス   F.コーツィー
 3着ベンバウン         J.スペンサー
 4着ダウンタウン        O.ドゥルーズ
 5着サニーシング        C.スミヨン

10着シーイズトウショウ     池添謙一
競走中止、メイショウボーラー(故障は軽度の模様、落馬ではない)

(テイクオーバーターゲットは、薬物違反で出走失格)

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速報、香港ヴァーズ

2006-12-10 15:11:17 | 競馬(海外)
香港ヴァーズ(GI)

3歳以上 芝2400m(9頭立て)
発走:日本時間15時00分

 1着 コリアーヒル    D.マッキオン
 2着 カストリア     M.キネーン
 3着 シャムダラ     C.スミヨン
 4着 ソングオブウインド 武幸四郎
 5着 マラーヘル     R.ヒルズ
 
 8着 アドマイヤメイン 武豊

※ウィジャボードは、出走取り消し。
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メルボルンで 1、2フィニッシュ

2006-11-07 17:04:23 | 競馬(海外)
記事(↓)
http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20061107-113829.html

あまり話題にもならず、無論、現地からの中継(ラジオ)も無かったのでありますが、
菊花賞馬デルタブルースが、豪州最大のレースである「メルボルンカップ」に優勝したようです。
2着もポップロック。はいはい、ほとんど無名ですが、れっきとした日本馬ですよ(爆)。

このレースは、1着賞金が約2億7千万円という、高額が示すとおり、まさに日本でいうところの天皇賞と有馬記念を合わせたようなレースです。
格式からすると、香港やシンガポールのレースよりは、全然上のものですから、オイラたちが想像するより、はるかに、歴史的快挙ということになるでしょう。

2頭とも、かなり早い時期に現地入りしていて、このレースのためにステップレースを使うなどして、本気で獲りに行ったレースですから、心より喝采を送りたいと思います。

このレースで、改めて、日本馬の質の高さが示されたと思います。
何度もいうようですが、たとえ日本で活躍できなくても、馬場適性などにより海外で活躍できる馬は多数いると思います。
ある程度素質のある馬は、どんどん海外の騎手に騎乗依頼して、その馬の適性を見てもらい、活躍の場を探す事も必要だと考えます。

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凱旋門賞の勝ち時計

2006-10-04 14:30:12 | 競馬(海外)
本日の報道によって、凱旋門賞の勝ち時計が、公式発表よりも、5秒以上速いことが明らかになった。

記事(↓)
凱旋門賞の勝ち時計に疑惑!遅すぎる主催者発表タイム

オイラも実際に、ネットで「フランスギャロ」のHPから、レース映像を見ながら計測してみた。

ゲートが開き切ったタイミングで計時開始。

ゴールの瞬間は、2分25秒46・・・。

確かに、そのようだ。

実際、レースを改めて見てみると、よどみの無い平均ペースのように見える。

ん~、
これでは、ディープインパクトが、最後の直線で伸びを欠くわけだ。
実際のレースのペースは判らないが、
映像で見る限り、直線までは、ほぼ同じペースのように見える。

となると、前半のペース、というか、ディープの位置取りは、前過ぎた。
ディープの場合、ほとんど全てのレースで、前半はゆっくり進んでいる。
先頭からなら、10~15馬身ぐらい後ろに位置しているのが通常のパターン。

それが、今回、ほぼ同じ位置取りだ。
時計的には、約2~3秒くらい、速いのではないか?

だとすれば、敗因は、先行策ということになる。

「たられば」の話になるが、仮に出遅れていれば、今までと同様のレース展開となり、残り600mから一気にまくって勝っていたかも知れない。

ディープの場合、前半のマイペースな後方待機は、実は、後半のあの瞬発力を生んでいるような気がしている。
ディープにとって、前半は、ウォーミングアップなのだ。

そういうことを考えると、
これは、やはり、ディープインパクトという馬は、かなりの横綱相撲をして負けたことになる。

そして、ディープのベストのレースパターンが、後半からのロングスパートであることがハッキリしたのではないだろうか?

いずれにしても、今回の勝ち時計が2分25~26秒台と判明したことで、ディープの能力の高さがますます説得力を持ってきたように思う。


そして、それを裏付けるような記事が、英国の競馬紙に出た。
記事(↓)
英紙がインパクトのローテを批判

余計なお節介、といえばそれまでだが(笑)、
ハーツクライやディープインパクトには、それだけの実力があることを認めている証だと思う。
日本なりの調教技術は確かに優れているとは思うが、やはり、競馬発祥の地からの進言である。

レースを使わなければ、準備できない要素もあるからこその競馬なのだろう。

先輩の意見に耳を傾ける必要もあろう。

本日早朝にディープは帰国した。
幸い、元気一杯のようなので、出来れば、ジャパンカップに出てもらいたい。

そのレースでのパフォーマンスが、必ずや、本年度の世界ランキング1位を決定付けるものになるに違いない。
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ディープ、負けたけどランキングは1位?

2006-10-02 18:43:01 | 競馬(海外)
ディープインパクトが負けた。
まったくもって信じられない、というのが正直な感想です。

敗因は何か?

やはり馬場適正なのだろうか?
それに関しては、オイラは否定したい。

では力負けか?

まあ、そう言わざるを得ないのだが、
一概にそうと決め付けるのもどうかと思う。

というのは、勝ち時計だ。
2分31秒70・・・。
馬場コンディションを考えれば、かなり遅いのではないか?
ロンシャンの馬場は、たとえ良馬場発表でも、ちょっとの雨で、時計の掛かる馬場になってしまうのだろうか?
だとしたら、これは仕方のないことだ。
潔く負けを受け入れるしかない。

しかし、そうでないならば、乗り方に問題があったのではと、考えざるを得ない。

もちろん、武豊騎手の責任ではない。
レースの展開上、あれ以上の乗り方は、たった二つしかないからだ。
そのたった二つの乗り方は・・・、

逃げと、最後方からのロングスパート・・・。

逃げというのは、非常に不利な戦法だ。
しかし、絶対的なスピードがあるのなら、可能性としては面白い。

もう一つは、ディープインパクトのいつもの作戦。
天皇賞のように、残り600~800mぐらいで、一気のスパートだ。

ディープの最大の長所は、スピードだが、それは瞬発的なスピードではない。
上がり600~800mでの走破タイムなのです。

つまり、早いスパートによって、他馬とのリードを広げ、そのまま押し切る、というのが、今までのディープの戦法でした。
いや、そういうレースにこそ、ディープインパクトの真骨頂があったのではないでしょうか?

ですから早い話、最後の直線のスピードは、もっと速い馬が他にもいるのです。
特に、今回のようなスローペースの場合は、そういう馬に有利に働くということです。
国内では、どんな乗り方でも勝てるかもしれませんが、さすがに凱旋門賞では、出てくる馬のレベルが違います。
勝ち馬のレイルリンクは、凱旋門賞と同じコースを2分26秒4という好タイムで勝っていたのですから。


オイラ的に敗因を挙げるなら、
やはり、スパートが遅かった、ということになります。
ただ、ロンシャンの馬場がそれを許さなかったのかもしれませんが・・・。


負けて悔しい気持ちもありますが、悪い事ばかりではありません。

ハリケーンラン、シロッコには、完全に勝ちました。

勝者のメイルリンクは、3歳馬なので56kg。
2着ブライドは牝馬で58kgでのレースでした。

メイルリンクはともかく、ブライドの2着は立派です。

ディ-プインパクトは、戦前のライバル2頭と同じ59.5kgです。

飛ばなかったのですが、ライバルに最先着しました。


つまりどういうことか・・・。

はい、

晴れて、世界ランキング1位になる可能性が高くなりました!

負けて1位って言うのもなんですが、
メイルリンクは56kgで、ディープとの斤量差が3kgです。

着差(首+1/2馬身)を考えれば、ディープがランキング1位で、なんの問題もありません。

どうですか、皆さん?
そう思いますよね?

まあ、実際は、どうなるかわかりませんが、
負けて臆することは無いのです。

オイラ的に、敗戦については、大いに不満はありますが、
オイラが思っていたほどは、強くなかった・・・ということでしかありません。

世界の競馬史を揺るがすほどの強さではありませんでしたが、
現時点では、十分に世界ナンバー1の馬なのではないでしょうか?

後は、無事に帰って来てくれて、
故障を起こすことなく、次走に備えて欲しいです。

そして、是非、もう1年現役で、もう1度凱旋門賞に行ってもらいたいです。

関係者の皆様、
今回は、本当にご苦労様でした。
この苦労が蓄積されて、必ず凱旋門賞の勝利に結びつく事を信じています。

オイラは、世界ランキング1位の吉報を待っています。
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ディープインパクト、ベールを脱ぐ!

2006-09-28 22:18:40 | 競馬(海外)
ディ-プインパクトが出走する凱旋門賞まで、あと3日ですね。

ハイセイコーの前後から、競馬を観てきた者として、この馬の能力は、破格のものであると思っています。

特にこの春の天皇賞のレース振りは、破天荒の一語です。

3コーナー手前からスパートして、4コーナーでは、すでに先頭に立っていました。
そして、そのまま他馬を寄せ付けず完勝。しかもレコード勝ちです。

これに近いレースをしたのが、菊花賞でのミスターシービーですが、
確かに、このレースも度肝を抜かれました。
しかし、
勝ち時計は、良馬場にしては凡庸です。
秋の天皇賞こそ、レコードタイムで勝ちましたが、それ以外のレースタイムは、けっして速いものではありませんでした。
ですから、ここでディープインパクトと比較する事は、無意味です。

ディープインパクトの最大の特徴は、武豊騎手がTVのインタビューでも答えていましたが、「スピード」です。

ディープインパクト自体のレーススタイルは、追い込みに見えますが、実際は自在脚質でしょう。

武騎手が、「ディープの能力をフルに出したい」と言う事は、他馬の動向やペースに関係なく、ディープインパクト自身が最も速くゴールを駆け抜ける乗り方をするということに、ほかなりません。

だから、道中の位置取り等を云々する事は、ナンセンスです。
レース自体のペースが遅ければ、最初から先頭にいるだろうし、速ければ、中団や後方に控えるでしょう。
レースが始まって見なければ判りません。

凱旋門賞の出走馬が発表になりました。

 ディープインパクト.........59.5
 ハリケーンラン..............59.5
 シロッコ..........................59.5
 プライド................................58
 ベストネーム......................56
 アイリッシュウェルズ........56
 レイルリンク........................56
 シックスティーズアイコン..56

以上の8頭ということになったそうです。
過去最少の7頭(1941年)以来の少頭数だそうです。

「勝つ」とか、「勝って欲しい」とか、
そういうレベルの馬ではないように、オイラは思うのです。

ディープインパクトは、日本で走ったのと同じように、フランスで走るでしょう。
フランス、ヨーロッパはもとより、世界の競馬関係者、ファンが初めて彼のレースを見るのです。
今、ベールを脱ぐ・・・。

それは歴史的瞬間です。
何百年も語り継がれる、歴史的名馬がそこにいるのです。

そのゴールは、まさに、世界に衝撃をもたらすでしょう・・・。
日本馬初の快挙と言う、ちっぽけな驚きではなく、

たった今ゴールした、歴史的名馬の存在に、驚愕するのです。

もはや世界は、ディープインパクトの存在そのものに歓喜するでしょう。

オイラには、ディープインパクトが、そのような馬であると思えるのです。

21世紀は始まったばかりですが、
今世紀中に、これ以上の馬は、現れないでしょう!

武騎手は言いました。
「世界に、この馬より強い馬がいるのかな?」

3日後に、その答えが出ます。


(文中、かなり暴走気味に妄想が炸裂しております事を、お許し下さい・笑)
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ドバイWC優勝のエレクトロキューショニストが急死

2006-09-11 18:40:49 | 競馬(海外)
記事(↓)
http://sports.msn.co.jp/article/article.aspx/genreid=9/articleid=3182/

日刊スポーツ(サイト)のシロッコが勝った、フォア賞の記事を読んでいたら、
なんと、エレクトロキューショニストが急死したと書いてあるではないですか!

そりゃもうビックリ!です。

いや~、何時そんなことになったのやら?・・・慌てて記事を探しました。

やはり、一流馬には、それほど大きな負担が掛かっているのですね。

ディープインパクトは大丈夫でしょうか?
もちろん、ハーツクライも・・・。
なんせ、つい最近、共に戦った戦友(?)ですから・・・。

ただただ、無事を祈るだけです。


合掌。。。
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世界の壁、ハーツクライ3着

2006-07-30 14:20:28 | 競馬(海外)
英国・アスコット競馬場で行われた
第56回キングジョージVI&クイーンエリザベス・ダイヤモンドステークスで
日本馬のハーツクライは、接戦の末、3着に終わった。

レース前は、勝てそうな雰囲気だったのだが、やはり世界の一流馬は、素晴らしい勝負根性を持っている。

勝ったハリケーンランは、昨年の凱旋門賞馬で、欧州の年度代表馬にも選ばれている現在世界最強の馬だ。
このレースでも一番人気に支持され、まさに勝つべきして勝った感がある。
いや、強い。

ハーツクライが、残り200Mで先頭に立ったが、
ハリケーンランは、インを突いて、そこから一気に加速して来た。
あと100Mのところで、完全に突き抜ける格好になってしまったが、
ハーツクライは、そこで脚が上がってしまっていた。スタミナ切れか・・・。

しかし、もっとも驚くべき馬は、2着を死守したエレクトロキューショニストだ。
一旦は、ハーツクライに交わされて勝負あったかに見えたが、残り100Mで再びハーツクライに並びかけ、交わしてしまうのだから、恐れ入った。
最後は、ハリケーンランに半馬身まで詰め寄っている。

ハーツクライも3着とは言え、一杯になりながらも、最後まで闘志を見せて踏ん張っていた。
半馬身、半馬身、の3着なら大健闘と言えるだろう。

それにしても、見応えのあるレースだった。
ニジンスキーが勝ったとき以来の少頭数(6頭)ということだが、
その時に比肩する馬たちであったことと信じたい。

負担重量も、全馬が60.3kgだ。
そういう中での、このハーツクライの好走は、十分に価値のあるものであると思う。

このあとは、日本に戻って来て、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念のローテーションになるのだろうが、堂々たる主役になることは間違い無さそうだ。


さて、そうなると、今回の無念を晴らしてくれるのは、やはりディープインパクトになる。
凱旋門賞には、ハリケーンランもエレクトロキューショニストも出てくる。

世界的には、ベールに包まれているその破壊的な走りが、ロンシャン競馬場で炸裂する時、世界の競馬界を、まさに、深い衝撃に落とし入れる事が出来るだろう。

その瞬間まで、あと2ヶ月あまりだ。
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競馬のW杯は出来ないかな?

2006-06-11 23:55:10 | 競馬(海外)
競馬の世界もW杯とか、オリンピックみたいなものは、出来ないだろうか?

競馬開催国が集まって、年に1回、持ち回りみたいに、距離別に最強馬を決めるような大会は開けないんだろうか?
いや、そうではなく、やはり日本で開催することは出来ないだろうか?


アメリカのブリーダーズカップ、ドバイのワールドカップなどを参考に、
というか、時期的に双方の中間に位置するようなレースを、
日本で行えないものだろうか?

もちろん、欧州の伝統的なレースをないがしろにするようなものではない、
それらの歴史的価値を認識しつつ、国別に代表馬を出し合って、
各距離、馬場の最強馬を決め、さらに、各レースを総合した、国別の成績を競うという趣向のものを考えているのだが、どうだろうか?

インターネットを駆使した、各国同時の馬券発売なども検討してみようではないか?

具体的に例を挙げると、
ダート、芝で、それぞれ1200M、1600M、2000M、2400M、3200M(芝のみ)の全9レース。

時期的には5月の上旬あたりが良いのではないかと思う。
選出馬は、各国の競馬会の推薦に依るものとし、さらに、別途設定する指定レースの勝ち馬及び3着馬までは、出走権利を得るものとする。

もちろん、この時期、日本に限らず、各国ではクラシックレースの真っ只中。
当然出走馬は4歳以上になる。

本当は12月の初旬がいいのかもしれないが、
馬場状態が悪くなっているだろうから、やはり春、ということになる。

秋は、凱旋門賞、ブリーダーズカップがあり、その後では、引退間近い有力馬が参戦してこない可能性が高い。
現にジャパンカップのメンバーは、最強とはいい難い。
まあ、馬場との相性も考えての事だと思うが、
そのあたりも、世界水準、というか、改良改善の余地はあるだろう。


各国が意地にかけて、強い馬を持ってくるような、そんな環境を作れれば、祭典としての認知度も上がると思うが、どうかな?


なんか、W杯を見ていると、ついつい、こんな夢のような話を考えてしまう。
自分でも、「なんだかなぁ~」とは思っている(笑)。
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コスモバルクの実力

2006-05-15 18:45:06 | 競馬(海外)
コスモバルクが、やっと、GⅠレースを勝った。

長かった道程だが、まだまだ終わったわけではない。

そもそも、コスモバルクの勝ちパターンは、「先行抜け出し」だ。
それを、こともあろうに、中位に控えさせて、直線で差し脚を伸ばそうという、脚質転換を試みた事から、不振が始まったのだ。

試すのはいい。
しかし、プロなら、その方法が、馬の本来の個性を殺してしまう可能性があることを即座に判断して欲しい。
挙句に騎手まで替えて、こだわる必要は無いだろう。

確かに、自在な脚質であれば、どんなレースにも対応できるだろうが、その作戦に順応出来ない、馬の個性というものもまた、存在するのだ。

皐月賞、ジャパンカップ、弥生賞、セントライト記念、いずれも、先行して粘っているのだ。

ジャパンカップで好騎乗のルメール騎手は、その後、ハーツクライを逃がして海外GⅠを制している。

馬に能力があるほど、早めのレースが勝利への最短の道。
なぜなら、能力がある、イコール、速く走れるということだ。

スタミナやペース配分を、展開に助けてもらうようでは、真の優駿とは言えない。

そもそも、強い馬というものは、ある程度は、調教師なり、騎手なり、現場に関わっている者であれば、選別できるのだ。
だからこそ、地方馬の身でありながら、中央で走らせることに、こだわっているのだと思う。

ディープインパクトなどは、ファンの目から見ても、能力の違いは明らかであり、武豊騎手は、その強さを、まさに馬の背中から体感しているのです。

コスモバルクの場合は、ディープインパクトほどの能力は無いにしても、やはり、他の馬たちに比べれば、一枚も二枚も、能力が抜きん出ているのだと思う。
勝ったレースなどを見れば、ファンにもそれは判るのです。

馬も生き物です。
いくら調教師が「万全の仕上がり」と自負しようとも、走るのは馬です。
気分の乗らない時もあれば、調子が今一歩の時もあるでしょう。
毎回勝ち負けになるような馬は、そうそう現れません。

今までの、コスモバルクの周辺の経緯から、やはり経済の力関係を勘ぐらざるを得ないことは、仕方ありませんが、悔しい思いを隠しつつ、それでも、与えられた役割を全うして努力しているスタッフの方には、本当に心から、今回の勝利を祝福したいと思います。

このレースに臨んでの、五十嵐騎手のイメージが、まさにコスモバルクの勝利の方程式です。
それで負ければ、ファンは納得します。
とにかく、コスモバルクの「気分」を尊重して、折り合いましょう。
それがたとえ、先頭という位置取りでも、です。

彼が一番速く走れる状況を作ってあげて下さい。
それで負ければ、仕方ありません。
速く走れるのに、その能力を押さえつける必要はないのです。

そうです、常にレコードタイムを更新するくらいの気持ちが、人間側にも必要です。
陸上のアスリートが、記録を目指すように、
彼、コスモバルクもまた、常にベストタイムを目指している馬なのかもしれません。
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