散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

何でも知りたい

2005年06月06日 | Weblog
マサシはしばらく前は電話がかかる度に耳をふさいで、いやがりました。最近ではいやなことには変わりないみたいだけど、耳をふさいだりもせず、ずいぶんよくなりました。おかげで私も電話での話がしやすくなって、助かってます。ただ電話を切った後必ず「誰から?」「何のこと?」「どんな用事か?」と次々聞いてきます。知ってないと落ち着かないのか、しつこく聞きます。適当に答えているけど…。知られたくないことは適当にごまかして。
いろんなところから勧誘(セールス)の電話がよくかかってくるけど、そういう時は「セールス」と答えれば、それ以上何も聞いてきません。「セールス」の電話はそれで納得するみたい。めんどうな時は「誰から?」と聞いてきたら「セールス」と答えたりしています。電話に限らず、いろいろなことが気になるのか、こんな調子で聞いてくることが多い。
先日ある方の告別式に行って帰ったら「何という人の葬式か?」「年はいくつ?」「何日に亡くなったか?」「何で亡くなったか?」と次々に質問してきました。マサシの知らない人なのに、知りたいのかな…。
自閉症の人は先のことを予測するのがむずかしく、スケジュール表は必要なものになっています。それとは別に今の自分のまわりの状況判断もむずかしく、よくわからないと不安になるようです。いろいろなことを細かく聞いてくるのも、そういうところからきているのかもしれません。
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