散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

回 向 院 (墨田区両国2丁目)

2006-12-05 07:56:28 | Weblog
 

 

 回向院は、およそ350年前の明暦3年(1657)に開かれた浄土宗の寺院で

す。この年、江戸では「振袖火事」の名で知られる明暦の大火があり、市街の6割

以上が焦土と化し、10万人以上の尊い人命が奪われました。

 この災害で亡くなった人々の多くは、身元や身寄りの分からない人々でした。当

時の将軍徳川家綱は、無縁の人々の亡骸を手厚く葬るようにと、現在地に土地を与

えて「万人塚」という墳墓を設けて大法要を行いました。この時、お念仏を行う御

堂が建てられたのが回向院の歴史の始まりです。

 万霊供養塚の上に立つ「聖観音像」は、新しい風をイメージして平成14年に作

られたものです。また、天明元年(1781)以降は境内で勧進相撲が興行され、

今の大相撲の起源になりました。「力塚」は歴代の相撲年寄の慰霊のために、昭和

11年に相撲協会により建立されたものです。

 

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