三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 5月27日 最高の設備は人間でしょ!

2015-05-27 | メンテナンスお気楽日記
最近の特徴として、ワインダーの見積もり(だけ)は多くなっています。
依頼機種は自社設備と同じタイプの増設です。一度の作業で生産性をあげるのが目的です。

「あと何錘あれば、ワインダー作業が3回で済む」様は見守りの時間(人員)を減らしたいのです。
ぎりぎりの人件費での加工作業は、当然?の様に「作業のかけもち」で成り立っている。

ワインダーの担当?は決まっているが、ボビン準備をし、撚台の糸掛けもします。
シリンダーをセットして、ワインダー工程が終わっても、出荷準備をしなければなりません。

一見、効率よく見えるが、実は流れ作業的な工程が強要されます。
流れ作業も担当がしっかり?していれば、何十、何百個の中から不良品を発見する技や、加工機械の
異変にいち早く気付く目や感がやしなわれます。でも、気付いても後回しにされる事が今の問題です。


確かに、30~50年モノの加工機は不良箇所も目立ってきました。管理し整備しての工程維持です。
維持のために一番必要なのは「見守り」で、異変にいち早く対応する管理体制が必要です。

自分がメンテに入る工場には、欠錘箇所が残されています。中には30錘機の半分ちかくが欠錘している
工場もありました。症状を聞けば「捲けません」でした。なぜ捲けないか観察も報告(義務)もない。

当然、工場長もいるのですが、製品管理や出荷管理に追われ、機械管理で手を汚すことは出来ない。
その為のメンテ社員も以前はいたのですが、定年退職以来そのポストは消滅してしまった。

工場の目的は、製品の生産性であり、もちろん不良品の削減・出荷しないことも大切です。
設備が増設されれば、生産性は上がるかもしれません。しかし不良率も確実に上がると考えます。

今ある設備で、生産性を確保する方法。それは人員だと感じています。
作業に集中できる女工さん、それは不良率おも確実に減らしてくれると信じます。

それに、週3日でもイイ。メンテのおっちやんの存在も忘れてはならない。


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