三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月29日 浜処(潮風)中古

2015-10-28 | メンテナンスお気楽日記
                       「機械」は仕事をしてこその「機械」でなければ。

カセ繰り仕様のボビン繰り機を買い上げました。以前から業者に問い合わせしてキープしてあった機械です。
120錘機で、工場主渡しが5万でいい?というので、部品対応でもいいかな?って情報でした。

そんな時、「カセ繰り機の小型機?」の問い合わせがあったので、分割して原動部をそのままに20錘機として
お世話しようと話が進んでいます。低価格よりも、仕事が出来る機械として残すことが重要です。

分割となると、それ相当の手間と再整備が必要です。業者には工場紹介と作業応援を頼み、廃工場に入りました。

イタリー撚台はすでに処分され、ガラ~ンとした工場にはカセ繰り機だけがポッンと残っている。
初期投資がいくらかは知る由もないが、廃業にまで「追い銭」がかかる現状、売れるモノがあれば足しにしたい。
業者の「これなら・・ひょっとすると・・」の一言が機械を生き残らせ、命を与えることとなりました。


馴れない準備機械だが、機械なら何とかなると思いながら、分割に取り掛かりましたが、「錆び」がいつもと違う?
中古機械は、使っていれば、それなりの汚れや錆びは当然で、「想定内」として整備する。

ところが、この機械。上と言うかホコリの溜まる部分だけが錆びている。それも極端な?錆び。
シャフトも上半分が赤色で、下の方には油っ気も残っている。塩分ホコリが原因と考えられる。

業者は「浜どこだから」って簡単に言う。「おい、おい」って言いたい気分だが、話は進んでいる。
確かに、海岸沿いの機械は錆びやすいって知識や経験はあるけれど、一言言って欲しかった。

安い価格に乗った自分も悪いが、安く世話できればお客さんが喜ぶのも知っている。
只、それなりの?中古機でも、確実に稼働し仕事が出来ることが「当然の条件」となる。

機能の方は、部品交換や整備で、ドウとでも仕事の出来る様にはできるが、やはり「見た目」も大切。
「きったね~」なんて言われたくない。その為には、清掃や汚れ落としの整備がある。

ワイヤーブラシにペーパー仕上げ、それでも隠せない?処は再塗装で仕上げなければならない。
エライ「手間仕事」が増える。コリ出したらキリがない。「あ~小型機でよかった」自分で自分を諌める。

業者に作業料と世話賃で3万円。客先10万でのお世話では自分の手間賃で真っ赤っか!!!

「安物買いの銭失い」やはり、職人ふぜいが商売すればロクなことはない。全部、自分のかぶり仕事。

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