三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月4日 嫁に出す。

2013-07-04 | メンテナンスお気楽日記
何年か?まえから、自分で組み立てる機械が多くなった。
中古機械から、部品取りで1・2・3・4・6錘の小型機を組み立てる。

以前なら、産業機械の販売とメンテナンスだから、工場に入っている機械を整備するだけ。
大半の場合は12錘×何台のワインダーを整備・修理して同じ状態にするのが仕事。

ところが、現在の問い合わせは1・3・6錘の世界。使用糸も違えば仕様条件も違う。
もちろん新品機械の製作も中止されているので、希望条件の機械はマズない。

うちの場合は同一タイプの中古機械がそろっているとのことで、イイとこ取りの
小型機の製作。オリジナル仕様。言い換えれば寄せ集めで組み立てる小型機対応。

部品選びも在庫があるから、簡単といえば簡単なのだが、小型機ゆえの低価格、
仲間に声をかけることも出来ず、一人でコツコツ倉庫仕事となる。

まだ納品先が近くならイイが、ネットのおかげ?で旅先からの問い合わせが多い。
まして小型機の場合は、修理依頼も部品注文も極端に少ないと考えた方がイイ。

せっかく?手塩にかけた機台を二度と見れないことの方が多い。
メンテナンス仕事では、工場のトイレの様子まで解っているのに、まったくの別世界。

作家が自分の作品を売るときの気持ちは聞いたこともないが、一抹の寂しさは感じる。
でも、売れなければ飯は食えない。売れてこその仕事だとも理解している。

ま、いつかまた会えるチャンスを期待して「嫁に出す」気持ちで作っています。
現在、倉庫にいる娘たちは、京都・兵庫・和歌山へ嫁ぐ予定です。


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