三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月3日 ペダル駆動の紡ぎ装置?

2016-06-02 | メンテナンスお気楽日記


さて、何の機械でしょうか?多分、足踏みペダルで動く、「糸紡ぎ装置」だと思われます。

撚った糸を、カセ枠に巻き上げると思われる装置も付いています。しかし、肝心の撚りを掛ける仕組みが
解りません。以前にも同じような装置を見つけた事もありましたが、持ち主のばあちゃんでさえ「使った
こともない。子供の頃、女工さんがいっぱい並んでいた」とぐらいしか、記憶にないと言う。

その時も、けっこう考えたが、結局「何か、他の部品がなければ撚りが掛からない」と諦めました。
その機械と同じような装置が、今日、廃業幡屋の二階部屋から出てきた。


事の起こりは、又また?「スリ輪駆動の糸繰りを探して欲しい」から始まります。
情報は、客先の撚糸屋のおやじから「あそこの工場の二階には、古い木製機械が片づけていない」の一言

さっそく、紹介してもらい工場を尋ねました。一般織物工場へは、ここ4・5年前からのお付き合いなので
知らない工場でした。まして廃業していれば、解るハズもない。

工場一階はさっぱりと整理されていたが、急な階段を二階に登れば、木製の整経機や糸繰り機がそのまま。
四つ枠もあります。管巻き機や何に使うのか解らない装置?がホコリを被っています。

糸繰り機には竹製のカセ輪が付いたままです。モーターは付いていません?動力は一階工場から布ベルトで
駆動していたとの事。二階を整理するには、それなりの覚悟?が必要だとの話でした。


ともかく、探していたスリ輪駆動で四つ枠に糸を巻く機械はありました。でも、今探しているのは12錘程度の
機械です。20錘機?が3台ありましたが、必要な部分だけをお世話する事となります。

後の整理の相談にも乗ってあげたいが、木製機械や紋紙整理は、完全に産業産廃品あつかいとなります。
クズ鉄ならば、トントンにする方法もあるけれど、どう考えても「持ち出し予算」になります。

もし、今探している機械が売れたとしても、さらに追い銭をかけて整理するか?そのままの状態で残すか?
工場主にとっては難しい選択です。整理はしたい!でも、・・・・


足踏みペダル式の糸紡ぎ装置は一度倉庫に持ち帰って、じっくりと研究してみる予定です。
糸を紡ぐ事ができるか?ゴミになる?かは、神のみぞ知る。その時は又、ブログにアップします。

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